100回記念で四天王全員集合!
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「告白、だと思います。ゼブラさんは瑞貴さんのことが好きなんですよ」
「そ、そっか……」
まさかココさんだけでなく、ゼブラまで私のことが好きだったなんて全然気づかなかった……でもちゃんと二人に答えを出さないとね!
……改めて意識したのか頬を赤く染める瑞貴を見て、小松は多少複雑だが正々堂々と戦おうと誓ったため本当のことを教えたことに悔いはなかった。――そして、自分もいつか瑞貴に想いを伝えようと決めて。
☆☆☆☆☆
……トリコとリンのペアはまだ釣れていないが、トリコは嗅覚以外にも釣りで自信満々なテクニックがあるのだ。
「見てろよ、リン。餌を揺らして魚の目を引く。『誘い』のテクには自信あるぜ」
「てか、ウチが誘われてメロメロだしー!」
どうやらリンはすっかりいつもの調子に戻ったようだ。
チャプン。
「「おっ/あっ!」」
「キタ――ッ!!」
浮きが沈んだのを確認すると、トリコは持ち前の力で一気に引き上げた。重さからしてこれは大物だと信じて……。
「「えっ……」」
釣り上げたのは確かに大物だが、全体が黄色で顔が丸い小さなサングラスのような模様を持つオッサンのような変な魚だった。
「何?これ?」
「ア……アハハハ……」
マダムフィッシュ以外の魚が釣れる可能性も確かにあったが、意表を斜めに突かれた気がしてトリコが呆然とすると、さすがにリンもフォローする気が起きなかったようだ。
☆☆☆☆☆
……あれからずいぶん時間が経った。現在のポイントでは釣れないと行動を起こす者たちもいる。
「キモ――ッ!! もう場所移動だ! 場所移動!」
サニーは何故か変な魚ばかり釣ってしまうので、現在のポイントで釣り続けることに耐えきれなかった
「う~ん……。この辺りなら成功率60パーセントはいきそうだな」
ココは占いをしつつ成功率が高い場所へと移動するが、どうもイマイチうまく釣れないようだ。
「ジュル……チョーシに乗った罰だ。さーてと、それらしき魚の影は……もっと向こうか」
ゼブラは先ほど打ち上げた魚を全て食い付くし、改めて魚群探知機(ボイスソナー)でマダムフィッシュらしき影を追っていた。
「動き回ってやがるな……逃がさねぇぞ」
「もう少し、電磁波の強い場所を……」
「フッ。見せてやるか。俺(レ)の直観力」
「移動するぞ、リン。さらにうまそうな匂いをするポイントへ!」
「はーい!」
……300平方キロメートルもある鍋池で、四つの組はある一ヶ所のポイントへとそれぞれ近づいていた。
「来たぜ! 奴の巣は!」
「捕獲成功確率90パーセントの場所は!」
「直観に委ねたポイントは!」
「ヨダレが止まらねぇ匂いがするのは!」
「「「「ここだ!!」」」」
「「えっ?」」
なんか大声が聞こえたので私と小松さんは釣り糸から顔を向けると、いつの間にか周りに四天王とリンちゃんが集まっていた。
「「「「食運どんだけだよ/なの、お前ら/君たち!!」」」」
「「え――っ!?」」
いきなり全員現れたかと思ったら文句を言われたので、さすがに小松さんと私は驚きの声を上げた。
「なんですか!?」
「どうしてみんなここに!?」
「この下にターゲットの巣があんだよ!」
「えー!」
「ホントですかー!?」
あの迷宮と言われるグルメピラミッドを攻略するマップを音で敷けるゼブラが言うなら、それはきっと間違いないだろう。でも場所移動なんて一回もしていないのに!?
「俺(レ)の直観がそう言ってるから、間違いね!」
「アホォ! 俺のエコーのほうが確実だ!」
「俺(レ)の直観ナメんなよ、ゼブラ! テメェ!」
「このポイントは90パーセントの確率で釣れるよ。小松くん、瑞貴ちゃん」
「いや! 俺の鼻は100パーセントって言ってるぜ!」
「ちょっと待って!」
四天王がそれぞれこのポイントが間違いないと主張していると、リンちゃんが声を上げた。
「そ、そっか……」
まさかココさんだけでなく、ゼブラまで私のことが好きだったなんて全然気づかなかった……でもちゃんと二人に答えを出さないとね!
……改めて意識したのか頬を赤く染める瑞貴を見て、小松は多少複雑だが正々堂々と戦おうと誓ったため本当のことを教えたことに悔いはなかった。――そして、自分もいつか瑞貴に想いを伝えようと決めて。
☆☆☆☆☆
……トリコとリンのペアはまだ釣れていないが、トリコは嗅覚以外にも釣りで自信満々なテクニックがあるのだ。
「見てろよ、リン。餌を揺らして魚の目を引く。『誘い』のテクには自信あるぜ」
「てか、ウチが誘われてメロメロだしー!」
どうやらリンはすっかりいつもの調子に戻ったようだ。
チャプン。
「「おっ/あっ!」」
「キタ――ッ!!」
浮きが沈んだのを確認すると、トリコは持ち前の力で一気に引き上げた。重さからしてこれは大物だと信じて……。
「「えっ……」」
釣り上げたのは確かに大物だが、全体が黄色で顔が丸い小さなサングラスのような模様を持つオッサンのような変な魚だった。
「何?これ?」
「ア……アハハハ……」
マダムフィッシュ以外の魚が釣れる可能性も確かにあったが、意表を斜めに突かれた気がしてトリコが呆然とすると、さすがにリンもフォローする気が起きなかったようだ。
☆☆☆☆☆
……あれからずいぶん時間が経った。現在のポイントでは釣れないと行動を起こす者たちもいる。
「キモ――ッ!! もう場所移動だ! 場所移動!」
サニーは何故か変な魚ばかり釣ってしまうので、現在のポイントで釣り続けることに耐えきれなかった
「う~ん……。この辺りなら成功率60パーセントはいきそうだな」
ココは占いをしつつ成功率が高い場所へと移動するが、どうもイマイチうまく釣れないようだ。
「ジュル……チョーシに乗った罰だ。さーてと、それらしき魚の影は……もっと向こうか」
ゼブラは先ほど打ち上げた魚を全て食い付くし、改めて魚群探知機(ボイスソナー)でマダムフィッシュらしき影を追っていた。
「動き回ってやがるな……逃がさねぇぞ」
「もう少し、電磁波の強い場所を……」
「フッ。見せてやるか。俺(レ)の直観力」
「移動するぞ、リン。さらにうまそうな匂いをするポイントへ!」
「はーい!」
……300平方キロメートルもある鍋池で、四つの組はある一ヶ所のポイントへとそれぞれ近づいていた。
「来たぜ! 奴の巣は!」
「捕獲成功確率90パーセントの場所は!」
「直観に委ねたポイントは!」
「ヨダレが止まらねぇ匂いがするのは!」
「「「「ここだ!!」」」」
「「えっ?」」
なんか大声が聞こえたので私と小松さんは釣り糸から顔を向けると、いつの間にか周りに四天王とリンちゃんが集まっていた。
「「「「食運どんだけだよ/なの、お前ら/君たち!!」」」」
「「え――っ!?」」
いきなり全員現れたかと思ったら文句を言われたので、さすがに小松さんと私は驚きの声を上げた。
「なんですか!?」
「どうしてみんなここに!?」
「この下にターゲットの巣があんだよ!」
「えー!」
「ホントですかー!?」
あの迷宮と言われるグルメピラミッドを攻略するマップを音で敷けるゼブラが言うなら、それはきっと間違いないだろう。でも場所移動なんて一回もしていないのに!?
「俺(レ)の直観がそう言ってるから、間違いね!」
「アホォ! 俺のエコーのほうが確実だ!」
「俺(レ)の直観ナメんなよ、ゼブラ! テメェ!」
「このポイントは90パーセントの確率で釣れるよ。小松くん、瑞貴ちゃん」
「いや! 俺の鼻は100パーセントって言ってるぜ!」
「ちょっと待って!」
四天王がそれぞれこのポイントが間違いないと主張していると、リンちゃんが声を上げた。