天国か地獄か⁉︎ 突入、グルメカジノ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
クリスマスから数日後、久々に私はトリコの新たな修業食材捕獲に同行することになった。と言っても今回は自然の危険地帯じゃなくてある国に行くことになり、トリコはココさんに今回の協力を求めたんだけど……。
ガチャ。
「お、お待たせしました……」
扉を開けた私はその部屋で待機していたトリコと小松さんとココさんを呼んだ。
「おっ、来た…か……」
「あっ、瑞貴…さ…ん……」
「っ、お疲れ様」
ココさんは普通に返事をしてくれたけど、トリコと小松さんは何故か目を見開いて語尾が小さくなっていた。あれ? 変?
……トリコと小松が見惚れているなど本人は露知らず。ココも最初は目を少し見開いたが、瑞貴は二人のインパクトが強くて気づかなかった。
「へ、へ~……女は化けるって言うが、本当にお前はなんでも化けるな」
「人を化け狐か化け狸みたいに言うな!」
またこいつは! 確かにグルメ馬車でも私は自分で言ったけど、こんな風に面白そうに笑いながら言われるとムカつくわ!
(相変わらずトリコさんってば、口と思考が真逆のことしか言わないな……。素直に『似合ってる』って言えばいいのに)
……小松は密かにそう思ったが、それが言えればトリコも苦労しない。
「本当に瑞貴さんはなんでも似合いますね! 今回も美しいです!」
「ありがとう、小松さん。トリコの野郎に言われた後だから、余計に嬉しいよ」
(こいつは……!)
……ジト目でトリコは瑞貴と小松を睨むが、完全に自業自得である。
「ココさん、本当にありがとうございます!」
「いいんだよ。むしろ僕のお願いを叶えてくれてありがとう」
トリコと小松さんとココさんは白のスーツ、私もまた白いフォーマルなドレスを着ているが、実はこのドレスはココさんがくれた物だ。
もちろん最初はメチャクチャ遠慮したんだけど……察してください。ファンとしてはあのキラースマイルと甘い声をかけられたら首を縦に振らない訳にはいきませんでした! おかげでドレスやアクセサリーだけでなく、ヘアメイク代も全て出してもらっちゃったよ!
「うん、やっぱり瑞貴ちゃんにとても似合うよ。いつもの君も可愛いけど、僕が選んだドレスを着てくれたせいかな……このままさらっちゃいたいくらい綺麗だよ」
チュッ。
「わみゃ!?」
ココさんが私の手を取って指の先にキスをした。その動作があまりに自然な流れだったし、さっきもお褒めの言葉だけでも赤くなっていた私の顔はさらに真っ赤になる。
「コ~コ~!」
「ココさん! 早々に手を出すなんて品がないですよ!」
「指先へのキスは『称賛』の意味もあるんだよ? 僕は瑞貴ちゃんの美しさを素直に褒めているだけさ」
「いやいやココさん! その前の言葉だけでも私は充分嬉しいですから! 行動にしなくてもいいですから!」
「そうかい? 僕はこれだけでも足りないけどな。――お姫様があまりにも魅力的過ぎてね」
「~~っ!」
最後の言葉は耳元で囁くように甘い声で言われた。免疫ないのでもう本当に勘弁してください!
ココさんは初めて会ったときから事あるごとに私をお姫様扱いしてくれる。四神の力をコントロールして強くなることを目指す私にはどちらかというと騎士が向いてる気がするし、こういうのは全然慣れていないんだよ!
グイッ。
「おや?」
「えっ?」
「瑞貴も着替えたし、さっさと行くぞ!」
「待ってくださいよー!」
急にトリコが私の肩を引き寄せて店の外へと向かい、さっきのを見たせいか少し顔が赤い小松さんも慌てて追いかけてきた。
トリコの動作は乱暴な感じがするけど、実際は気を遣うように優しさが混じっている。こういうのもギャップなのかな? リンちゃんに誓ったばかりなのにちょっとドキッとした。
ガチャ。
「お、お待たせしました……」
扉を開けた私はその部屋で待機していたトリコと小松さんとココさんを呼んだ。
「おっ、来た…か……」
「あっ、瑞貴…さ…ん……」
「っ、お疲れ様」
ココさんは普通に返事をしてくれたけど、トリコと小松さんは何故か目を見開いて語尾が小さくなっていた。あれ? 変?
……トリコと小松が見惚れているなど本人は露知らず。ココも最初は目を少し見開いたが、瑞貴は二人のインパクトが強くて気づかなかった。
「へ、へ~……女は化けるって言うが、本当にお前はなんでも化けるな」
「人を化け狐か化け狸みたいに言うな!」
またこいつは! 確かにグルメ馬車でも私は自分で言ったけど、こんな風に面白そうに笑いながら言われるとムカつくわ!
(相変わらずトリコさんってば、口と思考が真逆のことしか言わないな……。素直に『似合ってる』って言えばいいのに)
……小松は密かにそう思ったが、それが言えればトリコも苦労しない。
「本当に瑞貴さんはなんでも似合いますね! 今回も美しいです!」
「ありがとう、小松さん。トリコの野郎に言われた後だから、余計に嬉しいよ」
(こいつは……!)
……ジト目でトリコは瑞貴と小松を睨むが、完全に自業自得である。
「ココさん、本当にありがとうございます!」
「いいんだよ。むしろ僕のお願いを叶えてくれてありがとう」
トリコと小松さんとココさんは白のスーツ、私もまた白いフォーマルなドレスを着ているが、実はこのドレスはココさんがくれた物だ。
もちろん最初はメチャクチャ遠慮したんだけど……察してください。ファンとしてはあのキラースマイルと甘い声をかけられたら首を縦に振らない訳にはいきませんでした! おかげでドレスやアクセサリーだけでなく、ヘアメイク代も全て出してもらっちゃったよ!
「うん、やっぱり瑞貴ちゃんにとても似合うよ。いつもの君も可愛いけど、僕が選んだドレスを着てくれたせいかな……このままさらっちゃいたいくらい綺麗だよ」
チュッ。
「わみゃ!?」
ココさんが私の手を取って指の先にキスをした。その動作があまりに自然な流れだったし、さっきもお褒めの言葉だけでも赤くなっていた私の顔はさらに真っ赤になる。
「コ~コ~!」
「ココさん! 早々に手を出すなんて品がないですよ!」
「指先へのキスは『称賛』の意味もあるんだよ? 僕は瑞貴ちゃんの美しさを素直に褒めているだけさ」
「いやいやココさん! その前の言葉だけでも私は充分嬉しいですから! 行動にしなくてもいいですから!」
「そうかい? 僕はこれだけでも足りないけどな。――お姫様があまりにも魅力的過ぎてね」
「~~っ!」
最後の言葉は耳元で囁くように甘い声で言われた。免疫ないのでもう本当に勘弁してください!
ココさんは初めて会ったときから事あるごとに私をお姫様扱いしてくれる。四神の力をコントロールして強くなることを目指す私にはどちらかというと騎士が向いてる気がするし、こういうのは全然慣れていないんだよ!
グイッ。
「おや?」
「えっ?」
「瑞貴も着替えたし、さっさと行くぞ!」
「待ってくださいよー!」
急にトリコが私の肩を引き寄せて店の外へと向かい、さっきのを見たせいか少し顔が赤い小松さんも慌てて追いかけてきた。
トリコの動作は乱暴な感じがするけど、実際は気を遣うように優しさが混じっている。こういうのもギャップなのかな? リンちゃんに誓ったばかりなのにちょっとドキッとした。