無敵の領域を持つ男! その名はサニー!
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こっちに向かって来るロックドラムに恐れて他の動物たちが逃げた。私は戦闘に備えて薙刀を構える。
「もともと生息地は海岸だけど、より大量の食料を求めて陸地に進出した猛獣。食べるための破壊行動を繰り返す、獰猛な生き物!」
「ホォ~。詳しいじゃねぇか」
「まあ、職業柄ね」
トリコも感心するほどティナさんの博識はスゴい。
〈ウオ――ッ!!〉
〈クポー!?〉
「てか、本物見たのはもちろん初めてだけど!」
「ぼぼ僕たちを食べる気ですよー!」
トリコが戦闘態勢で拳を手の平にぶつけ、私も薙刀を構える。
「お前らは下がってろ。瑞貴、サニー、援護してくれ!」
「OK!」
「やだ」
「「おい!」」
アッサリ拒否したサニーに、私とトリコは同時に声を上げた。
「めんどくせ」
「面倒ってそういう問題じゃないし」
「リンちゃんの言う通りだよ!」
普段触覚を使うために神経質なくせに、この状況は考えてないんかい!
「所詮食うためには手段を選ばん生物。生き方に美(ツク)しさ全然なくね? 見た目もアレだし、相手する要素0!」
「だが肉は珍味! 倒す価値100だろ!」
「栄養とか豊富なの? ないんなら倒す価値0」
「じゃあ間を取って50だ!」
「ンな言い争いしている場合か!」
「トリコさん来てますー!」
小松さんも慌てて教えてくれたけど、ロックドラムは両手を組んで振り下ろしたので私とトリコは両サイドによける。
「5連釘パンチ!!」
「竜巻乱舞!!」
トリコが5連釘パンチでロックドラムの手を砕き、バランスを崩した隙に私の竜巻乱舞で思いっきり倒れた。その衝撃の爆風と共に奴の甲殻がバラバラと落ちてくる。
「トリコ、あんたまだダメージは回復してないんじゃ……」
「ああ、コロシアムでのムリが響いてるぜ。これ以上連射はキツい……左手はGTロボとのバトルのダメージで使えねぇ。サニーが動いてくれれば……」
「トリコ! 瑞貴! うしろ!」
ティナさんの声で顔を上げれば、ロックドラムが足を大きく上げて私たちを踏み潰そうとしていた。
〈ウォン!〉
「テリー!」
「ありがとうテリー!」
テリーがロックドラムの目に体当たりしてくれたおかげで倒れた。
「トリコと瑞貴の笑顔、テリーに独り占めさせないし! スーパーリラクゼーション!!」
リンちゃんが倒れたロックドラムにフレグランスを浴びせるけど……。
「リンちゃんストップ! それ、バトルフレグランスだよ!」
「えっ? ヤバッ! バトフレ浴びたら逆に興奮状態MAXだし! スーパーリラクゼーションどこ~!?」
見たことのあるピンクの煙で気づいたけど、おかげでロックドラムが最初より興奮して立ち上がる。
「うええぇぇえええ!?」
「リンさ――ん!!」
ロックドラムの猛攻に小松さんが叫ぶとリンちゃんはなんとかよけていく。でもフレグランスを使う余裕はないし、トリコは両腕が使えない状態だし、助けに行かなくちゃ!
「リンちゃん!」
「ん? サニー!」
「!」
私が駆け出すと同時にトリコが落ちてきた甲殻の一つを投げた。それを受け取ったサニーの目の色が変わる。
その間にリンちゃんがコケてしまい、ロックドラムが追い詰めていく。
「リンちゃん下がって!」
「瑞貴!?」
「守護壁!!」
なんとか間に合ったので私はリンちゃんの前に立ち、守護壁を張ると……。
ドッカ――ンッ!!
「……あれ?」
守護壁に当たることなくロックドラムは吹き飛んだ。私、何もやってないぞ?
「もともと生息地は海岸だけど、より大量の食料を求めて陸地に進出した猛獣。食べるための破壊行動を繰り返す、獰猛な生き物!」
「ホォ~。詳しいじゃねぇか」
「まあ、職業柄ね」
トリコも感心するほどティナさんの博識はスゴい。
〈ウオ――ッ!!〉
〈クポー!?〉
「てか、本物見たのはもちろん初めてだけど!」
「ぼぼ僕たちを食べる気ですよー!」
トリコが戦闘態勢で拳を手の平にぶつけ、私も薙刀を構える。
「お前らは下がってろ。瑞貴、サニー、援護してくれ!」
「OK!」
「やだ」
「「おい!」」
アッサリ拒否したサニーに、私とトリコは同時に声を上げた。
「めんどくせ」
「面倒ってそういう問題じゃないし」
「リンちゃんの言う通りだよ!」
普段触覚を使うために神経質なくせに、この状況は考えてないんかい!
「所詮食うためには手段を選ばん生物。生き方に美(ツク)しさ全然なくね? 見た目もアレだし、相手する要素0!」
「だが肉は珍味! 倒す価値100だろ!」
「栄養とか豊富なの? ないんなら倒す価値0」
「じゃあ間を取って50だ!」
「ンな言い争いしている場合か!」
「トリコさん来てますー!」
小松さんも慌てて教えてくれたけど、ロックドラムは両手を組んで振り下ろしたので私とトリコは両サイドによける。
「5連釘パンチ!!」
「竜巻乱舞!!」
トリコが5連釘パンチでロックドラムの手を砕き、バランスを崩した隙に私の竜巻乱舞で思いっきり倒れた。その衝撃の爆風と共に奴の甲殻がバラバラと落ちてくる。
「トリコ、あんたまだダメージは回復してないんじゃ……」
「ああ、コロシアムでのムリが響いてるぜ。これ以上連射はキツい……左手はGTロボとのバトルのダメージで使えねぇ。サニーが動いてくれれば……」
「トリコ! 瑞貴! うしろ!」
ティナさんの声で顔を上げれば、ロックドラムが足を大きく上げて私たちを踏み潰そうとしていた。
〈ウォン!〉
「テリー!」
「ありがとうテリー!」
テリーがロックドラムの目に体当たりしてくれたおかげで倒れた。
「トリコと瑞貴の笑顔、テリーに独り占めさせないし! スーパーリラクゼーション!!」
リンちゃんが倒れたロックドラムにフレグランスを浴びせるけど……。
「リンちゃんストップ! それ、バトルフレグランスだよ!」
「えっ? ヤバッ! バトフレ浴びたら逆に興奮状態MAXだし! スーパーリラクゼーションどこ~!?」
見たことのあるピンクの煙で気づいたけど、おかげでロックドラムが最初より興奮して立ち上がる。
「うええぇぇえええ!?」
「リンさ――ん!!」
ロックドラムの猛攻に小松さんが叫ぶとリンちゃんはなんとかよけていく。でもフレグランスを使う余裕はないし、トリコは両腕が使えない状態だし、助けに行かなくちゃ!
「リンちゃん!」
「ん? サニー!」
「!」
私が駆け出すと同時にトリコが落ちてきた甲殻の一つを投げた。それを受け取ったサニーの目の色が変わる。
その間にリンちゃんがコケてしまい、ロックドラムが追い詰めていく。
「リンちゃん下がって!」
「瑞貴!?」
「守護壁!!」
なんとか間に合ったので私はリンちゃんの前に立ち、守護壁を張ると……。
ドッカ――ンッ!!
「……あれ?」
守護壁に当たることなくロックドラムは吹き飛んだ。私、何もやってないぞ?