合掌一礼! 美食人間国宝・珍鎮々登場‼
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「星米です。ひと粒ずつ洗ってひと粒ずつ炊くことで、星のように輝く米」
「食べるときは米を凝視して瞬きしないで食べないとダメだからな」
「ま、眩し過ぎて見てられません……!」
「逆に目を傷めることになりそう……!」
「耐えろ! 耐えるんだ小松! 瑞貴!」
千流さんの言った通り星米が昼間だというのに明るく輝いている。絶対に食べようと私たちは目を見開くくらいがんばって開けたんだけど……。
ボシュ……。
「「「あー!」」」
思わず瞬きしてしまい、星米は真っ黒になってとても食べられない状態になってしまった……。
――それから私たちは続々来る料理を食べられたり、食べられなかったり、その繰り返しだった。しかも食べられないほうが多く、ついに雲隠れ割烹の料理・全種類が出され終えた。
「「「ごちそうさまでした……あー!」」」
手を合わせて挨拶したあと、普段使わない神経を研ぎ澄ませて力尽きた私たち。トリコと小松さんは腕を伸ばしてうしろに倒れ、私は両手をうしろについて座ったまま顔を天井に見上げた。
「ほとんど食べられなかったー!」
「どの食材も調理が大変なモノばかり……」
「何より食べるのがこんなに難しいって……」
「それが、この店の食材なんです」
雲隠れ割烹が穏形樹でロストフォレストに建てられたこと、食の礼儀作法が必要なこと……いろいろと納得したので小松さんとトリコは起き上がり、私は再び正座をして姿勢を正す。
「ここまで繊細な食材です。保管だけでも相当神経をすり減らしますよね……」
「ああ。この店が都会じゃ営業できない理由がわかった。だが、手間がかかる分だけうまい!」
「そんな繊細な食材を調理した千流さんの腕前には、感服してしまいます!」
「ありがとうございます」
「本当に上品で洗練された料理ばかりだ……。できれば……全部味わいたかった~……」
「はい~……」
「そうだね~……」
「――ガツガツ! ズズッ……!」
「「「えっ?」」」
大雑把に食べる音が聞こえて振り向くと、最初からいたあの謎の客がガッツくように食べていた。小松さんや私やトリコがあんなに苦労したのに、まるでモノともしないみたいに……!
「あ、あんなに勢いよく……!」
「でも……!」
「全部食えてる……!」
「ごちそうさまでした」
ついに最後のひと口を食べ終えたのか、謎の客は器をちゃぶ台に置いて食後の挨拶をした。
「か、完食した!」
「まっ、当然でしょうね」
「えっ!?」
驚く千輪とは反対に、千流さんはあの人が完食できて当たり前というように言った。もしかして知り合いなのかな? ここの常連さんとか?
「大昔の大自然には、このような食材しかなく、食の作法を極めなければ誰もが餓死する……そんな時代があったらしい。その時代なら死んでるぞ? ――トミコと小池とバドミントンよ」
「トミコ……小池……バドミントン?」
「だ、誰?」
「スポーツの名前もあったけど……ま、まさか私たちのこと?」
小松さんは『小池』、トリコは『トミコ』なんだろうけど、私は『バドミントン』……なんでそうなる!?
「料理の腕を上げたな」
「ありがとうございます! 珍師範!」
「し、『師範』って……?」
「あのお方こそ、食林寺の師範。そして美食人間国宝の一人・珍鎮々師です」
「「「「ええっ!?」」」
「こ、この人が、珍……!」
「鎮々……!」
千流さんから紹介された謎の客が美食人間国宝の一人と知って、千輪や小松さんを含む私たちは盛大に驚いた。
節乃さんと同じ世界に四人しかいないという美食人間国宝……まさか食林寺の師範だったなんて!
「食べるときは米を凝視して瞬きしないで食べないとダメだからな」
「ま、眩し過ぎて見てられません……!」
「逆に目を傷めることになりそう……!」
「耐えろ! 耐えるんだ小松! 瑞貴!」
千流さんの言った通り星米が昼間だというのに明るく輝いている。絶対に食べようと私たちは目を見開くくらいがんばって開けたんだけど……。
ボシュ……。
「「「あー!」」」
思わず瞬きしてしまい、星米は真っ黒になってとても食べられない状態になってしまった……。
――それから私たちは続々来る料理を食べられたり、食べられなかったり、その繰り返しだった。しかも食べられないほうが多く、ついに雲隠れ割烹の料理・全種類が出され終えた。
「「「ごちそうさまでした……あー!」」」
手を合わせて挨拶したあと、普段使わない神経を研ぎ澄ませて力尽きた私たち。トリコと小松さんは腕を伸ばしてうしろに倒れ、私は両手をうしろについて座ったまま顔を天井に見上げた。
「ほとんど食べられなかったー!」
「どの食材も調理が大変なモノばかり……」
「何より食べるのがこんなに難しいって……」
「それが、この店の食材なんです」
雲隠れ割烹が穏形樹でロストフォレストに建てられたこと、食の礼儀作法が必要なこと……いろいろと納得したので小松さんとトリコは起き上がり、私は再び正座をして姿勢を正す。
「ここまで繊細な食材です。保管だけでも相当神経をすり減らしますよね……」
「ああ。この店が都会じゃ営業できない理由がわかった。だが、手間がかかる分だけうまい!」
「そんな繊細な食材を調理した千流さんの腕前には、感服してしまいます!」
「ありがとうございます」
「本当に上品で洗練された料理ばかりだ……。できれば……全部味わいたかった~……」
「はい~……」
「そうだね~……」
「――ガツガツ! ズズッ……!」
「「「えっ?」」」
大雑把に食べる音が聞こえて振り向くと、最初からいたあの謎の客がガッツくように食べていた。小松さんや私やトリコがあんなに苦労したのに、まるでモノともしないみたいに……!
「あ、あんなに勢いよく……!」
「でも……!」
「全部食えてる……!」
「ごちそうさまでした」
ついに最後のひと口を食べ終えたのか、謎の客は器をちゃぶ台に置いて食後の挨拶をした。
「か、完食した!」
「まっ、当然でしょうね」
「えっ!?」
驚く千輪とは反対に、千流さんはあの人が完食できて当たり前というように言った。もしかして知り合いなのかな? ここの常連さんとか?
「大昔の大自然には、このような食材しかなく、食の作法を極めなければ誰もが餓死する……そんな時代があったらしい。その時代なら死んでるぞ? ――トミコと小池とバドミントンよ」
「トミコ……小池……バドミントン?」
「だ、誰?」
「スポーツの名前もあったけど……ま、まさか私たちのこと?」
小松さんは『小池』、トリコは『トミコ』なんだろうけど、私は『バドミントン』……なんでそうなる!?
「料理の腕を上げたな」
「ありがとうございます! 珍師範!」
「し、『師範』って……?」
「あのお方こそ、食林寺の師範。そして美食人間国宝の一人・珍鎮々師です」
「「「「ええっ!?」」」
「こ、この人が、珍……!」
「鎮々……!」
千流さんから紹介された謎の客が美食人間国宝の一人と知って、千輪や小松さんを含む私たちは盛大に驚いた。
節乃さんと同じ世界に四人しかいないという美食人間国宝……まさか食林寺の師範だったなんて!