天国か地獄か⁉︎ 突入、グルメカジノ!
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「これ以上俺らの街に、小汚ねぇ毒を垂れ流されちゃ困るんでな!」
「マッチさん……」
「それでみなさんはグルメカジノに……」
名刀・竜王を少し鞘から抜いてそれに誓うように言うマッチさん。ネルグ街のためにセンチュリースープを手に入れようと危険地帯のアイスヘルまで行ったくらいだもの。並大抵の覚悟じゃないと、小松さんも私も感じ取った。
「ムリだな」
「「「「「!」」」」」
「「ココさん!?」」
その覚悟に否定を入れたのはなんとココさんだった。私も小松さんも思わずびっくりして声を上げる。
「今の君たちの実力では、その組織には歯が立たないだろう」
「何を――!」
ココさんに食いかかろうとするシンさんを、マッチさんが手で制して止めた。
「四天王・ココ、何故そう言える?」
「僕は占い師だ。君たちが勝てるとしたら力づくではなく――ギャンブルのみ」
「「「「「…………!」」」」」
グルメマフィアのマッチさんたちが力づくで行っても、ネルグ街に轟くくらいの問題になってもおかしくはない。相手は国王に任された組織だからね。
逆にグルメカジノのルールに乗っ取って、正々堂々とギャンブルで勝負して勝てば相手を黙らせることができるってわけか。さすがココさん。
「この街はよく知っている。ライブベアラーの力も」
「マッチさん、シンさん、ルイさん、ラムさん、ここはココさんに任せましょうよ! 一刻も早く、違法食材を失くすためにも!」
「ねっ、マッチさん!」
「「「「「…………」」」」」
「まっ、そういうことだ!」
小松さんと私が言っても、突然の提案に驚いているグルメマフィアのみなさん。するとトリコがマッチさんの肩に手を置いた。
「一緒に行くか?」
「トリコ……」
「俺らも目的の食材はカジノにある。ついでにボロ勝ちして、景品の違法食材もぜ~んぶ没収して帰ろうぜ。なっ!」
「一緒に行きましょう、マッチさん!」
「私たちも協力します!」
「ボス……!」
「フッ。ギャンブルなんざ性に合わねぇが、合法的に奪えりゃあそれにこしたことはねぇか」
「「「「「オオッ!」」」」」
「行きましょう! 行きましょう!」
「目的の食材もゲットできて、違法食材も手に入れて、一石二鳥だね!」
「決まりだ!」
「フッ」
話はまとまり、マッチさんたちも一緒に私たちは街の奥にあるグルメカジノの入口へ入った。ただの通路なのに、シャンデリアまで連なってとても豪華だ。
「この先が、グルメカジノの一般メインエリアだ」
「一般…メインエリア?」
「通称・欲望の迷宮だよ」
マッチさんたちが『VIP専用』とか言ってたし、まずはその一般メインエリアから攻略しなきゃいけないんだね。
「あっ、すぐそこだ!」
通路の出口が見えてきたので小松さんが軽く駆け出した。私たちもそれに続いて通路を出ると、テラスとなって下が全貌できるようになっていた。そこにはたくさんのお客さん、そして――。
「スゴ――いっ!! これ全部、カジノステージですかぁ――っ!?」
「建物の中にさらに建物があるし、一番奥が全然見えないくらい広いね!」
(小松くん、瑞貴ちゃん。まだまだほんの一部だよ、ここは)
……グルメカジノの一般エリアとはいえ、大規模な施設に小松と瑞貴が圧倒されながらも顔がほころぶ。その二人の姿にココは微笑ましそうに見ていた。
「マッチさん……」
「それでみなさんはグルメカジノに……」
名刀・竜王を少し鞘から抜いてそれに誓うように言うマッチさん。ネルグ街のためにセンチュリースープを手に入れようと危険地帯のアイスヘルまで行ったくらいだもの。並大抵の覚悟じゃないと、小松さんも私も感じ取った。
「ムリだな」
「「「「「!」」」」」
「「ココさん!?」」
その覚悟に否定を入れたのはなんとココさんだった。私も小松さんも思わずびっくりして声を上げる。
「今の君たちの実力では、その組織には歯が立たないだろう」
「何を――!」
ココさんに食いかかろうとするシンさんを、マッチさんが手で制して止めた。
「四天王・ココ、何故そう言える?」
「僕は占い師だ。君たちが勝てるとしたら力づくではなく――ギャンブルのみ」
「「「「「…………!」」」」」
グルメマフィアのマッチさんたちが力づくで行っても、ネルグ街に轟くくらいの問題になってもおかしくはない。相手は国王に任された組織だからね。
逆にグルメカジノのルールに乗っ取って、正々堂々とギャンブルで勝負して勝てば相手を黙らせることができるってわけか。さすがココさん。
「この街はよく知っている。ライブベアラーの力も」
「マッチさん、シンさん、ルイさん、ラムさん、ここはココさんに任せましょうよ! 一刻も早く、違法食材を失くすためにも!」
「ねっ、マッチさん!」
「「「「「…………」」」」」
「まっ、そういうことだ!」
小松さんと私が言っても、突然の提案に驚いているグルメマフィアのみなさん。するとトリコがマッチさんの肩に手を置いた。
「一緒に行くか?」
「トリコ……」
「俺らも目的の食材はカジノにある。ついでにボロ勝ちして、景品の違法食材もぜ~んぶ没収して帰ろうぜ。なっ!」
「一緒に行きましょう、マッチさん!」
「私たちも協力します!」
「ボス……!」
「フッ。ギャンブルなんざ性に合わねぇが、合法的に奪えりゃあそれにこしたことはねぇか」
「「「「「オオッ!」」」」」
「行きましょう! 行きましょう!」
「目的の食材もゲットできて、違法食材も手に入れて、一石二鳥だね!」
「決まりだ!」
「フッ」
話はまとまり、マッチさんたちも一緒に私たちは街の奥にあるグルメカジノの入口へ入った。ただの通路なのに、シャンデリアまで連なってとても豪華だ。
「この先が、グルメカジノの一般メインエリアだ」
「一般…メインエリア?」
「通称・欲望の迷宮だよ」
マッチさんたちが『VIP専用』とか言ってたし、まずはその一般メインエリアから攻略しなきゃいけないんだね。
「あっ、すぐそこだ!」
通路の出口が見えてきたので小松さんが軽く駆け出した。私たちもそれに続いて通路を出ると、テラスとなって下が全貌できるようになっていた。そこにはたくさんのお客さん、そして――。
「スゴ――いっ!! これ全部、カジノステージですかぁ――っ!?」
「建物の中にさらに建物があるし、一番奥が全然見えないくらい広いね!」
(小松くん、瑞貴ちゃん。まだまだほんの一部だよ、ここは)
……グルメカジノの一般エリアとはいえ、大規模な施設に小松と瑞貴が圧倒されながらも顔がほころぶ。その二人の姿にココは微笑ましそうに見ていた。