登場! 地下料理界のボス、ライブベアラー!
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……一龍の修業食材・メテオガーリックを手に入れるために、トリコとココ、瑞貴と小松はジダル王国のグルメカジノへと向かう。
違法食材で溢れるジダル王国――トリコたちの前に違法食材を撲滅しに来たグルメマフィアのマッチたちが現れる。そして、トリコたちはマッチからグルメカジノの黒幕を教えられる。いざ、グルメカジノへ向かうトリコたち!
☆☆☆☆☆
一般メインエリアに来て、小松さんと私はテラスの下に広がるカジノルームに大騒ぎしている。カジノなんて初めて来たけど予想以上の規模だよ!
「これ、ぜ~んぶカジノスペースですかー!? うわ~! スゴ~い!」
「広いし煌びやかだし、何よりゲームがスゴく豊富だね!」
「トリコさん! ココさん! 瑞貴さん! マッチさん! 早く行ってみましょうよー!」
「あっ! 小松さん、待って!」
私以上にハシャぎまくる小松さんを見ていると、彼が私より五つも年上だって忘れそうになるなぁ。
小松さんに続いて私たちも降りると、グルメルーレット、丁半サイコロ、スナックジャックなどたくさんある。どれも当たれば普通食材から高級食材まで手に入るようだ。
「なんて広さ! なんてゲームの多さなんだ!」
「誰にでも楽しめる、一般フロアさ」
「健全かつ合法的なカジノってわけだ。――表向きのな」
フロアを見渡しながらココさんとマッチさんが言う。確かに見た感じでは普通の賭博場に見えるけど、『光ある所に闇あり』――ここはその『光』ってわけだね。
とりえず私たちは景品が表示されるモニターへと向かった。フライドロック、カラーコング、サファイアメロン、鰐豚、ジャンジャン麺……横にある数字は残っている量かな。
「さて、今日の景品は……」
「おおっ! 結構いい食材そろってるじゃねぇか!」
「違法どころか高価でおいしそうな食材ばかり!」
「ここに来るまでも、結構いい食材ばかりだったもんね」
モニターの食材に喜ぶ私たちに対して、目的の違法食材がないからラムさんやルイさんたちが少し残念そうな顔をしている。
「麻薬食材がなけりゃ、この賭場でギャンブルしても意味がねぇ」
「どうします、マッチさん?」
「恐らく麻薬食材を扱ってるのはVIPエリア……見つけて潜りこまねぇと。――お、おい。お前ら!」
マッチさんの作戦を無視して、ココさんとトリコは現金をコインに交換するコイン交換機の前に立った。
「まずは軍資金集めさ」
「って、この賭場で張るつもりか?」
「まあな! うまそうな食材もあるし!」
「出ましたー! 限度額無制限のブラックカード!」
「あれ、ココさんも持ってるんですか?」
「もちろん。ほら」
ココさんもトリコと同じブラックカードを取り出した。もう本当に四天王っていろんな意味でスゴ過ぎる!
「グルメクレジットカードで1億円分っと」
ジャラジャラジャラ――……!
「ものっそい出てきてるんですけど!」
「交換機のコインを出し尽くしてないよね?」
「1万円コインで一万枚だ!」
「それ多くないか?」
「軍資金は多いほうがいいだろう?」
そりゃそうかもしれないけど、ココさんの言うことはごもっともだよ。どんだけ賭ける気だ? もしくは遊ぶ気だ?
「見ろよ、この光沢! 艶! 輝き! さすがグルメコインだぜ!」
「グルメコイン?」
「グルメカジノのコインだからそういう名前なの?」
「実はこのコイン、うまいんだ。いただきます! あむっ」
「「ええっ!?」」
躊躇いもなく口にしたトリコに私と小松さんは驚きの声を上げた。……って、メチャクチャおいしそうな顔をして親指を立ててる!
「うも~い!」
「ああっ! 僕にもくださいー!」
「ほれ」
「あむっ……うも~い! まるで高級チョコみたいな甘さ! この歯応えも最高です!」
「こいつは高いほどうまいんだ!」
「そうなんですか~!」
「瑞貴も食うか?」
「遠慮します!」
「大事な軍資金を食べるなよ」
私は即座に断った。いや、遠慮がどうとか言うよりカジノに必要な軍資金だし、それに加えて1万円の食材より、一枚が1万円のコインなんて恐れ多過ぎて食べれるわけないでしょ! ココさんもなんか呆れているぞ!
違法食材で溢れるジダル王国――トリコたちの前に違法食材を撲滅しに来たグルメマフィアのマッチたちが現れる。そして、トリコたちはマッチからグルメカジノの黒幕を教えられる。いざ、グルメカジノへ向かうトリコたち!
☆☆☆☆☆
一般メインエリアに来て、小松さんと私はテラスの下に広がるカジノルームに大騒ぎしている。カジノなんて初めて来たけど予想以上の規模だよ!
「これ、ぜ~んぶカジノスペースですかー!? うわ~! スゴ~い!」
「広いし煌びやかだし、何よりゲームがスゴく豊富だね!」
「トリコさん! ココさん! 瑞貴さん! マッチさん! 早く行ってみましょうよー!」
「あっ! 小松さん、待って!」
私以上にハシャぎまくる小松さんを見ていると、彼が私より五つも年上だって忘れそうになるなぁ。
小松さんに続いて私たちも降りると、グルメルーレット、丁半サイコロ、スナックジャックなどたくさんある。どれも当たれば普通食材から高級食材まで手に入るようだ。
「なんて広さ! なんてゲームの多さなんだ!」
「誰にでも楽しめる、一般フロアさ」
「健全かつ合法的なカジノってわけだ。――表向きのな」
フロアを見渡しながらココさんとマッチさんが言う。確かに見た感じでは普通の賭博場に見えるけど、『光ある所に闇あり』――ここはその『光』ってわけだね。
とりえず私たちは景品が表示されるモニターへと向かった。フライドロック、カラーコング、サファイアメロン、鰐豚、ジャンジャン麺……横にある数字は残っている量かな。
「さて、今日の景品は……」
「おおっ! 結構いい食材そろってるじゃねぇか!」
「違法どころか高価でおいしそうな食材ばかり!」
「ここに来るまでも、結構いい食材ばかりだったもんね」
モニターの食材に喜ぶ私たちに対して、目的の違法食材がないからラムさんやルイさんたちが少し残念そうな顔をしている。
「麻薬食材がなけりゃ、この賭場でギャンブルしても意味がねぇ」
「どうします、マッチさん?」
「恐らく麻薬食材を扱ってるのはVIPエリア……見つけて潜りこまねぇと。――お、おい。お前ら!」
マッチさんの作戦を無視して、ココさんとトリコは現金をコインに交換するコイン交換機の前に立った。
「まずは軍資金集めさ」
「って、この賭場で張るつもりか?」
「まあな! うまそうな食材もあるし!」
「出ましたー! 限度額無制限のブラックカード!」
「あれ、ココさんも持ってるんですか?」
「もちろん。ほら」
ココさんもトリコと同じブラックカードを取り出した。もう本当に四天王っていろんな意味でスゴ過ぎる!
「グルメクレジットカードで1億円分っと」
ジャラジャラジャラ――……!
「ものっそい出てきてるんですけど!」
「交換機のコインを出し尽くしてないよね?」
「1万円コインで一万枚だ!」
「それ多くないか?」
「軍資金は多いほうがいいだろう?」
そりゃそうかもしれないけど、ココさんの言うことはごもっともだよ。どんだけ賭ける気だ? もしくは遊ぶ気だ?
「見ろよ、この光沢! 艶! 輝き! さすがグルメコインだぜ!」
「グルメコイン?」
「グルメカジノのコインだからそういう名前なの?」
「実はこのコイン、うまいんだ。いただきます! あむっ」
「「ええっ!?」」
躊躇いもなく口にしたトリコに私と小松さんは驚きの声を上げた。……って、メチャクチャおいしそうな顔をして親指を立ててる!
「うも~い!」
「ああっ! 僕にもくださいー!」
「ほれ」
「あむっ……うも~い! まるで高級チョコみたいな甘さ! この歯応えも最高です!」
「こいつは高いほどうまいんだ!」
「そうなんですか~!」
「瑞貴も食うか?」
「遠慮します!」
「大事な軍資金を食べるなよ」
私は即座に断った。いや、遠慮がどうとか言うよりカジノに必要な軍資金だし、それに加えて1万円の食材より、一枚が1万円のコインなんて恐れ多過ぎて食べれるわけないでしょ! ココさんもなんか呆れているぞ!