受け継がれるもの! 活性、グルメ細胞!
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「ほら瑞貴、一緒にパフェ食べるし!」
「えっ? でもそれってリッキーのでしょ?」
「ウチがいるから大丈夫だし!」
リンちゃんが私の手を引いてリッキーの前に連れて行った。初めて会うからリッキーはジッと私を見たあとスンスンと匂いを嗅ぎ、そして――。
〈ガウッ〉
「えっ……?」
なんとリッキーは私の頬に顔を擦りよせてきた。しかもペロペロと舐めてくるので、そっと撫でたら、ますます擦りよっていく。
「リ、リッキーが初対面の人に懐いたし! 研究所育ちだから人見知りするのに!」
「ホォ。テリーのときといい、嬢ちゃんは本当に面白いな」
これは褒められているのか? 素直に喜んでいいのだろうか?
〈クゥ~ン〉
「おや」
するとテリーが近づいて私の腰に擦りよって来た。まるで自分も撫でろって言ってるみたい。空いた手で撫でると気持ちよさそうに目を細めた。
「なんだか和みますね、トリコさん……って、食べるの早っ!?」
……瑞貴と二匹の光景に小松がトリコに同意を求めると、トリコはバクバクと料理を食べている。するとトリコの左目下にある三本傷以外の傷が、いつの間にか消えているのに気づいた。
(トリコさんの顔……たくさんあった傷がいつの間にかなくなってる……。瑞貴さんもすっかり治ってるし、そういえば所長も……。グルメ細胞に秘密が? 猛獣にも負けない圧倒的な力とも、関係があるのかも)
小松さんがトリコや私を見て何か考えているけど、グルメ細胞のことだろうな。
でもマンサム所長が私のことで何もしないと言ってくれたのには正直安心した。寄付のこともそうだけど……――私のグルメ細胞を研究対象にされたら、それこそ厄介だもんね。
「フゥ~ごちそうさまでした! あっ、ところで所長よ、今回の仕事の話だが……」
「あぁ~仕事~……? ――あっ! だ――っ!! 忘れとった!! リーガルマンモス!!」
椅子を倒して立ち上がったマンサム所長。依頼した本人が忘れてどうすんの。……実は私も二匹に癒されたてから忘れてたけど。
「GTロボがここに潜入したのは、わしらの足止めが目的だったか! 混乱に乗じてリーガルマンモスを捕獲するため!」
「所長がコロシアムに行こうって言ったんじゃないですか……」
「うんうん」
小松さんの呆れた言葉に私も同意するように頷く。まあ、コロシアムに行かなくちゃテリーがトリコのパートナーにならなかったんだろうけど……。
「マズいぞ! リーガルちゃんが奴らの手に渡ってしまうー!」
「「リーガルちゃんって……」」
「――大丈夫だし!」
「「「「ん?」」」」
リーガルマンモスをリーガルちゃんと呼ぶマンサム所長に、小松さんと私が同時に再び呆れていると、アイスクリームを持ったリンちゃんから声が掛かった。
「さっきお兄ちゃんから連絡あったから。もうこの島にいるみたいだし」
「えっ!?」
「サニーが?」
「うん。リーガルマンモスを捕獲したってさ。今ここに向かってるみたい」
「おおー!」
その報告にマンサム所長は嬉しそうに声を上げた。サニーか……トリコとココさんと同じ美食屋四天王。会うのが楽しみ……のような、楽しみじゃないような……。
「えっ? でもそれってリッキーのでしょ?」
「ウチがいるから大丈夫だし!」
リンちゃんが私の手を引いてリッキーの前に連れて行った。初めて会うからリッキーはジッと私を見たあとスンスンと匂いを嗅ぎ、そして――。
〈ガウッ〉
「えっ……?」
なんとリッキーは私の頬に顔を擦りよせてきた。しかもペロペロと舐めてくるので、そっと撫でたら、ますます擦りよっていく。
「リ、リッキーが初対面の人に懐いたし! 研究所育ちだから人見知りするのに!」
「ホォ。テリーのときといい、嬢ちゃんは本当に面白いな」
これは褒められているのか? 素直に喜んでいいのだろうか?
〈クゥ~ン〉
「おや」
するとテリーが近づいて私の腰に擦りよって来た。まるで自分も撫でろって言ってるみたい。空いた手で撫でると気持ちよさそうに目を細めた。
「なんだか和みますね、トリコさん……って、食べるの早っ!?」
……瑞貴と二匹の光景に小松がトリコに同意を求めると、トリコはバクバクと料理を食べている。するとトリコの左目下にある三本傷以外の傷が、いつの間にか消えているのに気づいた。
(トリコさんの顔……たくさんあった傷がいつの間にかなくなってる……。瑞貴さんもすっかり治ってるし、そういえば所長も……。グルメ細胞に秘密が? 猛獣にも負けない圧倒的な力とも、関係があるのかも)
小松さんがトリコや私を見て何か考えているけど、グルメ細胞のことだろうな。
でもマンサム所長が私のことで何もしないと言ってくれたのには正直安心した。寄付のこともそうだけど……――私のグルメ細胞を研究対象にされたら、それこそ厄介だもんね。
「フゥ~ごちそうさまでした! あっ、ところで所長よ、今回の仕事の話だが……」
「あぁ~仕事~……? ――あっ! だ――っ!! 忘れとった!! リーガルマンモス!!」
椅子を倒して立ち上がったマンサム所長。依頼した本人が忘れてどうすんの。……実は私も二匹に癒されたてから忘れてたけど。
「GTロボがここに潜入したのは、わしらの足止めが目的だったか! 混乱に乗じてリーガルマンモスを捕獲するため!」
「所長がコロシアムに行こうって言ったんじゃないですか……」
「うんうん」
小松さんの呆れた言葉に私も同意するように頷く。まあ、コロシアムに行かなくちゃテリーがトリコのパートナーにならなかったんだろうけど……。
「マズいぞ! リーガルちゃんが奴らの手に渡ってしまうー!」
「「リーガルちゃんって……」」
「――大丈夫だし!」
「「「「ん?」」」」
リーガルマンモスをリーガルちゃんと呼ぶマンサム所長に、小松さんと私が同時に再び呆れていると、アイスクリームを持ったリンちゃんから声が掛かった。
「さっきお兄ちゃんから連絡あったから。もうこの島にいるみたいだし」
「えっ!?」
「サニーが?」
「うん。リーガルマンモスを捕獲したってさ。今ここに向かってるみたい」
「おおー!」
その報告にマンサム所長は嬉しそうに声を上げた。サニーか……トリコとココさんと同じ美食屋四天王。会うのが楽しみ……のような、楽しみじゃないような……。