食うか食われるか! トリコVS般若パンダ!
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《般若パンダ、ダウン――ッ!!》
「わーい! やったー!」
「「まだだ/よ!」」
「えっ?」
「ウフッ」
両手を上げて喜ぶ小松に、ココと瑞貴が否定の声を上げた。それはライブベアラーも同じようでニヤリと笑っている。
般若パンダは体が壁から床に落ちそうになるが、両足と両手を着けてふんばると立ち上がって雄叫びを上げる。
〈ガアアァァアアア!!〉
体の般若模様がますます怒っているような雄叫びを上げる般若パンダに対し、トリコは18連釘パンチを撃った反動により肩で息をしていた。
「ハァ…ハァ…図体に似合わず素早い奴だ……。18連が当たる直前にうしろに飛び…威力を流しやがった……! 肉弾戦でこれだけの相手にはなかなかお目にかかれねぇ……! 油断していると危ねぇな!」
トリコは動きやすいようにシャツを脱いで上半身が裸になるが、しかしその瞳は鋭く光っているようにも見える。
「ならば……俺も、考えることをやめるとするか」
〈ガアアァァアアア!!〉
……跳びかかる般若パンダはトリコに殴ろうと、怒りのまま次々と交互に拳を下ろすが全てかわしていく。しかしそれすらも般若パンダにとっては怒りのエネルギーとなり、激しいラッシュが止まらない。
「般若パンダの奴……!」
「ムチャクチャ怒りまくってる……!」
「攻撃力が増してるぜ……!」
「だがトリコの奴、さっきより動きがよくなってる」
ルイさんやシンさんやラムさんは般若パンダの攻撃に注目していたが、マッチさんが一番注目していたのはトリコの動きだ。
「まるで、般若パンダの攻撃を全て見切ってるみてぇだ」
「――直観力さ」
「ん?」
急にトリコの動きがよくなった謎を、ココさんはわかったみたい。
「トリコは考えることをやめて、今までの戦闘経験と直観だけで戦っているんだ」
「直観だと……!?」
「敵の動きに神経を向けるんじゃなく、相手と対峙したとき瞬間的に最善の手が頭に浮かぶ……長い訓練や経験から自然と最善の手を選択することができる行動です。今のトリコは直観力を素直に信じて、体を委ねているんです」
サニーとの旅で会得した行動だけど、もうトリコは完全にモノにしている。本当に見習わなくちゃいけないことばかりだね。
「わーい! やったー!」
「「まだだ/よ!」」
「えっ?」
「ウフッ」
両手を上げて喜ぶ小松に、ココと瑞貴が否定の声を上げた。それはライブベアラーも同じようでニヤリと笑っている。
般若パンダは体が壁から床に落ちそうになるが、両足と両手を着けてふんばると立ち上がって雄叫びを上げる。
〈ガアアァァアアア!!〉
体の般若模様がますます怒っているような雄叫びを上げる般若パンダに対し、トリコは18連釘パンチを撃った反動により肩で息をしていた。
「ハァ…ハァ…図体に似合わず素早い奴だ……。18連が当たる直前にうしろに飛び…威力を流しやがった……! 肉弾戦でこれだけの相手にはなかなかお目にかかれねぇ……! 油断していると危ねぇな!」
トリコは動きやすいようにシャツを脱いで上半身が裸になるが、しかしその瞳は鋭く光っているようにも見える。
「ならば……俺も、考えることをやめるとするか」
〈ガアアァァアアア!!〉
……跳びかかる般若パンダはトリコに殴ろうと、怒りのまま次々と交互に拳を下ろすが全てかわしていく。しかしそれすらも般若パンダにとっては怒りのエネルギーとなり、激しいラッシュが止まらない。
「般若パンダの奴……!」
「ムチャクチャ怒りまくってる……!」
「攻撃力が増してるぜ……!」
「だがトリコの奴、さっきより動きがよくなってる」
ルイさんやシンさんやラムさんは般若パンダの攻撃に注目していたが、マッチさんが一番注目していたのはトリコの動きだ。
「まるで、般若パンダの攻撃を全て見切ってるみてぇだ」
「――直観力さ」
「ん?」
急にトリコの動きがよくなった謎を、ココさんはわかったみたい。
「トリコは考えることをやめて、今までの戦闘経験と直観だけで戦っているんだ」
「直観だと……!?」
「敵の動きに神経を向けるんじゃなく、相手と対峙したとき瞬間的に最善の手が頭に浮かぶ……長い訓練や経験から自然と最善の手を選択することができる行動です。今のトリコは直観力を素直に信じて、体を委ねているんです」
サニーとの旅で会得した行動だけど、もうトリコは完全にモノにしている。本当に見習わなくちゃいけないことばかりだね。