頂上対決! 一龍VS美食會のボス・三虎!
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「フッ、そいつは叶わん願いだな。GODは私がもらう」
「『分け合おう』とは思わんか?」
「『独占』だ」
「……戦争(アラソイ)になるぞ?」
「何を今更」
どんな言葉をぶつけても三虎の『独占』という決意は揺るがない物だと気づき、一龍は残念そうに溜息を吐く。
「そうか……。最後にお前とゆっくり話をしたかったが、叶わぬか……」
「用が済んだら消えるがいい。殺されん内にな」
三虎の言葉に同意するように、周りにいる幹部たちも先ほど一龍に引き寄せられそうな力を受けたにもかかわらず、一龍に撤退するように構えている。
「おーおー、怖いのう。こりゃお騒がせしたわい。老いぼれは消えるとしよう」
それにも気づいているだろうに一龍は肩をすくめると背を向けて歩き出したので、何もしない三虎に幹部は訴える。
「ボス! このまま帰してもいいですか!?」
「今があのジジイを殺るチャンスです!」
「あっ、そうじゃ。美食會の諸君。もし、戦争になったら――」
思い出したように足を止めた一龍は半身だけ振り向き、幹部たちに向けて言葉を放つ。
「わしはこんなに温厚じゃないんで、気をつけてのう」
鋭い目と低い声と共に放ったオーラは、とてつもない強風のように再び幹部たちに襲いかかった。
「そのときまで、お互いせいぜい余生を楽しもうぞ。ハッハッハッハッ!」
「フッ、まだそんな顔ができたのか。――兄者よ」
今度こそ去って行く一龍を見て、三虎はどこか嬉しそうに笑うとその場から消えた。
「…………」
――また、GTロボによって美食會のアジトにさらわれた大竹はその騒ぎが聞こえたのか、縛られた両手を一度見て何かを思うように顔を上げた。
「…………」
そしてポチに乗って美食會のアジトから去って行く一龍の目尻の涙が、日差しの反射のせいか小さく光った。
「『分け合おう』とは思わんか?」
「『独占』だ」
「……戦争(アラソイ)になるぞ?」
「何を今更」
どんな言葉をぶつけても三虎の『独占』という決意は揺るがない物だと気づき、一龍は残念そうに溜息を吐く。
「そうか……。最後にお前とゆっくり話をしたかったが、叶わぬか……」
「用が済んだら消えるがいい。殺されん内にな」
三虎の言葉に同意するように、周りにいる幹部たちも先ほど一龍に引き寄せられそうな力を受けたにもかかわらず、一龍に撤退するように構えている。
「おーおー、怖いのう。こりゃお騒がせしたわい。老いぼれは消えるとしよう」
それにも気づいているだろうに一龍は肩をすくめると背を向けて歩き出したので、何もしない三虎に幹部は訴える。
「ボス! このまま帰してもいいですか!?」
「今があのジジイを殺るチャンスです!」
「あっ、そうじゃ。美食會の諸君。もし、戦争になったら――」
思い出したように足を止めた一龍は半身だけ振り向き、幹部たちに向けて言葉を放つ。
「わしはこんなに温厚じゃないんで、気をつけてのう」
鋭い目と低い声と共に放ったオーラは、とてつもない強風のように再び幹部たちに襲いかかった。
「そのときまで、お互いせいぜい余生を楽しもうぞ。ハッハッハッハッ!」
「フッ、まだそんな顔ができたのか。――兄者よ」
今度こそ去って行く一龍を見て、三虎はどこか嬉しそうに笑うとその場から消えた。
「…………」
――また、GTロボによって美食會のアジトにさらわれた大竹はその騒ぎが聞こえたのか、縛られた両手を一度見て何かを思うように顔を上げた。
「…………」
そしてポチに乗って美食會のアジトから去って行く一龍の目尻の涙が、日差しの反射のせいか小さく光った。