デッドヒート! ココVSライブベアラー!
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「これでいいのか? お安い御用だな」
「フゥ……ハァ~……」
「コラコラ。次は私たちの番なんだからホッとするには早いよ」
「は、はい!」
小松さんを促して私たちはトリコから弾丸ドングリを受け取り、さっそく厨房へ持って行って調理を始める。……まさかその様子を、ライブベアラーがジッと見ていたなんて気づかずに。
私たちはできた料理をトリコの元へ持って行った。
「どうぞ」
「弾丸ドングリの甘露煮だよ」
「あむっ……おおっ! 弾丸って名前とは真逆に、こんなに柔らかくて優しい味とはな! うめー!」
弾丸ドングリの柔らかさと甘い味が口に広がったおかげで、トリコの箸がどんどん進んでいく。そして見事に完食してくれた。
「ごちそうさまでした!」
《完食です! 70ポイント獲得! ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、このターンでなんと合計310ポイント! 逆転です!》
「やったぜー!」
「はいー!」
「絶好調!」
「わかったか、ライブベアラー? これが美食屋・トリコだ!」
「アッパレね。あれだけの食材を一度もギブアップせずに余裕で完食……過去にはいなかったかも」
……ココの宣言にライブベアラーはそう言って笑ったあと、ジッとある二人を見据えていた。
(そして、警戒すべき相手がもう二人いることもわかったわ……。私も料理人だからわかる。トリコが食べた全ての食材にさり気なく絶妙な調理を施している、この男と女……トリコは気づいてない。おいしく完食できたのは全て彼らのおかげだと!)
ライブベアラーが見ていたのはトリコの隣にいる瑞貴と小松だ。二人は共に調理しているとはいえ、その技術は充分にライブベアラーの好奇心を揺さぶっていたのだ。今もヨダレを垂らしながら二人を見ている。
(たったの六品でも連携してやっててもそのセンスは隠せないわ……。あ~覗いてみたい……! 彼らの食歴、知識、哲学、信念! いったいどこを目指してるの? そう思わせるほどの才能……絶対に奪い取ってやるわ! その金色(コンジキ)の脳の中身を!)
(あっ……)
……ココもまたライブベアラーが向いた視線の先が、小松と瑞貴だということに気づいた。
「瑞貴さん? どうしました?」
「さっきから物凄い寒気が――というか第六感が危険信号を伝えているよ……」
まあその持ち主はわかっているけどね……。でもこんなに視線が刺さっているのに気づかない小松さんがある意味スゴいよ。
「さあ、私の番ね」
「来るか……!」
《食材の残りはあと十九です!》
「ここからが、勝負だな!」
「「「…………!」」」
ココさんに感化されるように、トリコも小松さんもマッチさんも私も緊張が走った。まるで今までが序の口だと言うかのように、本番が始まる!
「フゥ……ハァ~……」
「コラコラ。次は私たちの番なんだからホッとするには早いよ」
「は、はい!」
小松さんを促して私たちはトリコから弾丸ドングリを受け取り、さっそく厨房へ持って行って調理を始める。……まさかその様子を、ライブベアラーがジッと見ていたなんて気づかずに。
私たちはできた料理をトリコの元へ持って行った。
「どうぞ」
「弾丸ドングリの甘露煮だよ」
「あむっ……おおっ! 弾丸って名前とは真逆に、こんなに柔らかくて優しい味とはな! うめー!」
弾丸ドングリの柔らかさと甘い味が口に広がったおかげで、トリコの箸がどんどん進んでいく。そして見事に完食してくれた。
「ごちそうさまでした!」
《完食です! 70ポイント獲得! ココ・トリコ・小松・瑞貴チーム、このターンでなんと合計310ポイント! 逆転です!》
「やったぜー!」
「はいー!」
「絶好調!」
「わかったか、ライブベアラー? これが美食屋・トリコだ!」
「アッパレね。あれだけの食材を一度もギブアップせずに余裕で完食……過去にはいなかったかも」
……ココの宣言にライブベアラーはそう言って笑ったあと、ジッとある二人を見据えていた。
(そして、警戒すべき相手がもう二人いることもわかったわ……。私も料理人だからわかる。トリコが食べた全ての食材にさり気なく絶妙な調理を施している、この男と女……トリコは気づいてない。おいしく完食できたのは全て彼らのおかげだと!)
ライブベアラーが見ていたのはトリコの隣にいる瑞貴と小松だ。二人は共に調理しているとはいえ、その技術は充分にライブベアラーの好奇心を揺さぶっていたのだ。今もヨダレを垂らしながら二人を見ている。
(たったの六品でも連携してやっててもそのセンスは隠せないわ……。あ~覗いてみたい……! 彼らの食歴、知識、哲学、信念! いったいどこを目指してるの? そう思わせるほどの才能……絶対に奪い取ってやるわ! その金色(コンジキ)の脳の中身を!)
(あっ……)
……ココもまたライブベアラーが向いた視線の先が、小松と瑞貴だということに気づいた。
「瑞貴さん? どうしました?」
「さっきから物凄い寒気が――というか第六感が危険信号を伝えているよ……」
まあその持ち主はわかっているけどね……。でもこんなに視線が刺さっているのに気づかない小松さんがある意味スゴいよ。
「さあ、私の番ね」
「来るか……!」
《食材の残りはあと十九です!》
「ここからが、勝負だな!」
「「「…………!」」」
ココさんに感化されるように、トリコも小松さんもマッチさんも私も緊張が走った。まるで今までが序の口だと言うかのように、本番が始まる!