100回記念で四天王全員集合!
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リンちゃんも呼んで私たちはさっそく鍋池に向かったら、300平方キロメートルもある広さが一面中氷になっていた。
「「「「お~~っ!」」」」
「見事に凍ってやがる!」
「スゴいですね~!」
「きれ~い!」
〈ユユユユーン!〉
さっそくスケート選手並に氷の上を滑っているのはユンちゃん。小型のガマ口バッグを体に掛けているのに、モノともせずスイスイと滑っているよ。
「ユンはハチャメチャハシャいでるし」
「とっても楽しそうだね!」
〈ユーユユン! ユユユン!〉
前進したり、転がったり、後退したり、座ったりと、ユンちゃんは様々な滑り方で楽しんでいる。カメラ持ってくればよかった! こんなに可愛いユンちゃんを撮影できないなんて!
「――氷が張っているのは、好都合だね。マダムフィッシュを捕獲するには」
「ココ!」
「ココさん!」
「ココだし!」
私たち以外の声が聞こえて顔を向けると、両腕を組んでいるココさんがいた。今回の捕獲のために必要なのか、道具が入っているバッグと一緒に縄を体に巻いている。
「コ、ココさん……」
「やあ、瑞貴ちゃん。久しぶりだね」
私はまだ先日の告白に応えを出せていないけど、いつも通り挨拶してくれたココさんにちょっとホッとした。あっ、もちろんこの現状に甘えてはいられないよね!
(あの二人、何かあったし?)
……現在進行形で恋している女の勘なのか、リンは二人の様子を見て何かを感じ取った。
「――しっかし解せね」
「「「「ん?」」」」
「なんで急に鍋池が凍ってんだ?」
「「「サニー/さん!」」」
「お兄ちゃん!」
続いて現れたのは、横髪を軽く掻き上げたサニー。手ぶらってことはやっぱりお得意の触覚を使って捕獲する気なんだね。
《――そんなこたぁどうだっていい!》
「音弾? ゼブラ!」
「ゼブラさん!」
「ゼブラ!」
「久々に聞いたな、その気色ワリィ声。マジメに会長(カイチョ)の命令に従うとは、ちっとはマトモになったんじゃん?」
《アホォ》
「アホォだあ!?」
「俺ぁただその魚が食いたいから来ただけだ。なんならサニー……いや、お前ら全員そのマダムフィッシュとやらを誰が先に捕獲するか、勝負するかぁ?」
最後に現れたのは、木にもたれかかって音弾を飛ばしたゼブラ。こっちも手ぶらだけど持ち前の声の力でどうやって捕獲するんだろう?
「ん~! 釣り勝負だし~!」
「ぬぬぬぬ……! 誰にモノ言ってんだ! 俺の触覚に釣りで挑むとは、いい度胸じゃねーか!」
「あ~もう~……始まった……」
「トリコにゼブラはよく突っかかるけど、ゼブラに突っかかるのはサニーだったみたいだね……」
さっそく始まった言い合いに、小松さんも私も肩を落とした。
「どうだトリコ? 勝負しようぜ」
「上等だ! やるか!」
勝負を仕掛けるゼブラにトリコは了承したし、この流れで当然ココさんにも勝負が回ってこない訳がない。しかもココさんは止めるどころか笑っている。
「あの様子だとココさんもやる気満々みたいだね。ということは……」
「美食四天王がガチ勝負ー!?」
〈ユユユユーユーン!〉
緊迫したこの雰囲気をぶち壊すような楽しい声を上げたのは、お腹を氷に当てて滑るユンちゃんだった。
「「「「お~~っ!」」」」
「見事に凍ってやがる!」
「スゴいですね~!」
「きれ~い!」
〈ユユユユーン!〉
さっそくスケート選手並に氷の上を滑っているのはユンちゃん。小型のガマ口バッグを体に掛けているのに、モノともせずスイスイと滑っているよ。
「ユンはハチャメチャハシャいでるし」
「とっても楽しそうだね!」
〈ユーユユン! ユユユン!〉
前進したり、転がったり、後退したり、座ったりと、ユンちゃんは様々な滑り方で楽しんでいる。カメラ持ってくればよかった! こんなに可愛いユンちゃんを撮影できないなんて!
「――氷が張っているのは、好都合だね。マダムフィッシュを捕獲するには」
「ココ!」
「ココさん!」
「ココだし!」
私たち以外の声が聞こえて顔を向けると、両腕を組んでいるココさんがいた。今回の捕獲のために必要なのか、道具が入っているバッグと一緒に縄を体に巻いている。
「コ、ココさん……」
「やあ、瑞貴ちゃん。久しぶりだね」
私はまだ先日の告白に応えを出せていないけど、いつも通り挨拶してくれたココさんにちょっとホッとした。あっ、もちろんこの現状に甘えてはいられないよね!
(あの二人、何かあったし?)
……現在進行形で恋している女の勘なのか、リンは二人の様子を見て何かを感じ取った。
「――しっかし解せね」
「「「「ん?」」」」
「なんで急に鍋池が凍ってんだ?」
「「「サニー/さん!」」」
「お兄ちゃん!」
続いて現れたのは、横髪を軽く掻き上げたサニー。手ぶらってことはやっぱりお得意の触覚を使って捕獲する気なんだね。
《――そんなこたぁどうだっていい!》
「音弾? ゼブラ!」
「ゼブラさん!」
「ゼブラ!」
「久々に聞いたな、その気色ワリィ声。マジメに会長(カイチョ)の命令に従うとは、ちっとはマトモになったんじゃん?」
《アホォ》
「アホォだあ!?」
「俺ぁただその魚が食いたいから来ただけだ。なんならサニー……いや、お前ら全員そのマダムフィッシュとやらを誰が先に捕獲するか、勝負するかぁ?」
最後に現れたのは、木にもたれかかって音弾を飛ばしたゼブラ。こっちも手ぶらだけど持ち前の声の力でどうやって捕獲するんだろう?
「ん~! 釣り勝負だし~!」
「ぬぬぬぬ……! 誰にモノ言ってんだ! 俺の触覚に釣りで挑むとは、いい度胸じゃねーか!」
「あ~もう~……始まった……」
「トリコにゼブラはよく突っかかるけど、ゼブラに突っかかるのはサニーだったみたいだね……」
さっそく始まった言い合いに、小松さんも私も肩を落とした。
「どうだトリコ? 勝負しようぜ」
「上等だ! やるか!」
勝負を仕掛けるゼブラにトリコは了承したし、この流れで当然ココさんにも勝負が回ってこない訳がない。しかもココさんは止めるどころか笑っている。
「あの様子だとココさんもやる気満々みたいだね。ということは……」
「美食四天王がガチ勝負ー!?」
〈ユユユユーユーン!〉
緊迫したこの雰囲気をぶち壊すような楽しい声を上げたのは、お腹を氷に当てて滑るユンちゃんだった。