うまさ宇宙級! 実食メテオガーリック!
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「あ、あの……?」
「ライブベアラー……?」
「フッ。いつ以来かしらね……あなたたちのように一生懸命調理法を模索する料理人を見るの」
「ラ、ライブベアラーさん……!」
「あっ……」
この人もこんなに優しい目をすることができるんだ……。いつもなら私が気配を感じる前に働く第六感がなかったのも、本当にライブベアラーは私たちに危害を加えることがなかったからなんだ。
「さあ、ここからが難しいわよ!」
「「うん/はい!」」
……二人の姿はライブベアラーにとって初心を思い出させた。難しい食材の調理法を考えるのは大変だが、その作業すらも『楽しい』と思えていたあの頃を。
「次はそこに繊維に逆らって包丁を入れるのよ」
「はい!」
「お嬢ちゃんは次のチーズ白菜の準備を。温度は最後に決めたのでね」
「わかった!」
ライブベアラーの手助けのおかげで、私たちはスムーズに作業をすることができた。他人から奪った技術もあるんだろうけど、それを実行するには自分自身もそれ相応の技術が必要なのに……本当にライブベアラー本人の腕も超一流なんだ。
☆☆☆☆☆
厨房でできる作業が全て終わった。そして巨大なクロッシュにメテオガーリックを入れて、私たち三人はエレベーターに乗って特別展望レストランで待つトリコとココさんとマッチさんの元に向かった。
「「「おおっ!」」」
「お待たせしました!」
「メテオガーリック、調理完了したよ!」
「でかしたぞ、小松! 瑞貴! って、なんでライブベアラーが?」
「フッ」
トリコが不思議に思っているのは当たり前だけど、それとは逆にココさんが笑っていた。マッチさんもそれに気づいたみたいでココさんに尋ねる。
「得意の占いか? お前にはお見通しだったってわけか」
「占うまでもないさ。小松くんと瑞貴ちゃんの料理への情熱が、ライブベアラーの心の悪を抜くとね」
「ココ……!」
そういえば、ライブベアラーを厨房にと勧めたのもココさんだったね。
「あっ。今、邪悪の『悪』と料理の『灰汁』をかけたわけじゃないよ」
「ココ……」
「フッ」
再び笑ったココさんには悪いけど、最後の台詞でなんかいろいろ台無しだよ……。絶対マッチさんも私と同じことを思っているに違いない。
「ライブベアラーさん、お願いします!」
テーブルの中央に乗せると、小松さんの頼みに頷いたライブベアラーはクロッシュを開けた。すると中にはこんがり焼かれたメテオガーリックとその下にはアツアツの鉄板があるので、トリコたちは驚いた。
「て、鉄板焼き!?」
「ライブベアラーが調理法を教えてくれたの」
「なんだよ、結局お前も食べたかったんじゃねぇか! 本物の食材をよ!」
「フフッ。注意して、実が弾け飛ぶわ」
「ハッ?」
メテオガーリックの先端から汁が一つ溢れて筋を通りながら降りると、鉄板に当たった途端、全体に煙を噴き出して全体が光り始めた。さらに――。
ドオンッ!!
「「「「「わあっ!」」」」」
「鉄板の熱で、打ち上がった!?」
なんとメテオガーリックは空高くに打ち上がり、さらに本物の花火のように綺麗に弾け飛んだ。
「隕石のように固い実が、ポップコーンさながらに弾ける……まるで『流星』――『メテオ』」
ドスンッ!!
「「「「「わあっ!」」」」」
ライブベアラーとは別に私たちは鉄板に落ちて来た衝撃に驚き、煙が当たらないように腕を使って顔を隠した。
「ライブベアラー……?」
「フッ。いつ以来かしらね……あなたたちのように一生懸命調理法を模索する料理人を見るの」
「ラ、ライブベアラーさん……!」
「あっ……」
この人もこんなに優しい目をすることができるんだ……。いつもなら私が気配を感じる前に働く第六感がなかったのも、本当にライブベアラーは私たちに危害を加えることがなかったからなんだ。
「さあ、ここからが難しいわよ!」
「「うん/はい!」」
……二人の姿はライブベアラーにとって初心を思い出させた。難しい食材の調理法を考えるのは大変だが、その作業すらも『楽しい』と思えていたあの頃を。
「次はそこに繊維に逆らって包丁を入れるのよ」
「はい!」
「お嬢ちゃんは次のチーズ白菜の準備を。温度は最後に決めたのでね」
「わかった!」
ライブベアラーの手助けのおかげで、私たちはスムーズに作業をすることができた。他人から奪った技術もあるんだろうけど、それを実行するには自分自身もそれ相応の技術が必要なのに……本当にライブベアラー本人の腕も超一流なんだ。
☆☆☆☆☆
厨房でできる作業が全て終わった。そして巨大なクロッシュにメテオガーリックを入れて、私たち三人はエレベーターに乗って特別展望レストランで待つトリコとココさんとマッチさんの元に向かった。
「「「おおっ!」」」
「お待たせしました!」
「メテオガーリック、調理完了したよ!」
「でかしたぞ、小松! 瑞貴! って、なんでライブベアラーが?」
「フッ」
トリコが不思議に思っているのは当たり前だけど、それとは逆にココさんが笑っていた。マッチさんもそれに気づいたみたいでココさんに尋ねる。
「得意の占いか? お前にはお見通しだったってわけか」
「占うまでもないさ。小松くんと瑞貴ちゃんの料理への情熱が、ライブベアラーの心の悪を抜くとね」
「ココ……!」
そういえば、ライブベアラーを厨房にと勧めたのもココさんだったね。
「あっ。今、邪悪の『悪』と料理の『灰汁』をかけたわけじゃないよ」
「ココ……」
「フッ」
再び笑ったココさんには悪いけど、最後の台詞でなんかいろいろ台無しだよ……。絶対マッチさんも私と同じことを思っているに違いない。
「ライブベアラーさん、お願いします!」
テーブルの中央に乗せると、小松さんの頼みに頷いたライブベアラーはクロッシュを開けた。すると中にはこんがり焼かれたメテオガーリックとその下にはアツアツの鉄板があるので、トリコたちは驚いた。
「て、鉄板焼き!?」
「ライブベアラーが調理法を教えてくれたの」
「なんだよ、結局お前も食べたかったんじゃねぇか! 本物の食材をよ!」
「フフッ。注意して、実が弾け飛ぶわ」
「ハッ?」
メテオガーリックの先端から汁が一つ溢れて筋を通りながら降りると、鉄板に当たった途端、全体に煙を噴き出して全体が光り始めた。さらに――。
ドオンッ!!
「「「「「わあっ!」」」」」
「鉄板の熱で、打ち上がった!?」
なんとメテオガーリックは空高くに打ち上がり、さらに本物の花火のように綺麗に弾け飛んだ。
「隕石のように固い実が、ポップコーンさながらに弾ける……まるで『流星』――『メテオ』」
ドスンッ!!
「「「「「わあっ!」」」」」
ライブベアラーとは別に私たちは鉄板に落ちて来た衝撃に驚き、煙が当たらないように腕を使って顔を隠した。