頂上対決! 一龍VS美食會のボス・三虎!
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「一龍が持つ引力……引力の大きさはその者の『存在』の大きさを示す!」
「まるで一個の惑星――デカい引力だ!」
クロマドもドレスも一龍の力が老いた見た目とは裏腹に、とてつもない力を持っていると肌で感じた。……しかし。
ゴゴゴゴゴ――!
なんと一龍の引力を相討ちさせるように――いや、それを打ち消して自分に引き寄せる力が幹部たちのうしろから現れた。それに気づいた一龍は力を止めるとやれやれというように首を振る。
「おやおや。そっちから出迎えてくれるとはのう。少しは衣食足りて礼節を知ったか?」
平然と告げる一龍とは裏腹に、ナイスニィは自分のうしろから来る巨大なオーラを感じて冷や汗を流す。
「ボ、ボス……!」
長い黒髪を縦横無尽に広がっているのは、さながらその人物が放つオーラに身を委ねている。そう――美食會のボスがこの場に現れたのだ。
「老いたな、ジジイ」
「何十年ぶりじゃ? ――三虎」
幹部たちの前に現れて一龍と対峙する美食會のボス――三虎。そして美食神・アカシアの兄弟弟子でもあった彼を、一龍は懐かしそうに見やる。
「フフフフッ。お前は変わらんのう」
「老いぼれが、なんの用だ。まさか、私と戦いに来たのか?」
「まさか……わしはただ食事の誘いをしに来ただけじゃ」
「ああん?」
「どうじゃ? また一緒にメシでも食わんか? 弟よ」
「…………」
満面の笑みで食事誘いをする一龍。だが、三虎は何も答えないので一龍は言葉を続ける。
「のう。食没の岬を覚えてるか? 次郎とわしら三人で修業した思い出の地じゃ。そこにうまいご馳走を用意してある。腹減ってるじゃろう? 一緒に食べよう」
「なんのつもりだ。和解でも求めてるのか? ジジイ」
「……もう、兄者とは呼んでくれるのか」
昔のように呼んでくれない三虎に一龍は少しの寂しさを覚えた。
「アカシア様、フローゼ様に一番可愛がられておったのは……三虎、お前じゃったな。懐かしい日々がまるで昨日のようじゃ。わしはな、三虎。できればGODもお前と一緒に食べたいと思っとるんじゃ」
一龍は『奪い合う』のではなく『分かち合いたい』と、今は敵のボスとなってしまった三虎にもそう言った。今がどうであれ、昔は共に修業した兄弟でもあるのだから。しかし三虎の答えは――。
「まるで一個の惑星――デカい引力だ!」
クロマドもドレスも一龍の力が老いた見た目とは裏腹に、とてつもない力を持っていると肌で感じた。……しかし。
ゴゴゴゴゴ――!
なんと一龍の引力を相討ちさせるように――いや、それを打ち消して自分に引き寄せる力が幹部たちのうしろから現れた。それに気づいた一龍は力を止めるとやれやれというように首を振る。
「おやおや。そっちから出迎えてくれるとはのう。少しは衣食足りて礼節を知ったか?」
平然と告げる一龍とは裏腹に、ナイスニィは自分のうしろから来る巨大なオーラを感じて冷や汗を流す。
「ボ、ボス……!」
長い黒髪を縦横無尽に広がっているのは、さながらその人物が放つオーラに身を委ねている。そう――美食會のボスがこの場に現れたのだ。
「老いたな、ジジイ」
「何十年ぶりじゃ? ――三虎」
幹部たちの前に現れて一龍と対峙する美食會のボス――三虎。そして美食神・アカシアの兄弟弟子でもあった彼を、一龍は懐かしそうに見やる。
「フフフフッ。お前は変わらんのう」
「老いぼれが、なんの用だ。まさか、私と戦いに来たのか?」
「まさか……わしはただ食事の誘いをしに来ただけじゃ」
「ああん?」
「どうじゃ? また一緒にメシでも食わんか? 弟よ」
「…………」
満面の笑みで食事誘いをする一龍。だが、三虎は何も答えないので一龍は言葉を続ける。
「のう。食没の岬を覚えてるか? 次郎とわしら三人で修業した思い出の地じゃ。そこにうまいご馳走を用意してある。腹減ってるじゃろう? 一緒に食べよう」
「なんのつもりだ。和解でも求めてるのか? ジジイ」
「……もう、兄者とは呼んでくれるのか」
昔のように呼んでくれない三虎に一龍は少しの寂しさを覚えた。
「アカシア様、フローゼ様に一番可愛がられておったのは……三虎、お前じゃったな。懐かしい日々がまるで昨日のようじゃ。わしはな、三虎。できればGODもお前と一緒に食べたいと思っとるんじゃ」
一龍は『奪い合う』のではなく『分かち合いたい』と、今は敵のボスとなってしまった三虎にもそう言った。今がどうであれ、昔は共に修業した兄弟でもあるのだから。しかし三虎の答えは――。