クライマックス! 残された最後の食材!
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「ムリです! 全く時間が足りない! やっぱりここは、一回ギブアップしか……!」
「小松さん……!」
私は不意に、トリコが般若パンダを倒したあとのことを思い出した。
『瑞貴ちゃん、小松くん、今度は君たちの番だ』
『『えっ?』』
『君たちに、お願いしたいことがある』
『さっき、ココさんが私たちに『話がある』って言ってたことですね』
『ああ』
そこで私たちはココさんがニトロチェリーをヒットさせられることを聞いた。だけど私も小松さんもニトロチェリーについて知識はなく、調理法を教えてもらってもそれをたった10分でできる自信はないと言ったんだけど……。
『ニトロチェリーの爆発解除が間に合わないことは想定内だ。瑞貴ちゃんと小松くんにやってもらいたいことは――』
私のミッションは守護結界と温度を保つこと、そして小松さんへのミッションは別にある。ニトロチェリー自体に守護結界をかけてもいいんだけど、その状態で口に入れたら単に体の中にニトロチェリーが残るだけ。つまり体の中に爆弾が仕込まれていると同じなのでそんなことはできない。だから、ココさんの作戦に乗るしかないんだ。
《残り時間は15秒! 14、13――》
「どきな。小松、瑞貴」
「「トリコ/さん!」」
「そろそろ食事の時間だぜ」
いつの間にか調理場に入ってきたトリコは私たちにそう言うとウィンクした。トリコだってこの状況を見て完全な調理を出来ていないことを知っている。それでも恐れなんて微塵もないように笑っている。
「この世の全ての食材に感謝をこめて、いただきます! あむっ!」
「「!」」
《完食だ――っ!!》
おそらくトリコはニトロチェリーが口の中で爆発しないように一気に飲み込んだんだろう。でも――!
ボオンッ!
「ングッ!?」
「トリコ!」
「トリコさん!」
嫌な音がトリコの体内から聞こえると、トリコは口の中から黒煙を吐きだしながら体勢を崩したので私は慌てて支えた。
《きゃー! ホントに食べちゃった! バカね~~っ!! 点火したダイナマイトを体に入れたようなモノよ~!》
調理場からもスピーカーを通して会場にいるライブベアラーの声が聞こえる。
「小松さん……!」
私は不意に、トリコが般若パンダを倒したあとのことを思い出した。
『瑞貴ちゃん、小松くん、今度は君たちの番だ』
『『えっ?』』
『君たちに、お願いしたいことがある』
『さっき、ココさんが私たちに『話がある』って言ってたことですね』
『ああ』
そこで私たちはココさんがニトロチェリーをヒットさせられることを聞いた。だけど私も小松さんもニトロチェリーについて知識はなく、調理法を教えてもらってもそれをたった10分でできる自信はないと言ったんだけど……。
『ニトロチェリーの爆発解除が間に合わないことは想定内だ。瑞貴ちゃんと小松くんにやってもらいたいことは――』
私のミッションは守護結界と温度を保つこと、そして小松さんへのミッションは別にある。ニトロチェリー自体に守護結界をかけてもいいんだけど、その状態で口に入れたら単に体の中にニトロチェリーが残るだけ。つまり体の中に爆弾が仕込まれていると同じなのでそんなことはできない。だから、ココさんの作戦に乗るしかないんだ。
《残り時間は15秒! 14、13――》
「どきな。小松、瑞貴」
「「トリコ/さん!」」
「そろそろ食事の時間だぜ」
いつの間にか調理場に入ってきたトリコは私たちにそう言うとウィンクした。トリコだってこの状況を見て完全な調理を出来ていないことを知っている。それでも恐れなんて微塵もないように笑っている。
「この世の全ての食材に感謝をこめて、いただきます! あむっ!」
「「!」」
《完食だ――っ!!》
おそらくトリコはニトロチェリーが口の中で爆発しないように一気に飲み込んだんだろう。でも――!
ボオンッ!
「ングッ!?」
「トリコ!」
「トリコさん!」
嫌な音がトリコの体内から聞こえると、トリコは口の中から黒煙を吐きだしながら体勢を崩したので私は慌てて支えた。
《きゃー! ホントに食べちゃった! バカね~~っ!! 点火したダイナマイトを体に入れたようなモノよ~!》
調理場からもスピーカーを通して会場にいるライブベアラーの声が聞こえる。