無敵の領域を持つ男! その名はサニー!
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……グルメコロシアムで伝説の狼・バトルウルフは子を産んだが、忍び込んだGTロボに命を奪われ、怒りの瑞貴とトリコは苦闘の末GTロボを倒した。残された子供のバトルウルフ――トリコはテリークロスという名前を付けた。
いよいよリーガルマンモスの捕獲を乗り出そうとする瑞貴たちに、サニーが捕獲完了したと言う報せが届いた。
☆☆☆☆☆
翌日。私たちはサニーを出迎えるために、研究所の外の崖の上で待っているんだけど……。
「うめー酒乱牛! 肉汁とテキーラの味が口いっぱいに広がって、味に酔うってのはまさにこのことだぜ!」
「わしにも食わせろぉ!」
「渡すかよ! この酔っ払いめが!」
トリコが酒乱牛を食べていると、隣で酒を飲んでいたマンサム所長が食らいついた。
「外まで食事持ってこなくても……」
「しかも奪い合いしてるし……」
その光景に小松さんと私が呆れていると、隣では軽装姿のティナさんがカメラを構えている。
「夕べからマンサム所長のフルコースを堪能しているトリコさんですが、ただいま三巡目に入っております! トリコさん、三回目の肉料理・酒乱牛のお味は?」
「トリコに馴れ馴れしく話しかけないでほしいし! てか、なんであんたいんのよ!?」
「マンサム所長から取材許可出たの! トリコも珍しい食材もリーガルマンモスも撮影すんだから!」
パフェを持ったリンちゃんがティナさんと言い争っている。この二人が仲良くなるのはもう少し先かな……?
「なんなんだ……この人たち……」
「キャラが濃い……」
思いっきり普通の私って目立ってないんじゃない? いつか存在忘れられたらどうしよう……。
〈ウォウ!〉
「テリ~~!」
擦り寄ってきたテリーに私は癒された。あ~毛並みが気持ちいい~!
「……瑞貴、テリーから離れろ」
「嫌だよー。トリコはパートナーになったからこれからいつでも一緒だけど、私はそういかないんだから。うぅ~モフモフ~」
〈ウォン!〉
(俺の家にまで会いに来ればいいじゃねぇか。そしたら瑞貴はテリーに会えるし、俺も瑞貴に会えるってのに……)
トリコは不機嫌そうに酒乱牛を食べるけど、私はテリーに絶賛癒され中なので気に留めない。
「瑞貴~、一緒にパフェ食べるし! はい、あ~ん」
「あむ。うん、おいしい~!」
リンちゃんがパフェのアイスを乗せたスプーンを差し出してくれたから私はそれを食べた。――私が憧れの舞獣姫と知ったからだけじゃなく、トリコを恋愛として好意的じゃないことを教えてから、さらに仲良くなったんだ。
「つーかサニーの奴おっせーな。ホントにマンモス持って来んだろーな?」
「ハグッ!」
「あっ! コラァ!」
トリコの意識が逸れた瞬間を逃さず、マンサム所長はまた酒乱牛に噛み付いた。
「来たし!」
「「「「「えっ?」」」」」
双眼鏡を覗くリンちゃんが知らせてくれたので、私たちも見ると……巨大なマンモスが一人の男性によって運ばれて来た。その大きさに小松さんもトリコも驚く。
「デカッ! あれがリーガルマンモス!?」
「古代からの食の宝・『食宝』と言われてきただけはある。圧倒されるサイズだな」
「スゴすぎるリーガルマンモス……てんこ盛りスクープ! って、あの人! 特盛りデカいのを片手で持ってるー!」
「片手だけじゃないがな」
「「?」」
マンサム所長の言葉に小松さんとティナさんは不思議に思った。
「にしても、あのデカさは……」
「何か来ます!」
リーガルマンモスと男性の周りの岩場を私が指差すと、そこから捕獲レベル15の爬虫獣類・ギャングフットが現れた。
「うええぇぇえええ! あれはー!?」
「ギャングフットの群れだし!」
「強暴で食欲旺盛な奴らだ!」
いかにも腹減ってますって言うように、ジリジリとマンモスに近づいている。
「リーガルマンモスを奪う気ですよ!」
「いったいどうなってしまうのか!?」
「心配いらねぇよ」
「えっ?」
ティナさんや小松さんが慌てる中でも、トリコは呑気に酒乱牛を食べていた。
いよいよリーガルマンモスの捕獲を乗り出そうとする瑞貴たちに、サニーが捕獲完了したと言う報せが届いた。
☆☆☆☆☆
翌日。私たちはサニーを出迎えるために、研究所の外の崖の上で待っているんだけど……。
「うめー酒乱牛! 肉汁とテキーラの味が口いっぱいに広がって、味に酔うってのはまさにこのことだぜ!」
「わしにも食わせろぉ!」
「渡すかよ! この酔っ払いめが!」
トリコが酒乱牛を食べていると、隣で酒を飲んでいたマンサム所長が食らいついた。
「外まで食事持ってこなくても……」
「しかも奪い合いしてるし……」
その光景に小松さんと私が呆れていると、隣では軽装姿のティナさんがカメラを構えている。
「夕べからマンサム所長のフルコースを堪能しているトリコさんですが、ただいま三巡目に入っております! トリコさん、三回目の肉料理・酒乱牛のお味は?」
「トリコに馴れ馴れしく話しかけないでほしいし! てか、なんであんたいんのよ!?」
「マンサム所長から取材許可出たの! トリコも珍しい食材もリーガルマンモスも撮影すんだから!」
パフェを持ったリンちゃんがティナさんと言い争っている。この二人が仲良くなるのはもう少し先かな……?
「なんなんだ……この人たち……」
「キャラが濃い……」
思いっきり普通の私って目立ってないんじゃない? いつか存在忘れられたらどうしよう……。
〈ウォウ!〉
「テリ~~!」
擦り寄ってきたテリーに私は癒された。あ~毛並みが気持ちいい~!
「……瑞貴、テリーから離れろ」
「嫌だよー。トリコはパートナーになったからこれからいつでも一緒だけど、私はそういかないんだから。うぅ~モフモフ~」
〈ウォン!〉
(俺の家にまで会いに来ればいいじゃねぇか。そしたら瑞貴はテリーに会えるし、俺も瑞貴に会えるってのに……)
トリコは不機嫌そうに酒乱牛を食べるけど、私はテリーに絶賛癒され中なので気に留めない。
「瑞貴~、一緒にパフェ食べるし! はい、あ~ん」
「あむ。うん、おいしい~!」
リンちゃんがパフェのアイスを乗せたスプーンを差し出してくれたから私はそれを食べた。――私が憧れの舞獣姫と知ったからだけじゃなく、トリコを恋愛として好意的じゃないことを教えてから、さらに仲良くなったんだ。
「つーかサニーの奴おっせーな。ホントにマンモス持って来んだろーな?」
「ハグッ!」
「あっ! コラァ!」
トリコの意識が逸れた瞬間を逃さず、マンサム所長はまた酒乱牛に噛み付いた。
「来たし!」
「「「「「えっ?」」」」」
双眼鏡を覗くリンちゃんが知らせてくれたので、私たちも見ると……巨大なマンモスが一人の男性によって運ばれて来た。その大きさに小松さんもトリコも驚く。
「デカッ! あれがリーガルマンモス!?」
「古代からの食の宝・『食宝』と言われてきただけはある。圧倒されるサイズだな」
「スゴすぎるリーガルマンモス……てんこ盛りスクープ! って、あの人! 特盛りデカいのを片手で持ってるー!」
「片手だけじゃないがな」
「「?」」
マンサム所長の言葉に小松さんとティナさんは不思議に思った。
「にしても、あのデカさは……」
「何か来ます!」
リーガルマンモスと男性の周りの岩場を私が指差すと、そこから捕獲レベル15の爬虫獣類・ギャングフットが現れた。
「うええぇぇえええ! あれはー!?」
「ギャングフットの群れだし!」
「強暴で食欲旺盛な奴らだ!」
いかにも腹減ってますって言うように、ジリジリとマンモスに近づいている。
「リーガルマンモスを奪う気ですよ!」
「いったいどうなってしまうのか!?」
「心配いらねぇよ」
「えっ?」
ティナさんや小松さんが慌てる中でも、トリコは呑気に酒乱牛を食べていた。