隠された食材! 一龍からの緊急指令!
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「あの猛獣のせいで、あっしら材料調達に出られなかったんです!」
「ホントありがてぇ!」
「しかもこれ、べらぼうに良質な木なんで加工すればいいモノが作れやす!」
「――アホかぁ! 全部うちの寿司ネタにするわ!」
いきなり現れたのは他の職人さんとは違い、覆面を被ったまるでプロレスラーみたいな恰好をしたおじさんだった。
「何言ってんでぇ! よっかってんじゃねぇぞ!」
「そうでぇ! モンチー!」
「「モンチー?」」
職人さんたちの口から出た『モンチー』と言う名に、私とトリコは反応した。この人がトリコが尋ねようとした占い師さん?
「あんたがモンチーか?」
「ああ。そうだ! 俺は占い寿司職人・モンチー……てか、知らねぇのかアホォ!」
「「ア、アハハハ……」」
ヤケに『アホ』を連発するモンチーさんに、私もトリコも苦笑しか出て来なかった。
――本来の目的のため、私たちはモンチーさんの自宅兼店である『占い鮨モンチー』という寿司がモチーフの家にやってきた。だけどただ話をするだけじゃなくて、モンチーさんの寿司も食べながらね。
「修業食材だぁ!?」
「ああ。その食材のある場所がわからなくて、困ってるんだ。ココの占いでも見つけるのは難しいらしくてな」
「オウオウそれで? それで? それでどうした!?」
「それで、あんたなら見つけられると思ってよ。ここへ来たんだ」
「任せとけ! 俺の手にかかりゃ楽勝だ! ゴングと同時にブレーンバスター! そのままカウントスリーぜぇ! アホォ!」
「今の、プロレスの技の名前だよね……?」
「なんなんだよ、こいつ……?」
寿司は確かにおいしいしトリコはわんこそば並の速さで食べ続けているけど、このモンチーさんの個性がスゴ過ぎる。
「まあとにかくよぉ、あの猛獣も追っ払ってくれたことだし、一肌脱いだるわい!」
「しかしうめぇな! この寿司!」
「って、聞いてんのか! アホ! ていうか、どんだけ食ってんだ……」
いつの間にかトリコの周りには寿司下駄のタワーがいくつも積み重なっており、今はアガリのお茶を飲んでいる。相変わらずの食べっぷりだね……。
「俺の六つ目の修業食材。それは……ロストフォレストの中にあるんだ」
「ングッ!」
トリコが言った森の名前に、お茶を飲んでいた私は驚いて思わずむせてしまった。でも私以上に驚いているのは……。
「ちょ、ちょーっと待て……ロ…ロ…ロストフォレストだぁ――!? アホかお前――っ!!」
店の外にも響いたのではないかというモンチーさんの大声に、今度は逆にトリコが驚いた顔をした。
「なあ……?」
「そんなん、簡単に占えるか!」
「ム、ムリなのか?」
「違うわ! そんな大層なモン占ってほしいなら、それなりの具材を捕って来んかい! 具材を!」
「「ぐ、具材……?」」
食材の調達は美食屋にとって珍しいことじゃないけど、なんだか依頼を依頼で返された気がする……。しかしまさか、トリコの次の修業食材の場所がロストフォレストとはね……。
「ホントありがてぇ!」
「しかもこれ、べらぼうに良質な木なんで加工すればいいモノが作れやす!」
「――アホかぁ! 全部うちの寿司ネタにするわ!」
いきなり現れたのは他の職人さんとは違い、覆面を被ったまるでプロレスラーみたいな恰好をしたおじさんだった。
「何言ってんでぇ! よっかってんじゃねぇぞ!」
「そうでぇ! モンチー!」
「「モンチー?」」
職人さんたちの口から出た『モンチー』と言う名に、私とトリコは反応した。この人がトリコが尋ねようとした占い師さん?
「あんたがモンチーか?」
「ああ。そうだ! 俺は占い寿司職人・モンチー……てか、知らねぇのかアホォ!」
「「ア、アハハハ……」」
ヤケに『アホ』を連発するモンチーさんに、私もトリコも苦笑しか出て来なかった。
――本来の目的のため、私たちはモンチーさんの自宅兼店である『占い鮨モンチー』という寿司がモチーフの家にやってきた。だけどただ話をするだけじゃなくて、モンチーさんの寿司も食べながらね。
「修業食材だぁ!?」
「ああ。その食材のある場所がわからなくて、困ってるんだ。ココの占いでも見つけるのは難しいらしくてな」
「オウオウそれで? それで? それでどうした!?」
「それで、あんたなら見つけられると思ってよ。ここへ来たんだ」
「任せとけ! 俺の手にかかりゃ楽勝だ! ゴングと同時にブレーンバスター! そのままカウントスリーぜぇ! アホォ!」
「今の、プロレスの技の名前だよね……?」
「なんなんだよ、こいつ……?」
寿司は確かにおいしいしトリコはわんこそば並の速さで食べ続けているけど、このモンチーさんの個性がスゴ過ぎる。
「まあとにかくよぉ、あの猛獣も追っ払ってくれたことだし、一肌脱いだるわい!」
「しかしうめぇな! この寿司!」
「って、聞いてんのか! アホ! ていうか、どんだけ食ってんだ……」
いつの間にかトリコの周りには寿司下駄のタワーがいくつも積み重なっており、今はアガリのお茶を飲んでいる。相変わらずの食べっぷりだね……。
「俺の六つ目の修業食材。それは……ロストフォレストの中にあるんだ」
「ングッ!」
トリコが言った森の名前に、お茶を飲んでいた私は驚いて思わずむせてしまった。でも私以上に驚いているのは……。
「ちょ、ちょーっと待て……ロ…ロ…ロストフォレストだぁ――!? アホかお前――っ!!」
店の外にも響いたのではないかというモンチーさんの大声に、今度は逆にトリコが驚いた顔をした。
「なあ……?」
「そんなん、簡単に占えるか!」
「ム、ムリなのか?」
「違うわ! そんな大層なモン占ってほしいなら、それなりの具材を捕って来んかい! 具材を!」
「「ぐ、具材……?」」
食材の調達は美食屋にとって珍しいことじゃないけど、なんだか依頼を依頼で返された気がする……。しかしまさか、トリコの次の修業食材の場所がロストフォレストとはね……。