合掌一礼! 美食人間国宝・珍鎮々登場‼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何度か進んで行くと……茂みの向こうに『雲隠れ割烹』と大きな縦看板がかけられた店があった。
「トリコ、小松さん、これって!」
「雲隠れ割烹!?」
「あのどこにあるかわからず見つけるのが困難って言われる、伝説の料亭!?」
「ああ! 店のランク・星の数は十個の十星料亭だ! よっしゃ小松! 瑞貴! 入ろう! とりあえず入ろう!」
「あっ、はい! でも、恵方巻を横取りした人はいいんですか?」
「腹が減っては戦はできぬってな! まずはなんか食おうぜ!」
「とりあえず何か食べたいんだね……。さっきまで果てしなく恵方巻食べてたよね?」
「あっ、でも予約ナシで入れるんですか?」
「大丈夫だろ! てか、雲隠れだからアポ取れねぇんじゃね?」
「いやいや、十星と言われるんだから知る人ぞ知って予約取ってると思うけど」
とにかく十星と呼ばれる雲隠れ割烹の料理が食べたいということで、真っ先に駆け出したトリコに私たちは続いた。私もここの料理はとても興味あるしね。
さっそく軽い階段を上がって『食義』と書かれた暖簾の前に立つと、その迫力と伝統の重さが伝わってくる。
「ち、近くで見るとおごそかと言うか、なんと言うか……」
「これも十星のランクを持つ迫力って奴かな?」
「中から上品でうまそうな匂いが漂ってくるな~!」
ガラッ。
「こんちわー!」
「すみませーん!」
「お邪魔しまーす!」
「「「!」」」
トリコがさっそく引き戸を開けたけど、その先は店の中どころか雲隠れ割烹自体が消えてしまった。
「店が、消えた?」
「で、でも、確かにさっき店はあったよね?」
「あっ……」
……トリコと瑞貴が消えた雲隠れ割烹に戸惑って辺りを見回す中、小松はちゃぶ台の前に座って食事をする男の背を見つけた。
「トリコさん! 瑞貴さん! だ、誰かいますよ!」
「「えっ?」」
小松さんが指差したほうを見たけど、そこには誰もいなかった。しかも示した本人である小松さんも戸惑っている。
「あれ……?」
「どこだ?」
「誰もいないけど?」
「今、そこに人が……」
《――合掌、そして一礼じゃ》
「「「えっ?」」」
知らない声に驚いていると、突然目の前に雲隠れ割烹がまた現れた。
「わー! 店がー!」
「どうなってるの!?」
「てか、今聴こえたよな!?」
「え、ええ。『合掌、そして一礼』って……」
さっきの声はトリコにも小松さんにも聴こえたってことは、私の幻聴じゃなかったみたい。ということは……。
「もしかして、この店に入るおまじないか合図なのかもしれないね」
「店に入るのにそんなのがいるのか?」
「わからないですけど……」
「一応やってみようよ」
「「「合掌、そして一礼」」」
一応やってみた私たちは顔を見合わせると、トリコがもう一度引き戸を開けてくれた。
ガラッ。
「「「おおっ!」」」
今度はさっきのように樹海の中じゃなく、ちゃんと外装通りの店内が現れた。釜戸や囲炉裏や地下へ向かう階段などがあるけど、食事する場所や厨房はきっとこの奥なんだろう。
「トリコ、小松さん、これって!」
「雲隠れ割烹!?」
「あのどこにあるかわからず見つけるのが困難って言われる、伝説の料亭!?」
「ああ! 店のランク・星の数は十個の十星料亭だ! よっしゃ小松! 瑞貴! 入ろう! とりあえず入ろう!」
「あっ、はい! でも、恵方巻を横取りした人はいいんですか?」
「腹が減っては戦はできぬってな! まずはなんか食おうぜ!」
「とりあえず何か食べたいんだね……。さっきまで果てしなく恵方巻食べてたよね?」
「あっ、でも予約ナシで入れるんですか?」
「大丈夫だろ! てか、雲隠れだからアポ取れねぇんじゃね?」
「いやいや、十星と言われるんだから知る人ぞ知って予約取ってると思うけど」
とにかく十星と呼ばれる雲隠れ割烹の料理が食べたいということで、真っ先に駆け出したトリコに私たちは続いた。私もここの料理はとても興味あるしね。
さっそく軽い階段を上がって『食義』と書かれた暖簾の前に立つと、その迫力と伝統の重さが伝わってくる。
「ち、近くで見るとおごそかと言うか、なんと言うか……」
「これも十星のランクを持つ迫力って奴かな?」
「中から上品でうまそうな匂いが漂ってくるな~!」
ガラッ。
「こんちわー!」
「すみませーん!」
「お邪魔しまーす!」
「「「!」」」
トリコがさっそく引き戸を開けたけど、その先は店の中どころか雲隠れ割烹自体が消えてしまった。
「店が、消えた?」
「で、でも、確かにさっき店はあったよね?」
「あっ……」
……トリコと瑞貴が消えた雲隠れ割烹に戸惑って辺りを見回す中、小松はちゃぶ台の前に座って食事をする男の背を見つけた。
「トリコさん! 瑞貴さん! だ、誰かいますよ!」
「「えっ?」」
小松さんが指差したほうを見たけど、そこには誰もいなかった。しかも示した本人である小松さんも戸惑っている。
「あれ……?」
「どこだ?」
「誰もいないけど?」
「今、そこに人が……」
《――合掌、そして一礼じゃ》
「「「えっ?」」」
知らない声に驚いていると、突然目の前に雲隠れ割烹がまた現れた。
「わー! 店がー!」
「どうなってるの!?」
「てか、今聴こえたよな!?」
「え、ええ。『合掌、そして一礼』って……」
さっきの声はトリコにも小松さんにも聴こえたってことは、私の幻聴じゃなかったみたい。ということは……。
「もしかして、この店に入るおまじないか合図なのかもしれないね」
「店に入るのにそんなのがいるのか?」
「わからないですけど……」
「一応やってみようよ」
「「「合掌、そして一礼」」」
一応やってみた私たちは顔を見合わせると、トリコがもう一度引き戸を開けてくれた。
ガラッ。
「「「おおっ!」」」
今度はさっきのように樹海の中じゃなく、ちゃんと外装通りの店内が現れた。釜戸や囲炉裏や地下へ向かう階段などがあるけど、食事する場所や厨房はきっとこの奥なんだろう。