うまさ宇宙級! 実食メテオガーリック!
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「ライブベアラー、また料理人の道を歩んでみたらどうだい?」
「えっ!?」
「真っ当な料理人の道を」
「賛成です! ライブベアラーさんの腕は超一流ですもん!」
「その腕で多くの人たちにおいしい料理をふるまってあげて! きっとみんな喜ぶよ!」
「小松ちゃん……瑞貴ちゃん……」
「言えてるぜ」
ココさんの提案に小松さんも私も賛同していると、トリコもメテオガーリックを食べた。するとやっぱり――。
「うめぇよ……メテオガーリック! うおおぉぉおおお!! 最高だぜ! ライブベアラー!」
「トリコさんも超マッチョ!」
「同じマッチョの小松さんが言える台詞じゃないから」
メテオガーリックを食べて上半身の服が四散して親指を立てるトリコに小松さんがツッコミを入れるけど、自分も同じ体の小松さんに私もツッコミを入れた。
「わ、私はただ小松ちゃんと瑞貴ちゃんに調理法を教えただけよ、フフフッ……。それとグルメマフィアさん」
「ん?」
「カジノはあなたたちに譲るわ。違法食材も廃棄するなり好きにしてちょうだい」
「お前……!」
これでマッチさんたちの目的も果たせることができたみたいだね。あの趣味の悪いVIPエリアや裏VIPも、マッチさんたちならなんとかしてくれるだろう。
そしてトリコが両手を合わせるのを見て、私たちも続けて全員手を合わせる。
「「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」」
キラーン……。
食事の終了を挨拶したら、夜空に流れ星が通ったのを確かに見えた。まるで星たちも私たちの食事とこれからのグルメカジノに祝福しているみたい。
「フゥ~。うまかったな、メテオガーリック!」
「ポイズンポテトを付け合わせで食べたら、さらにおいしく食べられたと思うんだけど……完全な毒抜きの方法はわからなかった……」
「これからの僕らの課題ですね……」
「――知ってるわよ、私」
「「えっ!?」」
「ライブベアラー!?」
「知ってるって!?」
「いや、正確には『知っている男』を知っている……ポイズンポテトの完璧な毒抜きの方法を」
「ホントですか!?」
「あの超特殊調理食材の調理法を!?」
節乃さんですら解毒の記録がないっていうのに、それを上回る技術の持ち主がいたってこと!?
「ええ。彼ならココ、あなたが知りたがっている食材・アトムの情報もきっと知ってるはずよ」
「っ! 誰だ、それは……?」
「ジダル王国国王専属料理人・ジョア。正体は謎でね、闇の料理人と呼ばれているわ。ここからずーっと西へ行った王宮にいるはず」
ジョア……闇の料理人と呼ばれるその人が、ポイズンポテトの完璧な毒抜きの方法も、ココさんが求めるアトムの情報も知っている……!?
☆☆☆☆☆
……ジダル王国の王宮のある一室では、一人のメイドが国王・ダーニル=カーンに数ある料理の一つ、生の薔薇牡蠣を割って差し上げた。
「薔薇牡蠣でございます」
「スンスン……」
ダーニルはすぐに食べることはせず、開いた薔薇牡蠣を嗅ぐと――。
「こやつを牢にぶち込め」
「ええっ!? 何か、失礼がございましたでしょうか!?」
「薔薇牡蠣にはローズレモンを一滴絞らぬか!」
「も、申しわけございません! お許しを!」
しかしメイドの懇願も聞かぬまま、ダーニルの命令により女兵士の二人はメイドを連行して部屋から出て行った。
「お前らも下がれ」
ダーニルは続けて控えていた他のメイドを下がらせたあと、一人となったのを確認するとフランスパンを手に取ってジャムを付ける。
「ライブベアラーめ……しくじりおって」
「――カジノでは充分に食材を集めてくれました。今までよくやったと言うべきでしょう」
「だからと言って客に寝返るかね? のう……――ジョアよ」
フランスパンを食べるダーニルの背後に、新たな男が現れた。風貌はまるでピエロのような格好をしており、顔も目以外は帽子とフェイスベールにより隠れている。彼こそが、ジダル王国国王専属料理人であり闇の料理人とも呼ばれている男・ジョアだ。
二人はライブベアラーがグルメカジノをグルメマフィアに譲渡した情報をすでに入手していた。
「えっ!?」
「真っ当な料理人の道を」
「賛成です! ライブベアラーさんの腕は超一流ですもん!」
「その腕で多くの人たちにおいしい料理をふるまってあげて! きっとみんな喜ぶよ!」
「小松ちゃん……瑞貴ちゃん……」
「言えてるぜ」
ココさんの提案に小松さんも私も賛同していると、トリコもメテオガーリックを食べた。するとやっぱり――。
「うめぇよ……メテオガーリック! うおおぉぉおおお!! 最高だぜ! ライブベアラー!」
「トリコさんも超マッチョ!」
「同じマッチョの小松さんが言える台詞じゃないから」
メテオガーリックを食べて上半身の服が四散して親指を立てるトリコに小松さんがツッコミを入れるけど、自分も同じ体の小松さんに私もツッコミを入れた。
「わ、私はただ小松ちゃんと瑞貴ちゃんに調理法を教えただけよ、フフフッ……。それとグルメマフィアさん」
「ん?」
「カジノはあなたたちに譲るわ。違法食材も廃棄するなり好きにしてちょうだい」
「お前……!」
これでマッチさんたちの目的も果たせることができたみたいだね。あの趣味の悪いVIPエリアや裏VIPも、マッチさんたちならなんとかしてくれるだろう。
そしてトリコが両手を合わせるのを見て、私たちも続けて全員手を合わせる。
「「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」」
キラーン……。
食事の終了を挨拶したら、夜空に流れ星が通ったのを確かに見えた。まるで星たちも私たちの食事とこれからのグルメカジノに祝福しているみたい。
「フゥ~。うまかったな、メテオガーリック!」
「ポイズンポテトを付け合わせで食べたら、さらにおいしく食べられたと思うんだけど……完全な毒抜きの方法はわからなかった……」
「これからの僕らの課題ですね……」
「――知ってるわよ、私」
「「えっ!?」」
「ライブベアラー!?」
「知ってるって!?」
「いや、正確には『知っている男』を知っている……ポイズンポテトの完璧な毒抜きの方法を」
「ホントですか!?」
「あの超特殊調理食材の調理法を!?」
節乃さんですら解毒の記録がないっていうのに、それを上回る技術の持ち主がいたってこと!?
「ええ。彼ならココ、あなたが知りたがっている食材・アトムの情報もきっと知ってるはずよ」
「っ! 誰だ、それは……?」
「ジダル王国国王専属料理人・ジョア。正体は謎でね、闇の料理人と呼ばれているわ。ここからずーっと西へ行った王宮にいるはず」
ジョア……闇の料理人と呼ばれるその人が、ポイズンポテトの完璧な毒抜きの方法も、ココさんが求めるアトムの情報も知っている……!?
☆☆☆☆☆
……ジダル王国の王宮のある一室では、一人のメイドが国王・ダーニル=カーンに数ある料理の一つ、生の薔薇牡蠣を割って差し上げた。
「薔薇牡蠣でございます」
「スンスン……」
ダーニルはすぐに食べることはせず、開いた薔薇牡蠣を嗅ぐと――。
「こやつを牢にぶち込め」
「ええっ!? 何か、失礼がございましたでしょうか!?」
「薔薇牡蠣にはローズレモンを一滴絞らぬか!」
「も、申しわけございません! お許しを!」
しかしメイドの懇願も聞かぬまま、ダーニルの命令により女兵士の二人はメイドを連行して部屋から出て行った。
「お前らも下がれ」
ダーニルは続けて控えていた他のメイドを下がらせたあと、一人となったのを確認するとフランスパンを手に取ってジャムを付ける。
「ライブベアラーめ……しくじりおって」
「――カジノでは充分に食材を集めてくれました。今までよくやったと言うべきでしょう」
「だからと言って客に寝返るかね? のう……――ジョアよ」
フランスパンを食べるダーニルの背後に、新たな男が現れた。風貌はまるでピエロのような格好をしており、顔も目以外は帽子とフェイスベールにより隠れている。彼こそが、ジダル王国国王専属料理人であり闇の料理人とも呼ばれている男・ジョアだ。
二人はライブベアラーがグルメカジノをグルメマフィアに譲渡した情報をすでに入手していた。