無敵の領域を持つ男! その名はサニー!
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「ああっ、ご挨拶が遅れました。僕――」
「どうでもいいけどさ、美しさ全然足りなくね? 君」
小松さんの挨拶を遮ったと思ったら、言うことがそれかい!
「そうですか? ごめんなさい……」
「何食ってんだ、普段」
「普段はごく普通のものを……」
「普通? ダメだな。もっとビタミンとかコラーゲンとかパネェ食品を取らねぇと。今度、俺のフルコースごちそうしてやるよ」
「フルコース!? サニーさんのフルコースって……!」
四天王のフルコースともなると、カメラを構えたティナさんの食いつきもハンパなかった……。
サニーのフルコースメニュー――オードブル・美肌キャビア、スープ・カリスロブスター汁、魚料理・美白マグロ、肉料理・完美牛、サラダ・もち肌もやし、ドリンク・カリスドラゴンの鱗酒……美白を追求したのばかりだ。
「メインとデザートはまだ決まってないが、どれも美(ツク)しい食材ばかりだろ」
「美肌キャビア、美白マグロにもち肌もやし……! お肌にいい女性の憧れの食材が多数~! ――さすが、四天王・サニーさんですね」
「またカメラ前で人変わってる!?」
「さすがプロ……」
カメラをサニーに向けていたときは興奮で顔が赤かったのに、自分に向けた途端に普通の顔になった。クルッポーも心なしか表情変えてるし。
「おいおい。サニーは四天王一の偏食野郎。うまさは保証できねーぞ」
「うっせトリコ! で、お前のフルコースはどうなんだ!?」
「まだデザートしか決まってねーよ」
「ンだそれ!? 一番食材見っけてるくせに優柔不断か!? で、相変わらず『アレ』をメイン料理に考えているのか?」
「「えっ?」」
初めて聞く情報に小松さんとティナさんは興味を示した。
「トリコさんのメイン料理って?」
「トリコ~! ココマヨの木があるしー!」
「ホントか!?」
「「無視か……」」
さっきもサニーに言っている間も黒草を食べていたし、リンちゃんが呼んだ内容にすぐ駆け付けるトリコに、思わずサニーと台詞被っちゃったよ。どんだけ食べ物に目がないんだか……。
「いただきます! あむ……ココアの苦味とマヨネーズの酸味の絶妙なバランス、シャキシャキとした歯ごたえした黒草によく合うぜ! でかしたリン!」
「トリコに、褒められた!」
顔を赤くして口元に両手を覆うリンちゃんは恋する乙女そのもの。可愛いな~。
「よーし……さらにもうひと味! こいつを使ってみるか」
トリコはリュックから赤い拳の形をした道具を取り出し、分解すると中に小さなスナック菓子を二つ入れて繋げる。そして取っ手を動かすと広がった手からスパイスがココアマヨネーズ――ココマヨをかけた黒草に落ちてきた。
「なんですか、それ? 見たことないポータブルスパイス調理器……グルメスパイサーですか?」
「ああ。欲しいならやるぞ」
「えっ!? いいんですか!?」
「お前料理人だろ? だったらお前が持ってたほうがよくね?」
「ありがとうございます! じゃあこれで僕、トリコさんにおいし料理をいっぱい作っちゃいます!」
「ああ! モグッ……くぅ~! ココマヨをかけた黒草に、サクサクのスナック風味を砕いてかけたら最高だぜ!」
前々から思ってたけど、トリコってグルメレポーターにもなれるな。聞いてるだけでお腹空いてきた……。
「トリコさん。これ、グルメタウンで見つけたんですか? 最新型ですか、これ!?」
「あ? 知らね。グルメ研究所の研究室に置いてあったんだ」
「たぶんそれ、研究中の試作機だし」
「勝手に持ってきていいの?」
「てか、勝手に人にあげてるし」
勝手に持ってきた挙げ句に使って人にあげるなんて、さすがのリンちゃんも苦笑していた。
「瑞貴、お前も食ったらどうだ? 腹減ってんだろ?」
「何故バレた!?」
「そりゃ物欲しそうに見てたらわかるって」
「失敬な! そんな目で見てないよ!」
「…………」
「ん?」
視線を感じて振り向くと、サニーがジッとこっちを見ていた。
「どうでもいいけどさ、美しさ全然足りなくね? 君」
小松さんの挨拶を遮ったと思ったら、言うことがそれかい!
「そうですか? ごめんなさい……」
「何食ってんだ、普段」
「普段はごく普通のものを……」
「普通? ダメだな。もっとビタミンとかコラーゲンとかパネェ食品を取らねぇと。今度、俺のフルコースごちそうしてやるよ」
「フルコース!? サニーさんのフルコースって……!」
四天王のフルコースともなると、カメラを構えたティナさんの食いつきもハンパなかった……。
サニーのフルコースメニュー――オードブル・美肌キャビア、スープ・カリスロブスター汁、魚料理・美白マグロ、肉料理・完美牛、サラダ・もち肌もやし、ドリンク・カリスドラゴンの鱗酒……美白を追求したのばかりだ。
「メインとデザートはまだ決まってないが、どれも美(ツク)しい食材ばかりだろ」
「美肌キャビア、美白マグロにもち肌もやし……! お肌にいい女性の憧れの食材が多数~! ――さすが、四天王・サニーさんですね」
「またカメラ前で人変わってる!?」
「さすがプロ……」
カメラをサニーに向けていたときは興奮で顔が赤かったのに、自分に向けた途端に普通の顔になった。クルッポーも心なしか表情変えてるし。
「おいおい。サニーは四天王一の偏食野郎。うまさは保証できねーぞ」
「うっせトリコ! で、お前のフルコースはどうなんだ!?」
「まだデザートしか決まってねーよ」
「ンだそれ!? 一番食材見っけてるくせに優柔不断か!? で、相変わらず『アレ』をメイン料理に考えているのか?」
「「えっ?」」
初めて聞く情報に小松さんとティナさんは興味を示した。
「トリコさんのメイン料理って?」
「トリコ~! ココマヨの木があるしー!」
「ホントか!?」
「「無視か……」」
さっきもサニーに言っている間も黒草を食べていたし、リンちゃんが呼んだ内容にすぐ駆け付けるトリコに、思わずサニーと台詞被っちゃったよ。どんだけ食べ物に目がないんだか……。
「いただきます! あむ……ココアの苦味とマヨネーズの酸味の絶妙なバランス、シャキシャキとした歯ごたえした黒草によく合うぜ! でかしたリン!」
「トリコに、褒められた!」
顔を赤くして口元に両手を覆うリンちゃんは恋する乙女そのもの。可愛いな~。
「よーし……さらにもうひと味! こいつを使ってみるか」
トリコはリュックから赤い拳の形をした道具を取り出し、分解すると中に小さなスナック菓子を二つ入れて繋げる。そして取っ手を動かすと広がった手からスパイスがココアマヨネーズ――ココマヨをかけた黒草に落ちてきた。
「なんですか、それ? 見たことないポータブルスパイス調理器……グルメスパイサーですか?」
「ああ。欲しいならやるぞ」
「えっ!? いいんですか!?」
「お前料理人だろ? だったらお前が持ってたほうがよくね?」
「ありがとうございます! じゃあこれで僕、トリコさんにおいし料理をいっぱい作っちゃいます!」
「ああ! モグッ……くぅ~! ココマヨをかけた黒草に、サクサクのスナック風味を砕いてかけたら最高だぜ!」
前々から思ってたけど、トリコってグルメレポーターにもなれるな。聞いてるだけでお腹空いてきた……。
「トリコさん。これ、グルメタウンで見つけたんですか? 最新型ですか、これ!?」
「あ? 知らね。グルメ研究所の研究室に置いてあったんだ」
「たぶんそれ、研究中の試作機だし」
「勝手に持ってきていいの?」
「てか、勝手に人にあげてるし」
勝手に持ってきた挙げ句に使って人にあげるなんて、さすがのリンちゃんも苦笑していた。
「瑞貴、お前も食ったらどうだ? 腹減ってんだろ?」
「何故バレた!?」
「そりゃ物欲しそうに見てたらわかるって」
「失敬な! そんな目で見てないよ!」
「…………」
「ん?」
視線を感じて振り向くと、サニーがジッとこっちを見ていた。