感謝なき者入るべからず! 恐怖の食林寺‼
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「それより、トミナガに小島にゴスロリよ」
「あっ、いや、あの~……全然名前違います……」
「トリコに小松に瑞貴です。というか、それファッションの名前です!」
「足元に気を付けたほうがええぞ」
「「「足元?」」」
私のツッコミをスルーした珍師範に言われ、私たちは足元を見てみると……確かに足場があるはずなのに、いつの間にか足元は崖となっていて側面のあちこちには木の根まであった。
「「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ!!」」」
「なんだこりゃー!?」
「地面が消えてますー!」
「でも落ちてない!? 私たち浮いてる!?」
「『消える樹海』……雲隠れ割烹と同じ素材の草や木や土で形成された森じゃ。」
私の環境適応能力が通用しない……? いや森たちはただ隠れているだけで、私を惑わせようとしているわけじゃないからかな。
「まっ、巨大な太巻きで森を食い散らかす……礼儀のないお主らには見えぬ森かもしれんな」
「「ええええっ!?」」
「ひょっとして、あんたが恵方巻を!?」
「う~ん、太巻き自体はなかなかうまかったぞ? いや~マダムフィッシュたまらんかったのう。ドドリアンボムも臭過ぎるけど最高だった!」
「待て待て! じゃあ、樹海をくり抜いたのも――」
「トリコさん、瑞貴さん。あれってひょっとしたら、僕らに見えなかっただけじゃないですか?」
「あ?」
「小松さん、どういうこと?」
「フフフフッ。試しに眺めるといい……『感謝』と『敬意』を込めた眼差しで、目の前のこの景色をな」
「感謝と敬意って言われても……」
「「…………」」
なんのことだかと言うトリコに、私たちはふと雲隠れ割烹に入る前のことを思い出した。
『合掌、そして一礼じゃ』
あの珍師範の言葉により穏形樹で作られた店に入れたなら、同じことをすれば珍師範が言う景色も見えるかも!
「合掌ですよ、トリコさん!」
「感謝を込めて!」
「見えるかもしれんぞ。お主らが辿り着きたかった場所が」
「えっ? ハッ? ん?」
私と小松さんがすでに合掌して目を閉じていたら、トリコもまた戸惑いながらも同じことをしたんだろう。目は閉じてても耳は塞がれてないから手を合わす音が聞こえたからね。――感・謝!
感謝を込めて一礼して目を開けると、さっきまでなかった地面が見えるようになった。そして……珍師範の前に、本当に何もなかったはずの階段があった!
「「「ええぇぇえええ!?」」」
私たちは驚きの声を上げながら階段を辿って目線を上にすれば、『食林寺』と書かれた看板もあった。
「こ、これは!」
「まさか!」
「私たちが目指していた場所!」
「フフフフフッ。やっと見えたか……ようこそ、作法の寺・食林寺へ」
珍師範が立ち止まっていたのは、ただ話をするためだけじゃなく、目的地の場所である食林寺に着いたからだったんだ。
「あっ、いや、あの~……全然名前違います……」
「トリコに小松に瑞貴です。というか、それファッションの名前です!」
「足元に気を付けたほうがええぞ」
「「「足元?」」」
私のツッコミをスルーした珍師範に言われ、私たちは足元を見てみると……確かに足場があるはずなのに、いつの間にか足元は崖となっていて側面のあちこちには木の根まであった。
「「「わああぁぁあああ/みぎゃあぁぁあああ!!」」」
「なんだこりゃー!?」
「地面が消えてますー!」
「でも落ちてない!? 私たち浮いてる!?」
「『消える樹海』……雲隠れ割烹と同じ素材の草や木や土で形成された森じゃ。」
私の環境適応能力が通用しない……? いや森たちはただ隠れているだけで、私を惑わせようとしているわけじゃないからかな。
「まっ、巨大な太巻きで森を食い散らかす……礼儀のないお主らには見えぬ森かもしれんな」
「「ええええっ!?」」
「ひょっとして、あんたが恵方巻を!?」
「う~ん、太巻き自体はなかなかうまかったぞ? いや~マダムフィッシュたまらんかったのう。ドドリアンボムも臭過ぎるけど最高だった!」
「待て待て! じゃあ、樹海をくり抜いたのも――」
「トリコさん、瑞貴さん。あれってひょっとしたら、僕らに見えなかっただけじゃないですか?」
「あ?」
「小松さん、どういうこと?」
「フフフフッ。試しに眺めるといい……『感謝』と『敬意』を込めた眼差しで、目の前のこの景色をな」
「感謝と敬意って言われても……」
「「…………」」
なんのことだかと言うトリコに、私たちはふと雲隠れ割烹に入る前のことを思い出した。
『合掌、そして一礼じゃ』
あの珍師範の言葉により穏形樹で作られた店に入れたなら、同じことをすれば珍師範が言う景色も見えるかも!
「合掌ですよ、トリコさん!」
「感謝を込めて!」
「見えるかもしれんぞ。お主らが辿り着きたかった場所が」
「えっ? ハッ? ん?」
私と小松さんがすでに合掌して目を閉じていたら、トリコもまた戸惑いながらも同じことをしたんだろう。目は閉じてても耳は塞がれてないから手を合わす音が聞こえたからね。――感・謝!
感謝を込めて一礼して目を開けると、さっきまでなかった地面が見えるようになった。そして……珍師範の前に、本当に何もなかったはずの階段があった!
「「「ええぇぇえええ!?」」」
私たちは驚きの声を上げながら階段を辿って目線を上にすれば、『食林寺』と書かれた看板もあった。
「こ、これは!」
「まさか!」
「私たちが目指していた場所!」
「フフフフフッ。やっと見えたか……ようこそ、作法の寺・食林寺へ」
珍師範が立ち止まっていたのは、ただ話をするためだけじゃなく、目的地の場所である食林寺に着いたからだったんだ。