無敵の領域を持つ男! その名はサニー!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「な、なんですか?」
「美(ツク)しいな」
「えっ!?」
周りを見てみるけどサニーの視線の方向は私しかいない。私は容姿も普通だしどこがサニーの美しい概念に入ったんだ!?
「その薙刀」
「……ああ、そっちでしたか」
薙刀ね、薙刀。一瞬戸惑った私がバカでございました。
「刃こぼれもないし、手入れも欠かさずしている……ビューティー! お前(マ)、なかなかいいのを持ってるな」
「あ、ありがとうございます。これは私の相棒なので褒められて嬉しいです」
「つーか瑞貴、ウチの友達なんだからお兄ちゃんにそんな堅苦しくしないでいいし!」
「リ、リンちゃん!?」
突然私たちの間に入ってきたリンちゃんに驚いたけど、友達なら兄も自分と同じように接すればいいなんてダメでしょ。
「それはムリ――」
「俺(レ)は別に構わないぜ。むしろ敬語よりタメがイキイキしてっしな、お前は」
「じゃあ、えっと……サニーでいいのかな?」
「ああ」
なんか知らないけどサニーと親睦が深まった。しばらくは一緒に行動するし、これはこれでいいことだよね。
「ん? テリー?」
トリコが見るとテリーは私たちから離れた場所にいて、そこから動こうとしていない。
「おいテリー! お前も来いよ! 一緒に食べようぜ!」
〈…………〉
パートナーであるトリコの呼びかけにも応じずか……私が呼んでも変わらないだろうな。最初も私を止めたくらいだもん。
「サニーの触覚を警戒しているんだね」
「いい加減触覚引っ込めろよ。疲れんだろ? つーか、美食會に備えてセンサー巡らせてるってわけか?」
「別に」
「神経質なんだね、少しは気を抜かなきゃ。精神的にも体力的にも保たないよ」
「うるせ。余計な世話だ」
怒られた。だってトリコの言った通り疲れるだろうに。
「やっぱりまた、コロシアムに出たようなのが入り込んでるんでしょうか?」
「GTロボいんだろうな。けど敵はGTロボだけじゃねぇ」
「えっ!?」
「IGOは世界中に気候や環境が違う八つのビオトープ……庭を持っている。どれも危険区に指定されてるが、広さ、猛獣の手強さは、ここ第1ビオトープが一番高い。危険度A・捕獲レベルのアベレージ……平均捕獲レベルは27という、まさに地獄の庭だ」
「所長の話だと親リーガルマンモスがいるの、あのリーガル高原だって言うし。通称・悪魔たちの住処」
「ああ。リーガルマンモスに行き着くには、その悪魔共を相手にしなくちゃならねぇ」
悪魔と呼ばれる猛獣だと、ギャングフットなんか可愛いモンなんだろうな。デビル大蛇と比べてパワーやスピードがハンパないのもいるに違いない。
「でも条件は美食會も一緒」
「そうですよ。そう簡単にはリーガルマンモスには辿り着けませんよね!」
「まあな。最も、操縦者が洞窟の砂浜で会った奴なら話は変わってくるがな」
「ティナさんが言うように条件は一緒でも、あいつの攻撃は私の守護壁でも保つかどうか……」
「っ!」
薙刀を撫でながらトリコの話に同意していたら、小松さんは恐れるように目を見開いた。ムリもない、トリコだって冷や汗が出るくらいだからね。
〈ワウッ!! ワウッ!!〉
「っ! これは!」
テリーが吠えるのとほぼ同時に私は嫌な気配を察知した。トリコは気づいていないのか私たちの異変に不思議に思う。
「テリー? 瑞貴?」
「トリコ」
サニーの触覚も反応したみたいで私たちと同じ方向を見る。
「ん!?」
「あっ!」
「えっ!?」
「ええっ!?」
トリコも小松さんもリンちゃんも気づき、その方向に振り向いて驚く。
「あいつらは!」
「なな、なんですかーあれー!?」
「ロックドラム。巨大甲殻獣類で捕獲レベルは27か……厄介な」
「美(ツク)しいな」
「えっ!?」
周りを見てみるけどサニーの視線の方向は私しかいない。私は容姿も普通だしどこがサニーの美しい概念に入ったんだ!?
「その薙刀」
「……ああ、そっちでしたか」
薙刀ね、薙刀。一瞬戸惑った私がバカでございました。
「刃こぼれもないし、手入れも欠かさずしている……ビューティー! お前(マ)、なかなかいいのを持ってるな」
「あ、ありがとうございます。これは私の相棒なので褒められて嬉しいです」
「つーか瑞貴、ウチの友達なんだからお兄ちゃんにそんな堅苦しくしないでいいし!」
「リ、リンちゃん!?」
突然私たちの間に入ってきたリンちゃんに驚いたけど、友達なら兄も自分と同じように接すればいいなんてダメでしょ。
「それはムリ――」
「俺(レ)は別に構わないぜ。むしろ敬語よりタメがイキイキしてっしな、お前は」
「じゃあ、えっと……サニーでいいのかな?」
「ああ」
なんか知らないけどサニーと親睦が深まった。しばらくは一緒に行動するし、これはこれでいいことだよね。
「ん? テリー?」
トリコが見るとテリーは私たちから離れた場所にいて、そこから動こうとしていない。
「おいテリー! お前も来いよ! 一緒に食べようぜ!」
〈…………〉
パートナーであるトリコの呼びかけにも応じずか……私が呼んでも変わらないだろうな。最初も私を止めたくらいだもん。
「サニーの触覚を警戒しているんだね」
「いい加減触覚引っ込めろよ。疲れんだろ? つーか、美食會に備えてセンサー巡らせてるってわけか?」
「別に」
「神経質なんだね、少しは気を抜かなきゃ。精神的にも体力的にも保たないよ」
「うるせ。余計な世話だ」
怒られた。だってトリコの言った通り疲れるだろうに。
「やっぱりまた、コロシアムに出たようなのが入り込んでるんでしょうか?」
「GTロボいんだろうな。けど敵はGTロボだけじゃねぇ」
「えっ!?」
「IGOは世界中に気候や環境が違う八つのビオトープ……庭を持っている。どれも危険区に指定されてるが、広さ、猛獣の手強さは、ここ第1ビオトープが一番高い。危険度A・捕獲レベルのアベレージ……平均捕獲レベルは27という、まさに地獄の庭だ」
「所長の話だと親リーガルマンモスがいるの、あのリーガル高原だって言うし。通称・悪魔たちの住処」
「ああ。リーガルマンモスに行き着くには、その悪魔共を相手にしなくちゃならねぇ」
悪魔と呼ばれる猛獣だと、ギャングフットなんか可愛いモンなんだろうな。デビル大蛇と比べてパワーやスピードがハンパないのもいるに違いない。
「でも条件は美食會も一緒」
「そうですよ。そう簡単にはリーガルマンモスには辿り着けませんよね!」
「まあな。最も、操縦者が洞窟の砂浜で会った奴なら話は変わってくるがな」
「ティナさんが言うように条件は一緒でも、あいつの攻撃は私の守護壁でも保つかどうか……」
「っ!」
薙刀を撫でながらトリコの話に同意していたら、小松さんは恐れるように目を見開いた。ムリもない、トリコだって冷や汗が出るくらいだからね。
〈ワウッ!! ワウッ!!〉
「っ! これは!」
テリーが吠えるのとほぼ同時に私は嫌な気配を察知した。トリコは気づいていないのか私たちの異変に不思議に思う。
「テリー? 瑞貴?」
「トリコ」
サニーの触覚も反応したみたいで私たちと同じ方向を見る。
「ん!?」
「あっ!」
「えっ!?」
「ええっ!?」
トリコも小松さんもリンちゃんも気づき、その方向に振り向いて驚く。
「あいつらは!」
「なな、なんですかーあれー!?」
「ロックドラム。巨大甲殻獣類で捕獲レベルは27か……厄介な」