登場! 地下料理界のボス、ライブベアラー!
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「なるほど……」
「えっ?」
「いいか、お前ら。俺たちもこの賭場で稼ぎまくるぞ!」
「えっ? ああ……」
「「は、はい」」
ラムさんとシンさんとルイさんたちは、まだ何がなんだかわかっていないけど、とりあえずマッチさんの指示に従うって形だ。
「さっ、小松も楽しめよ」
「えっ…はいぃっ!」
「瑞貴ちゃんもやってきたらどうだい?」
「いや、その……賭けごとは苦手で自信がなくて……」
私の第六感は主に危険察知だし、ハントで時には勘を使うけどそれは経験とか感覚で自然に出たものだ。こういう運任せは得意じゃないんだよね……。
「僕の占いによれば、今日の瑞貴ちゃんは絶好調と出ているよ。もしなくなってもまたコインをあげるから僕を呼んでね」
「いやいやいや! そんな恐れ多い!」
「ココにもらうのが不安なら、俺がやってもいいぞ? 報酬はうまいメシな!」
「あんたは見返り求めるんかい!」
まあ逆にそのほうがホッとするかもね。タダより高いモノも安いモノないし。
「とりあえず瑞貴さん。せっかくグルメカジノに来たんですから何か一つでも遊びましょうよ! 僕もがんばって稼いで瑞貴さんにも分けれるようにしますから!」
「小松さんまで……そういう問題じゃないんだから……。でも、せっかく頂いたんだから遊んできますね」
「うん。楽しんでおいで」
「大損して俺らに泣きつくなよー」
「絶対稼いでやる!」
トリコの余計なひと言でカチンときて逆にヒートアップしたわ! 絶対何がなんでも稼いでギャフンと言わせてやる!
それにしてもヘタにゲームを選ぶことはできないな。よくドラマでディーラーがイカサマするってケースもあるし……スロットも目押しできるほどじゃないし……。
チロリン…リン……。
「ん?」
小さな音が聴こえたので振り向けば、そこは『ちんちろりん』のコーナーだった。お椀に小さなサイコロを三つ転がし、出た目を合わせて多ければ勝ち。イカサマはしにくいし運の強さが必要だからマシかな。
「すみません。私も参加してよろしいですか?」
「どうぞ。ではまず賭け金をこちらに」
ディーラーさんの説明を聞いて私はとりあえずコインを五枚置く。たくさんもらったとはいえ一枚がいくらかわからないし、まずは運試しってことでほどほどにね。
「よし、まずは俺からだ!」
「次はわたくしがやっても構わないかしら?」
「はい、どうぞ」
私の他に二人お客さんがいて、ディーラーに確認してもらいながら私たちは順にサイコロを振っていく。結果は……私が一番!
「おめでとうございます。500万も賭けた甲斐がありましたね」
「……ん? 500万ですか?」
「はい。お客様の賭けたグルメコインは一枚100万円ですから」
ということは、もらったコインは全部一枚が100万!? なんつー金額を渡してくれたんだ、ココさんは!
……――瑞貴がちんちろりんで奮闘している間、マッチたちはグルメルーレットをやっていた。なんとマッチは黒の1番に全てのコインを賭けている。
「全財産ぶっ込んで、男気の一本賭け!」
「さすがマッチさん!」
部下のみんなが見守る中、三角型ボールが黒の1と赤の4の間の壁で揺らぐ。勝てば大勝利、負ければ大損というハラハラの展開だ。
「「「「「ああっ……!」」」」」
「ぬぬぬぬっ……――入れえぇぇえええ!!」
マッチの脱力からの気迫押しが通じたのか、三角ボールは見事に黒の1に入った。
「気迫でいった!」
「おおっ! さすが我らがボス!」
「フンッ!」
一点集中の賭けだったため、マッチのコインが何十倍も返ってきた。それによりマッチも得意気に鼻息を荒らす。
――トリコはもう一度ぞろ目の木にチャレンジするそうで、腕を大きく回してやる気を出す。
「よーし、もう一度いくぞ~! 18連釘パンチ!!」
一度で数回の衝撃を与える釘パンチ……たった一回のパンチでぞろ目の木が十八回分も回って行く。もちろん何回かはハズレたが、6や5や2などそろっていった。
「まっ、十八回も回転すれば何回かは当たるだろ!」
プシュ~……。
「ありゃ?」
しかし出てきたぞろ目の実は、一度大きくなったかと思ったらしぼんでいった。
「お客様、さすがにそれは……」
「えっ? ダメなの?」
従業員が申し訳なさそうに言うとトリコはキョトンとした。ここに瑞貴がいれば「普通に考えてもダメでしょ!」とツッコミが入ったところである。
「えっ?」
「いいか、お前ら。俺たちもこの賭場で稼ぎまくるぞ!」
「えっ? ああ……」
「「は、はい」」
ラムさんとシンさんとルイさんたちは、まだ何がなんだかわかっていないけど、とりあえずマッチさんの指示に従うって形だ。
「さっ、小松も楽しめよ」
「えっ…はいぃっ!」
「瑞貴ちゃんもやってきたらどうだい?」
「いや、その……賭けごとは苦手で自信がなくて……」
私の第六感は主に危険察知だし、ハントで時には勘を使うけどそれは経験とか感覚で自然に出たものだ。こういう運任せは得意じゃないんだよね……。
「僕の占いによれば、今日の瑞貴ちゃんは絶好調と出ているよ。もしなくなってもまたコインをあげるから僕を呼んでね」
「いやいやいや! そんな恐れ多い!」
「ココにもらうのが不安なら、俺がやってもいいぞ? 報酬はうまいメシな!」
「あんたは見返り求めるんかい!」
まあ逆にそのほうがホッとするかもね。タダより高いモノも安いモノないし。
「とりあえず瑞貴さん。せっかくグルメカジノに来たんですから何か一つでも遊びましょうよ! 僕もがんばって稼いで瑞貴さんにも分けれるようにしますから!」
「小松さんまで……そういう問題じゃないんだから……。でも、せっかく頂いたんだから遊んできますね」
「うん。楽しんでおいで」
「大損して俺らに泣きつくなよー」
「絶対稼いでやる!」
トリコの余計なひと言でカチンときて逆にヒートアップしたわ! 絶対何がなんでも稼いでギャフンと言わせてやる!
それにしてもヘタにゲームを選ぶことはできないな。よくドラマでディーラーがイカサマするってケースもあるし……スロットも目押しできるほどじゃないし……。
チロリン…リン……。
「ん?」
小さな音が聴こえたので振り向けば、そこは『ちんちろりん』のコーナーだった。お椀に小さなサイコロを三つ転がし、出た目を合わせて多ければ勝ち。イカサマはしにくいし運の強さが必要だからマシかな。
「すみません。私も参加してよろしいですか?」
「どうぞ。ではまず賭け金をこちらに」
ディーラーさんの説明を聞いて私はとりあえずコインを五枚置く。たくさんもらったとはいえ一枚がいくらかわからないし、まずは運試しってことでほどほどにね。
「よし、まずは俺からだ!」
「次はわたくしがやっても構わないかしら?」
「はい、どうぞ」
私の他に二人お客さんがいて、ディーラーに確認してもらいながら私たちは順にサイコロを振っていく。結果は……私が一番!
「おめでとうございます。500万も賭けた甲斐がありましたね」
「……ん? 500万ですか?」
「はい。お客様の賭けたグルメコインは一枚100万円ですから」
ということは、もらったコインは全部一枚が100万!? なんつー金額を渡してくれたんだ、ココさんは!
……――瑞貴がちんちろりんで奮闘している間、マッチたちはグルメルーレットをやっていた。なんとマッチは黒の1番に全てのコインを賭けている。
「全財産ぶっ込んで、男気の一本賭け!」
「さすがマッチさん!」
部下のみんなが見守る中、三角型ボールが黒の1と赤の4の間の壁で揺らぐ。勝てば大勝利、負ければ大損というハラハラの展開だ。
「「「「「ああっ……!」」」」」
「ぬぬぬぬっ……――入れえぇぇえええ!!」
マッチの脱力からの気迫押しが通じたのか、三角ボールは見事に黒の1に入った。
「気迫でいった!」
「おおっ! さすが我らがボス!」
「フンッ!」
一点集中の賭けだったため、マッチのコインが何十倍も返ってきた。それによりマッチも得意気に鼻息を荒らす。
――トリコはもう一度ぞろ目の木にチャレンジするそうで、腕を大きく回してやる気を出す。
「よーし、もう一度いくぞ~! 18連釘パンチ!!」
一度で数回の衝撃を与える釘パンチ……たった一回のパンチでぞろ目の木が十八回分も回って行く。もちろん何回かはハズレたが、6や5や2などそろっていった。
「まっ、十八回も回転すれば何回かは当たるだろ!」
プシュ~……。
「ありゃ?」
しかし出てきたぞろ目の実は、一度大きくなったかと思ったらしぼんでいった。
「お客様、さすがにそれは……」
「えっ? ダメなの?」
従業員が申し訳なさそうに言うとトリコはキョトンとした。ここに瑞貴がいれば「普通に考えてもダメでしょ!」とツッコミが入ったところである。