合掌一礼! 美食人間国宝・珍鎮々登場‼
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「あっ! なんだ、今の!?」
「うまみが逃げました……」
「何っ!?」
「昆布酒は飲むときに決まった所作がありまして、それを怠るとうまみが蒸発してしまうんです」
「え~!? マジかよ~!?」
「ちなみに、所作にはかなりの根気が必要なんだ~」
「なるほど、『特集賞味食材』でもあるんですね……」
「緊張する……」
千流さんと千輪の説明を聞いて、小松さんと私は恐る恐ると静かに昆布酒が入ったお猪口を手に取った。
「水面(ミナモ)を荒げてはなりません。心を穏やかに……器をそっと口元へお運びください。ゆっくり……」
――あれから20分経った。小松さんは胸元に、私は顔の前にようやく運ぶことができた。でも限界は正直言って近いんだけどね!
「も、もうダメかも……」
「深呼吸して落ち着け、小松!」
「スゥ~……ハァ~……」
フォ……。
「あっ!」
「ワリィ……」
小松さんが深呼吸をした途端、水面(ミナモ)が揺れてうまみが逃げてしまった。トリコは自分が余計なアドバイスしたせいでと思って申し訳なさそうに謝る。残ったのは私だけ……。
「っ……」
「がんばってください、瑞貴さん!」
「あとちょっとだ!」
なんとか口の近くまで運ぶことができたので、あとは昆布酒を口の中に入れるだけ……。
フォ……。
「「「あっ……」」」
最後のひと息というところで、どこか安心してしまったのか水面(ミナモ)に余計な動きを入れてしまった……。
「次はサンシャインチーズです。常に太陽の光を当てながらお召し上がりください」
「光に当ててないとカチカチになっちゃうからな」
「じゃあ窓のそばにいこうか」
「これならいけそうですね!」
「あれ? ヤバい! 雲が!」
「「「あむっ!」」」
窓の近くに行って味わいながら食べようとしたけど、太陽が雲に隠れようとしたのでその前に私たちは丸ごと口の中に入れた。
「「うめ~!」」
「おいしいっ!」
ただチーズを出しただけじゃなく、千流さんの調理法が加わっているせいかとてもおいしい!
「ミリオントマトです。千枚ある皮膜を一枚ずつ丁寧に剥いであります」
「潰れやすいから優しくつまむんだ」
「そ~っと……」
プチッ。
「あっ! しまった!」
プチッ。
「ああっ! 全然力入れたつもりなかったのに!?」
二人がつまんで食べようとしたら失敗したので、私はミリオントマトのそばに手を添えて、もう片方の手の指でチョンとミリオントマトを手の平に乗せた。そして手に乗ったのを確認すると口にそのまま入れる。
「んむっ……とっても瑞々しくてフルーティーな味がする!」
「あっ! なんかズリィぞ!」
「まさかそんな方法で食べるなんて……」
トリコや小松さんのようにつまんで食べなかったせいか、千輪には叫ばれ、千流さんには苦笑された。食べれたのになんか複雑。
「うまみが逃げました……」
「何っ!?」
「昆布酒は飲むときに決まった所作がありまして、それを怠るとうまみが蒸発してしまうんです」
「え~!? マジかよ~!?」
「ちなみに、所作にはかなりの根気が必要なんだ~」
「なるほど、『特集賞味食材』でもあるんですね……」
「緊張する……」
千流さんと千輪の説明を聞いて、小松さんと私は恐る恐ると静かに昆布酒が入ったお猪口を手に取った。
「水面(ミナモ)を荒げてはなりません。心を穏やかに……器をそっと口元へお運びください。ゆっくり……」
――あれから20分経った。小松さんは胸元に、私は顔の前にようやく運ぶことができた。でも限界は正直言って近いんだけどね!
「も、もうダメかも……」
「深呼吸して落ち着け、小松!」
「スゥ~……ハァ~……」
フォ……。
「あっ!」
「ワリィ……」
小松さんが深呼吸をした途端、水面(ミナモ)が揺れてうまみが逃げてしまった。トリコは自分が余計なアドバイスしたせいでと思って申し訳なさそうに謝る。残ったのは私だけ……。
「っ……」
「がんばってください、瑞貴さん!」
「あとちょっとだ!」
なんとか口の近くまで運ぶことができたので、あとは昆布酒を口の中に入れるだけ……。
フォ……。
「「「あっ……」」」
最後のひと息というところで、どこか安心してしまったのか水面(ミナモ)に余計な動きを入れてしまった……。
「次はサンシャインチーズです。常に太陽の光を当てながらお召し上がりください」
「光に当ててないとカチカチになっちゃうからな」
「じゃあ窓のそばにいこうか」
「これならいけそうですね!」
「あれ? ヤバい! 雲が!」
「「「あむっ!」」」
窓の近くに行って味わいながら食べようとしたけど、太陽が雲に隠れようとしたのでその前に私たちは丸ごと口の中に入れた。
「「うめ~!」」
「おいしいっ!」
ただチーズを出しただけじゃなく、千流さんの調理法が加わっているせいかとてもおいしい!
「ミリオントマトです。千枚ある皮膜を一枚ずつ丁寧に剥いであります」
「潰れやすいから優しくつまむんだ」
「そ~っと……」
プチッ。
「あっ! しまった!」
プチッ。
「ああっ! 全然力入れたつもりなかったのに!?」
二人がつまんで食べようとしたら失敗したので、私はミリオントマトのそばに手を添えて、もう片方の手の指でチョンとミリオントマトを手の平に乗せた。そして手に乗ったのを確認すると口にそのまま入れる。
「んむっ……とっても瑞々しくてフルーティーな味がする!」
「あっ! なんかズリィぞ!」
「まさかそんな方法で食べるなんて……」
トリコや小松さんのようにつまんで食べなかったせいか、千輪には叫ばれ、千流さんには苦笑された。食べれたのになんか複雑。