100回記念で四天王全員集合!
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「竜巻乱舞!!」
〈ガアアァァアアア!!〉
私はブレスレットを薙刀にして竜巻乱舞を放つと、ジャッカルトンビを空高く遠くに飛ばした。
「「「「「やったー!」」」」」
みんなの協力でマダムフィッシュを守ることができたので、私たちは顔を見合わせて喜び合った。
☆☆☆☆☆
……IGO本部で節乃とののがリムジンクラゲで帰るので一龍は見送りに来た。そして節乃は一龍の言葉を言いながら四天王を思い浮かべる。
「同じ食卓を囲む者たち、か。ギャーギャー言いつつ仲良くメシを食える……あいつらには希望が持てるかもしれんのぉ」
「あいつら四人でなら、あのマダムフィッシュをも捕獲できた。期待通りじゃ! しかしあの鍋池を一瞬で凍らせてくれるとは、いい弟子じゃのう、セツのん」
「ただ一人おるスタッフのののじゃ」
鍋池が凍ったのはマダムフィッシュを捕獲するため、一龍がののに頼んだのだ。節乃が彼女を紹介して背を向けると、ののは一龍に礼をした。
「次郎ちゃんにも伝えておかねばのう……イチちゃんと三虎が物別れに終わったことを……」
「…………」
そう言って節乃はののと共にリムジンクラゲに乗り込みに歩き出した。同じ美食神・アカシアの弟子である次郎に二人のことを報告するために。
☆☆☆☆☆
マダムフィッシュを釣り上げて、ジャッカルトンビを追い払って、めでたしめでたし……と言いたいんだけど。
「俺のボイスミサイルが効いたおかげだろ! だから俺が食う!」
「アホ言え! 俺の髪(ヘア)パンチが決め手だし!」
「僕も毒で動きを封じたけど?」
「最後に吹っ飛ばしたのは瑞貴だし! それにそもそもこの場所は小松が見つけたんだし!」
「いや、みんなのおかげだって。あのすばしっこさは私一人じゃどうなるかわからなかったよ」
「僕もジャッカルトンビに襲われたら一環の終わりでしたからね……」
「まあ……」
「「「「「ん?」」」」」
口から出たヨダレを拭うトリコが声を出すと、私たちは思わず顔を向けた。サニーとゼブラもやっとケンカが終わったみたいだし。
「まあとにかく食おうぜ!」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってください! トリコさん!」
「えっ?」
「恵方巻の具材にするんじゃなかったの!?」
「おおっ、少し残しとかなきゃな!」
「少しって! トリコさーん!」
「こりゃ最初から確保するしかないね……」
みんなで捕獲できたマダムフィッシュを食べるのは異論ないけど、私たちの本当の目的は恵方巻だ。何も対策をしていなかったら絶対にガララワニと同じ結末になる気がする……。
「おい、瑞貴。俺の告白忘れんなよ」
「わみゃ!?」
小声で話しかけてきたゼブラだけど、今の喜ばしい雰囲気から一気に告白されたことを思い出した私は肩を跳ねた。
そのことについて詳しく話をするため私たちはその場から少し離れる。幸い他のみんなはマダムフィッシュに夢中で気づいていない。
「やっぱりあれ、告白だったんだ……」
「『俺の女になれ』っていうのが、他に何があるんだ」
「いやでも、私はゼブラが気に入る要素なんてどこにも……」
「フンッ。ハニープリズンで初めて会ったときから俺にビビらずマトモに対応してきただけで、キッカケは充分だろ」
「そんなに前から!?」
「あとはお前の全てに惚れた。それだけだ」
だって恋愛とかに興味なさそうだし、それに義理堅いゼブラが私のことを好きって……――ん? あっ、ラブ所長に怒られる! もしくは絶交される!? ゼブラのことは好きだけど恋愛の好きじゃないから、ラブ所長との友情も含めてここは断るしかない!
「言っとくが、答えはあの所長のことを抜きで答えろよ」
「お、お見通しですか……」
「今はまだ俺に気がないならそれで構わねぇ。だが……――振り向かせるまでだ」
「えー!?」
〈ガアアァァアアア!!〉
私はブレスレットを薙刀にして竜巻乱舞を放つと、ジャッカルトンビを空高く遠くに飛ばした。
「「「「「やったー!」」」」」
みんなの協力でマダムフィッシュを守ることができたので、私たちは顔を見合わせて喜び合った。
☆☆☆☆☆
……IGO本部で節乃とののがリムジンクラゲで帰るので一龍は見送りに来た。そして節乃は一龍の言葉を言いながら四天王を思い浮かべる。
「同じ食卓を囲む者たち、か。ギャーギャー言いつつ仲良くメシを食える……あいつらには希望が持てるかもしれんのぉ」
「あいつら四人でなら、あのマダムフィッシュをも捕獲できた。期待通りじゃ! しかしあの鍋池を一瞬で凍らせてくれるとは、いい弟子じゃのう、セツのん」
「ただ一人おるスタッフのののじゃ」
鍋池が凍ったのはマダムフィッシュを捕獲するため、一龍がののに頼んだのだ。節乃が彼女を紹介して背を向けると、ののは一龍に礼をした。
「次郎ちゃんにも伝えておかねばのう……イチちゃんと三虎が物別れに終わったことを……」
「…………」
そう言って節乃はののと共にリムジンクラゲに乗り込みに歩き出した。同じ美食神・アカシアの弟子である次郎に二人のことを報告するために。
☆☆☆☆☆
マダムフィッシュを釣り上げて、ジャッカルトンビを追い払って、めでたしめでたし……と言いたいんだけど。
「俺のボイスミサイルが効いたおかげだろ! だから俺が食う!」
「アホ言え! 俺の髪(ヘア)パンチが決め手だし!」
「僕も毒で動きを封じたけど?」
「最後に吹っ飛ばしたのは瑞貴だし! それにそもそもこの場所は小松が見つけたんだし!」
「いや、みんなのおかげだって。あのすばしっこさは私一人じゃどうなるかわからなかったよ」
「僕もジャッカルトンビに襲われたら一環の終わりでしたからね……」
「まあ……」
「「「「「ん?」」」」」
口から出たヨダレを拭うトリコが声を出すと、私たちは思わず顔を向けた。サニーとゼブラもやっとケンカが終わったみたいだし。
「まあとにかく食おうぜ!」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってください! トリコさん!」
「えっ?」
「恵方巻の具材にするんじゃなかったの!?」
「おおっ、少し残しとかなきゃな!」
「少しって! トリコさーん!」
「こりゃ最初から確保するしかないね……」
みんなで捕獲できたマダムフィッシュを食べるのは異論ないけど、私たちの本当の目的は恵方巻だ。何も対策をしていなかったら絶対にガララワニと同じ結末になる気がする……。
「おい、瑞貴。俺の告白忘れんなよ」
「わみゃ!?」
小声で話しかけてきたゼブラだけど、今の喜ばしい雰囲気から一気に告白されたことを思い出した私は肩を跳ねた。
そのことについて詳しく話をするため私たちはその場から少し離れる。幸い他のみんなはマダムフィッシュに夢中で気づいていない。
「やっぱりあれ、告白だったんだ……」
「『俺の女になれ』っていうのが、他に何があるんだ」
「いやでも、私はゼブラが気に入る要素なんてどこにも……」
「フンッ。ハニープリズンで初めて会ったときから俺にビビらずマトモに対応してきただけで、キッカケは充分だろ」
「そんなに前から!?」
「あとはお前の全てに惚れた。それだけだ」
だって恋愛とかに興味なさそうだし、それに義理堅いゼブラが私のことを好きって……――ん? あっ、ラブ所長に怒られる! もしくは絶交される!? ゼブラのことは好きだけど恋愛の好きじゃないから、ラブ所長との友情も含めてここは断るしかない!
「言っとくが、答えはあの所長のことを抜きで答えろよ」
「お、お見通しですか……」
「今はまだ俺に気がないならそれで構わねぇ。だが……――振り向かせるまでだ」
「えー!?」