隠された食材! 一龍からの緊急指令!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ん? どうしたんですか、トリコさん? 今日はちょっと浮かない感じですね。まさか、悩みでもあるとか!?」
「お前なぁ、俺だって悩むことぐらいあるぞー。――ごくたまに」
「たまになんだ……」
「えー! ホントですかー!?」
トリコの語尾の言葉に呆れる私とは対象に、小松さんは何故か顔をキラキラさせていた。
「なんですか? トリコさんの悩みって! 興味津々です!」
「アッハハハ……」
「小松さん……」
トリコの悩みの種を私は知っているからいいけど、小松さんは人が悩んでいるのにここまで顔を輝かさせれているので、さすがにトリコも複雑のようだ。
そうしている間にシャトルタートルは目的地の中の水面に顔を出し、私たちは奥にある扉をくぐるとウェイターさんが迎えてくれた。
「海中レストランへ、ようこそ」
「「わああっ!」」
周りは一面がガラス張りになっていて、深海魚がたくさんいるこれまた幻想的なレストランだ。その景色に初めて来た私と小松さんは感嘆の声を上げた。
「お席へご案内いたします」
ウィエターさんが案内してくれた席は、階段を上がった小さなテラスがある四人掛けのテーブル席だ。このテラスはガラスに張り付けているようにできているから、間近で食事をしながら景色を楽しめられる。
ちなみに私の席は小松さんの隣で、正面にはトリコがいる。なんか『瑞貴さん、一緒に座りましょう!』と小松さんが呼んだからなんだけど、何か言いたそうにしていたのかトリコが口をつぐんでいた。
「素晴らしいレストランですね!」
「食事も楽しみだね!」
「お食事をお持ちしました。こちら、牛肉のヒレ風味のホタテ・ホタテンダーロインのステーキに、カキミルクのクリームスパゲッティ、身が大トロのロブスター・大トロブスターの網焼き、ジャガイモ風味のモンゴーイカ・イモンゴーイカのフライ、そしてウメロンソーダのセットプレートとなっております」
「ウッヒョー! うまそー!」
ウェイターさんが持って来てくれた料理に、トリコはいつもの調子を取り戻した。うん、やっぱりこれがトリコって感じだよね。そして私たちは両手を合わせて目を閉じる。
「この世の全ての食材に感謝を込めて!」
「「「いただきます!」」」
「あぐっ……ホタテの深い味わいに、牛ヒレ肉のアッサリとしていながらジューシーなうまみが口の中で混ざる!」
「あむっ……カキミルクの濃厚なソース! 歯応え抜群の麺と一緒になって口の中がとろけるようです!」
「もぐっ……大トロの甘みにロブスターのプリップリの食感、これはたまんないよ!」
他にも爽やかな梅の酸味にメロンの上品な甘さのウメロンソーダ、フライドポテトのようなサックサクの香ばしいジャガイモの風味とモンゴーイカの上品な甘みが口の中に広がるイモンゴーイカ……どれも最高においしい!
「あっ、そういえばトリコさん。さっきなんか悩みがあるとか言ってませんでしたっけ?」
「ああ……。会長(オヤジ)から受けた修業食材のある場所がわからなくてな。人間界最大と言われる樹海・ロストフォレスト……その樹海の中にあるのはわかってるんだが、あまりに広大で場所が特定できねぇんだ。そこで、食の占い師・モンチーに訊いてみたんだ」
「しょ、食の占い師・モンチー! あっ…ああっ……――誰ですか!? それ!?」
なんか知ってそうな勢いで身を乗り出したのに、まさか全然知らない小松さんのリアクションに私はガクッと肩を落とした。
「知らない割にはリアクションが高いし結構溜めたね、小松さん……」
「アハハハハ……」
「スキルガーデンに住んでる寿司職人だ。モンチーの占いは、ちと変わっててな」
トリコがこの間のスキルガーデンでのモンチーさんとの会話を、小松さんに説明する。
「お前なぁ、俺だって悩むことぐらいあるぞー。――ごくたまに」
「たまになんだ……」
「えー! ホントですかー!?」
トリコの語尾の言葉に呆れる私とは対象に、小松さんは何故か顔をキラキラさせていた。
「なんですか? トリコさんの悩みって! 興味津々です!」
「アッハハハ……」
「小松さん……」
トリコの悩みの種を私は知っているからいいけど、小松さんは人が悩んでいるのにここまで顔を輝かさせれているので、さすがにトリコも複雑のようだ。
そうしている間にシャトルタートルは目的地の中の水面に顔を出し、私たちは奥にある扉をくぐるとウェイターさんが迎えてくれた。
「海中レストランへ、ようこそ」
「「わああっ!」」
周りは一面がガラス張りになっていて、深海魚がたくさんいるこれまた幻想的なレストランだ。その景色に初めて来た私と小松さんは感嘆の声を上げた。
「お席へご案内いたします」
ウィエターさんが案内してくれた席は、階段を上がった小さなテラスがある四人掛けのテーブル席だ。このテラスはガラスに張り付けているようにできているから、間近で食事をしながら景色を楽しめられる。
ちなみに私の席は小松さんの隣で、正面にはトリコがいる。なんか『瑞貴さん、一緒に座りましょう!』と小松さんが呼んだからなんだけど、何か言いたそうにしていたのかトリコが口をつぐんでいた。
「素晴らしいレストランですね!」
「食事も楽しみだね!」
「お食事をお持ちしました。こちら、牛肉のヒレ風味のホタテ・ホタテンダーロインのステーキに、カキミルクのクリームスパゲッティ、身が大トロのロブスター・大トロブスターの網焼き、ジャガイモ風味のモンゴーイカ・イモンゴーイカのフライ、そしてウメロンソーダのセットプレートとなっております」
「ウッヒョー! うまそー!」
ウェイターさんが持って来てくれた料理に、トリコはいつもの調子を取り戻した。うん、やっぱりこれがトリコって感じだよね。そして私たちは両手を合わせて目を閉じる。
「この世の全ての食材に感謝を込めて!」
「「「いただきます!」」」
「あぐっ……ホタテの深い味わいに、牛ヒレ肉のアッサリとしていながらジューシーなうまみが口の中で混ざる!」
「あむっ……カキミルクの濃厚なソース! 歯応え抜群の麺と一緒になって口の中がとろけるようです!」
「もぐっ……大トロの甘みにロブスターのプリップリの食感、これはたまんないよ!」
他にも爽やかな梅の酸味にメロンの上品な甘さのウメロンソーダ、フライドポテトのようなサックサクの香ばしいジャガイモの風味とモンゴーイカの上品な甘みが口の中に広がるイモンゴーイカ……どれも最高においしい!
「あっ、そういえばトリコさん。さっきなんか悩みがあるとか言ってませんでしたっけ?」
「ああ……。会長(オヤジ)から受けた修業食材のある場所がわからなくてな。人間界最大と言われる樹海・ロストフォレスト……その樹海の中にあるのはわかってるんだが、あまりに広大で場所が特定できねぇんだ。そこで、食の占い師・モンチーに訊いてみたんだ」
「しょ、食の占い師・モンチー! あっ…ああっ……――誰ですか!? それ!?」
なんか知ってそうな勢いで身を乗り出したのに、まさか全然知らない小松さんのリアクションに私はガクッと肩を落とした。
「知らない割にはリアクションが高いし結構溜めたね、小松さん……」
「アハハハハ……」
「スキルガーデンに住んでる寿司職人だ。モンチーの占いは、ちと変わっててな」
トリコがこの間のスキルガーデンでのモンチーさんとの会話を、小松さんに説明する。