ココの策略! 勝負を決めるハズレ食材!
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「さあー! 一気に勝負を決めるわよー!」
それからライブベアラーは味アリ・40ポイント、泡美・20ポイント、ゴールドシュリンプ・200ポイントを連続ヒットさせてきた。もちろん全て完璧に調理し、完食までしてくれる。
《ライブベアラー様、このターンで260ポイントゲット! 合計1190ポイント! ココ・トリコ・小松・瑞貴チームとの差は880ポイント! 残りカードは十種類。ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、かなり厳しい展開だ!》
「これ以上の点差はマズいぜ!」
「ココさん!」
「二人共、その辺にして。ココさんが集中できないでしょ」
私はトリコと小松さんを宥めた。私でもこのゲームの勝因がポイントの優劣じゃないと気づいたけど、もっと前に気づいたココさんなら闇雲にアウトしているわけがない。
(奴が序盤から効率よくポイントを稼ぐことは予想できた。僕のアウトを見て、さらに闇雲に当たりをヒットさせてくることも……。問題はここからだ。奴が意図的に避けているカード――それが恐らく最悪のハズレカード! 勝機はそこにある! あとは順番だ!)
……ココの目にはそのカードが禍々しいドクロを象っている。一歩間違えたら敗北するが、ココはこの三種類のカードに賭けていた。
「1番を頼む」
《30ポイントのアトラスクラブ!》
「これはさっき出た食材です!」
「ここは一つ取っておく。トリコ、瑞貴ちゃん、小松くん、頼んだぞ。54番」
《54番、アトラスクラブ! ヒットだ!》
今までと同じように床から檻に入ったアトラスクラブが現れ、その檻から解放された。大きなハサミを持つアトラスクラブにトリコは上着を脱いで指を鳴らしながら対峙する。
「へっ! よーし、任せな! フライングフォーク!!」
キンッ!
「何っ!? ――ぐっ!」
先手のアトラスクラブの攻撃はかわしたけど、トリコのフライングフォークは奴の強力な甲羅により防がれた。さらにアトラスクラブは体を回転させて、その勢いで尻尾がトリコに当たる。トリコは腕を組んでガードしたけど、その隙にアトラスクラブは飛びかかって来た。
「18連釘パンチ!!」
トリコの18連釘パンチがアトラスクラブの腹に命中し、18回の衝撃を受けたアトラスクラブはひっくり返って倒した。
「時間がかかっちまったぜ。調理頼んだぜ、瑞貴! 小松!」
「任せて!」
「はい!」
私たちは厨房でアトラスクラブの調理を開始する。小松さんが大きな鍋を使ってアトラスクラブを煮ている間、私はソースを作ったりと完璧な分担で調理し、大きな台車を使ってトリコの元へ運んだ。
それからライブベアラーは味アリ・40ポイント、泡美・20ポイント、ゴールドシュリンプ・200ポイントを連続ヒットさせてきた。もちろん全て完璧に調理し、完食までしてくれる。
《ライブベアラー様、このターンで260ポイントゲット! 合計1190ポイント! ココ・トリコ・小松・瑞貴チームとの差は880ポイント! 残りカードは十種類。ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、かなり厳しい展開だ!》
「これ以上の点差はマズいぜ!」
「ココさん!」
「二人共、その辺にして。ココさんが集中できないでしょ」
私はトリコと小松さんを宥めた。私でもこのゲームの勝因がポイントの優劣じゃないと気づいたけど、もっと前に気づいたココさんなら闇雲にアウトしているわけがない。
(奴が序盤から効率よくポイントを稼ぐことは予想できた。僕のアウトを見て、さらに闇雲に当たりをヒットさせてくることも……。問題はここからだ。奴が意図的に避けているカード――それが恐らく最悪のハズレカード! 勝機はそこにある! あとは順番だ!)
……ココの目にはそのカードが禍々しいドクロを象っている。一歩間違えたら敗北するが、ココはこの三種類のカードに賭けていた。
「1番を頼む」
《30ポイントのアトラスクラブ!》
「これはさっき出た食材です!」
「ここは一つ取っておく。トリコ、瑞貴ちゃん、小松くん、頼んだぞ。54番」
《54番、アトラスクラブ! ヒットだ!》
今までと同じように床から檻に入ったアトラスクラブが現れ、その檻から解放された。大きなハサミを持つアトラスクラブにトリコは上着を脱いで指を鳴らしながら対峙する。
「へっ! よーし、任せな! フライングフォーク!!」
キンッ!
「何っ!? ――ぐっ!」
先手のアトラスクラブの攻撃はかわしたけど、トリコのフライングフォークは奴の強力な甲羅により防がれた。さらにアトラスクラブは体を回転させて、その勢いで尻尾がトリコに当たる。トリコは腕を組んでガードしたけど、その隙にアトラスクラブは飛びかかって来た。
「18連釘パンチ!!」
トリコの18連釘パンチがアトラスクラブの腹に命中し、18回の衝撃を受けたアトラスクラブはひっくり返って倒した。
「時間がかかっちまったぜ。調理頼んだぜ、瑞貴! 小松!」
「任せて!」
「はい!」
私たちは厨房でアトラスクラブの調理を開始する。小松さんが大きな鍋を使ってアトラスクラブを煮ている間、私はソースを作ったりと完璧な分担で調理し、大きな台車を使ってトリコの元へ運んだ。