頂上対決! 一龍VS美食會のボス・三虎!
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「で、トリコと瑞貴ちゃんは次の旅に出たってわけか」
「ああ。ただ、今度の修業食材のことで一龍の会長(オヤジ)に会いたかったんだが、会えずじまいでな」
「一龍会長、まだ帰って来ていないの?」
「ああ。ったく、どこに行ったんだか」
一龍会長の実力を考えればよっぽどのことがない限り危険な目に遭うことはないだろう。IGOに帰って来たことがわかったら、会ってみようかな。
「おっ、見えて来たぜ!」
「おおっ!」
トムさんが知らせてくれたのでトリコは嬉しそうに体を前のめりにしたんだけど、見渡す限り森と川しか見えないんだが。
「トリコ、どこにヘリを着陸させるの?」
「ンなの飛び降りるに決まってんだろ」
「ええっ!? って、まさか背負ってるリュックはパラシュート!? 私の分は!?」
「ワリィ、瑞貴ちゃん。今パラシュートはトリコと俺の持ってる奴しかなくてさ。瑞貴ちゃんは空飛べるから大丈夫だろ?」
「そりゃ風舞でなんとかできますけど……じゃあトムさんのくださいよ」
「俺のは万が一のことがあったとき、パラシュートがなかったら困るだろ?」
それもそうか……この空のド真ん中で事故や猛獣に襲われたら、パラシュートがないと致命的だからね。
「というわけだ。ありがとよ、トム! じゃあな!」
「トムさん、また!」
トリコがトムさんに挨拶してハッチを開き、外に出たと思ったら躊躇いもなく飛び降りる。そして私も続けて飛び降りると両手に風を集める。
「待ってろよ、会長(オヤジ)! 修業食材捕獲して、出直すぜ!」
「フフッ」
トリコはグルメ界の経験を身に沁みているから、ちゃんと修業食材を全てそろえてからグルメ界に行くことを目標にしている。
本当に強くなったな、トリコは。それは実力ももちろんだけど精神と言うか考え方というか。とにかく力だけじゃないってことだ。心成しか顔もさらに凛々しくなった気が……。
「ん? どうした?」
「な、なんでもない!」
「?」
ジーッと見ていたら視線に気づいたトリコが振り向いてきたので私は顔を逸らした。だって『トリコを見ていた』なんてバレたら気恥ずかしいじゃん!
そして同時にトリコのパラシュートが開いたので、私も続けて風舞を使って風を身に纏うと一緒に降りて行くのだった。
「ああ。ただ、今度の修業食材のことで一龍の会長(オヤジ)に会いたかったんだが、会えずじまいでな」
「一龍会長、まだ帰って来ていないの?」
「ああ。ったく、どこに行ったんだか」
一龍会長の実力を考えればよっぽどのことがない限り危険な目に遭うことはないだろう。IGOに帰って来たことがわかったら、会ってみようかな。
「おっ、見えて来たぜ!」
「おおっ!」
トムさんが知らせてくれたのでトリコは嬉しそうに体を前のめりにしたんだけど、見渡す限り森と川しか見えないんだが。
「トリコ、どこにヘリを着陸させるの?」
「ンなの飛び降りるに決まってんだろ」
「ええっ!? って、まさか背負ってるリュックはパラシュート!? 私の分は!?」
「ワリィ、瑞貴ちゃん。今パラシュートはトリコと俺の持ってる奴しかなくてさ。瑞貴ちゃんは空飛べるから大丈夫だろ?」
「そりゃ風舞でなんとかできますけど……じゃあトムさんのくださいよ」
「俺のは万が一のことがあったとき、パラシュートがなかったら困るだろ?」
それもそうか……この空のド真ん中で事故や猛獣に襲われたら、パラシュートがないと致命的だからね。
「というわけだ。ありがとよ、トム! じゃあな!」
「トムさん、また!」
トリコがトムさんに挨拶してハッチを開き、外に出たと思ったら躊躇いもなく飛び降りる。そして私も続けて飛び降りると両手に風を集める。
「待ってろよ、会長(オヤジ)! 修業食材捕獲して、出直すぜ!」
「フフッ」
トリコはグルメ界の経験を身に沁みているから、ちゃんと修業食材を全てそろえてからグルメ界に行くことを目標にしている。
本当に強くなったな、トリコは。それは実力ももちろんだけど精神と言うか考え方というか。とにかく力だけじゃないってことだ。心成しか顔もさらに凛々しくなった気が……。
「ん? どうした?」
「な、なんでもない!」
「?」
ジーッと見ていたら視線に気づいたトリコが振り向いてきたので私は顔を逸らした。だって『トリコを見ていた』なんてバレたら気恥ずかしいじゃん!
そして同時にトリコのパラシュートが開いたので、私も続けて風舞を使って風を身に纏うと一緒に降りて行くのだった。