デカすぎ! プロレス技で巨大恵方巻完成!
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翌日。私たちは滝丸くんの案内でエコのりを手に入れるため、エコランドへやってきた。野原には変わったウサギがおにぎりを食べている。
「わ~! なんだかのどかな村だね~! ヒールフォレストとはまた違ったいい所!」
「この村は電気もガスも水道も通ってない。村の人たちは100パーセント大自然からの恵みだけ暮らしているんです」
「それでエコランドって言うんですね」
「自然と共に、自然のままに、どこよりも地球と生き物に優しい村なんです」
「「へ~」」
「――くらぁ!!」
大声が聞こえて私たちは振り向くと、さっきのウサギたちに向かって泥団子のような爆弾を投げている人がいた。
「このバカ野良ウサギ共がー! いつもわしのメシを盗みやがってーバカタレがー! おにぎり返せ! バカ――ッ!!」
(全然優しくない人がいる……)
おにぎりを盗まれたからって爆弾を投げるから、小松さんがさっきと打って変わって微妙な表情をその人に向けていた。すると視線に気づいたのか、あの人はこちらに顔を振り向くと小松さんに向かって指差した。
「何見とんじゃ貴様ー! バカがー!」
「あー! いやいや、ババババカじゃないですー!」
「って、あれ? モンチーさん? えっ?」
小松さんに怒鳴っている中、私は目の前の人がモンチーさんと風貌が似ていると思った。でも髪は白髪だし、マスクもどこか違うような……。
「ノンチー村長! ご無沙汰してます!」
「おー滝丸かー! どうしたー!?」
「ちょっと、用があって」
「えっ? モンチーさんじゃ……?」
「でも滝丸くん、『ノンチー』って言ってたよね? それに村長って……」
ノンチーさんにそっくりな挙句、ウサギに爆弾を投げるという自然に優しくない人がこの村の村長? 小松さんと私は思わず顔を見合わせた。
――私たちはノンチーさんに自宅へ招待してもらい、この辺で取れた食材で作った料理をごちそうになっている。事情を話し終えたときにはもう夕方になっていたけどね。
「ワッハッハッハッ! そうかそうか! モンチーの奴がそんな注文をな! バカかぁ、あいつ!」
「村長さん。モンチーさんを知ってるんですか?」
「モンチーはノンチー村長の双子の弟なんだと」
「どうりでそっくりなわけね」
「本当は五つ子だけどな」
「「「「えっ!?」」」」
「そうなの!?」
トリコからの情報に納得した矢先、新たな新事実に滝丸くんを始め私たちは驚いて目を見開いた。ということは、モンチーさんが『アホ』、ノンチーさんが『バカ』が口癖のように、他の兄弟も悪口が口癖とか……?
「ンなぁバカバカしいことはどーだっていい! さあ今夜は宴だ! どんどん食べろ!」
ピー!
湯が沸いた音が聞こえて振り向いたら、普通にガスコンロの火でヤカンの水が沸いている。でも確かこの村って……。
「あれ、村長さん? この家ガスが通ってるんですか?」
「バカかお前は! まーったく通っておらんわ!」
「えっ!? じゃあなんで今……」
小松さんも私と同じことを思ってノンチーさんに聞いたら、ガスコンロの下を指差した。そこにはお尻に付いているホースがガスボンベに繋がっている動物がいる。
「エコエコスカンクじゃ。こいつのオナラからガスを分けてもらってるんじゃよ」
「へー」
「他にも水道は貯水ナマコじゃ。重宝するぞ。簡単な火が欲しいときもファイヤーマリモ。洗って干せばなーん回でも使えるんじゃ!」
川の水に10秒浸すだけで最大30リットルの水を浄水して溜め込むがことができるナマコに、こすると発火し最長40分は燃え続けるマリモだ。本当に自然の力だけで生活の力に変えているんだね。