食うか食われるか! トリコVS般若パンダ!
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「「トリコ/さん!」」
「般若パンダを倒すとはいえ……ただ、さすがのトリコも楽な戦いじゃあなかったみたいね。ウフフ……でも負けなくて安心したわ。大事な脳をパンダに食べられちゃったら困るしね」
(トリコ……相当のダメージを負った上に36連まで撃って、体力がもう限界に近いはずだ)
私と小松さんはトリコの状態を危惧して、階段に座り込んだ彼の前に立つ。般若パンダの攻撃と大技を撃った反動で、見ただけでもトリコはダメージが大きいとわかる。
「ハァ…ハァ……瑞貴…小松……調理…頼んだぜ……!」
「っ、わかった!」
「はい!」
トリコの状態を見れば急ぐに越したことはない。だけど丁寧かつ迅速じゃなくちゃいけないから、台車を呼んでいる暇すら惜しい!
「よっと。いくよ、小松さん!」
「はい――って、ええぇぇえええ!?」
般若パンダを両手で持ち上げた私を見て小松さんが驚きの声を上げるが、気にせずそのまま厨房に向かうと小松さんも追いかけてくれた。私自身は調理以外に体力使ってないし、忘れているかもしれないけど、私だって美食屋だから大物をハントすれば運ぶことは何度もあるんだよ。
制限時間は250分だけど、トリコが40分で倒してくれたおかげで210分も時間が残った。現在蒸しているこの調理まで今じゃ15分ほど使っているけど、焦るわけにはいかない。
「じっくり調理して、トリコさんが充分に回復する料理を拵えなきゃ……!」
「小松さん、ライスペーパーと野菜の準備も整ったよ!」
「はい!」
残り時間10分で、私と小松さんは野菜に乗せた蒸し肉を巨大な皮で包み、生春巻きを残り時間8分で完成させた。
般若パンダが大きいからひと皿でもかなりの量の生春巻きが六皿分もできて、台車で会場にいるトリコのテーブルへ持って行った。
「おおー! うまそー!」
「特製の醤油タレに、マヨネーズソースもあります!」
「好みで付けて召し上がって――」
「ごちそうさまでした!」
「「早っ!?」」
タレやソースを作った意味ないじゃん! てか、相変わらずあんたの口はブラックホールか!
《トリコ、あっという間に完食――っ!! ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、般若パンダ完食により250ポイント獲得! さらに般若パンダはジョーカー食材のため、ライブベアラー様の食材のどれか一つと交換する権利が与えられます!》
「確か食材を交換しても、食材のポイントは変わらないんだよね?」
「ええ。一度獲得したポイントが減ることはないわ。ただ交換した食材のポイントがお互いに入るだけ」
「わかった。なら交換だ。お前からはにんにくガニをもらおうか」
《おーっと! 食べるのが楽な上に高得点のアタリカードを要求した――っ!!》
「当然よね。で? そっちは何をくれるの?」
「太陽酒(サマーウィスキー)を出そう」
《太陽酒(サマーウィスキー)! 50ポイントの食材だ!》
「あら~? てっきり10ポイントのカスカードを出すのかと思ったら……」
それぞれのカードの食材をコックが持って来てくれて、私と小松さんはさっそくにんにくガニを調理した。
「般若パンダを倒すとはいえ……ただ、さすがのトリコも楽な戦いじゃあなかったみたいね。ウフフ……でも負けなくて安心したわ。大事な脳をパンダに食べられちゃったら困るしね」
(トリコ……相当のダメージを負った上に36連まで撃って、体力がもう限界に近いはずだ)
私と小松さんはトリコの状態を危惧して、階段に座り込んだ彼の前に立つ。般若パンダの攻撃と大技を撃った反動で、見ただけでもトリコはダメージが大きいとわかる。
「ハァ…ハァ……瑞貴…小松……調理…頼んだぜ……!」
「っ、わかった!」
「はい!」
トリコの状態を見れば急ぐに越したことはない。だけど丁寧かつ迅速じゃなくちゃいけないから、台車を呼んでいる暇すら惜しい!
「よっと。いくよ、小松さん!」
「はい――って、ええぇぇえええ!?」
般若パンダを両手で持ち上げた私を見て小松さんが驚きの声を上げるが、気にせずそのまま厨房に向かうと小松さんも追いかけてくれた。私自身は調理以外に体力使ってないし、忘れているかもしれないけど、私だって美食屋だから大物をハントすれば運ぶことは何度もあるんだよ。
制限時間は250分だけど、トリコが40分で倒してくれたおかげで210分も時間が残った。現在蒸しているこの調理まで今じゃ15分ほど使っているけど、焦るわけにはいかない。
「じっくり調理して、トリコさんが充分に回復する料理を拵えなきゃ……!」
「小松さん、ライスペーパーと野菜の準備も整ったよ!」
「はい!」
残り時間10分で、私と小松さんは野菜に乗せた蒸し肉を巨大な皮で包み、生春巻きを残り時間8分で完成させた。
般若パンダが大きいからひと皿でもかなりの量の生春巻きが六皿分もできて、台車で会場にいるトリコのテーブルへ持って行った。
「おおー! うまそー!」
「特製の醤油タレに、マヨネーズソースもあります!」
「好みで付けて召し上がって――」
「ごちそうさまでした!」
「「早っ!?」」
タレやソースを作った意味ないじゃん! てか、相変わらずあんたの口はブラックホールか!
《トリコ、あっという間に完食――っ!! ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、般若パンダ完食により250ポイント獲得! さらに般若パンダはジョーカー食材のため、ライブベアラー様の食材のどれか一つと交換する権利が与えられます!》
「確か食材を交換しても、食材のポイントは変わらないんだよね?」
「ええ。一度獲得したポイントが減ることはないわ。ただ交換した食材のポイントがお互いに入るだけ」
「わかった。なら交換だ。お前からはにんにくガニをもらおうか」
《おーっと! 食べるのが楽な上に高得点のアタリカードを要求した――っ!!》
「当然よね。で? そっちは何をくれるの?」
「太陽酒(サマーウィスキー)を出そう」
《太陽酒(サマーウィスキー)! 50ポイントの食材だ!》
「あら~? てっきり10ポイントのカスカードを出すのかと思ったら……」
それぞれのカードの食材をコックが持って来てくれて、私と小松さんはさっそくにんにくガニを調理した。