メリーイタダキマス! グルメサンタの贈り物!
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「ああ。来年も、再来年も、これから先も、ずっと来るぜ。だからお前も兄貴たちと力を合わせて強く生きろ。約束だぜ?」
「っ……! うん! ありがとう、サンタさん!」
トリコの励ましの言葉に末っ子はますます涙を流して感謝の言葉を告げた。すると――。
「あっ! 舞獣姫のお姉ちゃんと同じようなことを言ってる!」
「ん?」
トリコは三兄弟とは別の少女に指摘されて顔を向けると、さっき叫んだ少女の他に数人の少年少女がいる。
「み――舞獣姫もここに来ていたのか?」
「うん!」
「お姉ちゃんが食べ物を分けてくれるし、料理や食材の捕獲の仕方を教えてくれたからがんばれたんだよ!」
「でも最近紛争や生物兵器の出現があって、せっかく教えてもらった畑もダメになっちゃったんだ……」
「せっかく採れた食べ物で、お姉ちゃんにお礼の料理を作ろうってみんなで決めてたのに……」
だんだんと顔を曇らせる子供たち。最初に見た畑は瑞貴の寄付活動とこの街の者の努力の賜物だとわかり、トリコは安心させるように笑う。
「次会ったときにそんなショボくれた顔をしたら、それこそ舞獣姫はガッカリするぞ? だからお前たちも強く生きろ! 舞獣姫にとって一番嬉しいことはお前たちの笑顔なんだからな」
「「「「「うん!」」」」」
涙を浮かべながらも元気に返事をする子供たち。トリコは瑞貴の寄付活動を見たことがなかったが、こうして彼女に感謝をして行動に表そうとしている街の者たちを見れて嬉しく思った。どんな形でも彼らが『生きる』という目標を持っているのだから。
フワッ……。
「ん?」
パアアァァアアア――……!
するとトリコの肌に冷たいモノが落ちてくる。それだけじゃなく、光輝く空からいろんな色をした雪が降って来るのでトリコは立ち上がった。
「おっ! 雪だ!」
「マシュマロの味がするぞ!」
「こいつは数十年に一度降る食べられる雪・味雪だな!」
普通の雪ではなく、マシュマロのように甘くておいしい味雪に子供たちは一段と喜ぶ。それは他の場所でも……。
☆☆☆☆☆
リッキーとサンが教えてくれた空から雪が降ってきた。それもただの雪じゃない!
「わ~! この雪、ブドウの味がしますよ!」
〈ユーン!〉
「ハッハッハッ! まさか本当に降るとはな~!」
「味雪のブドウバージョン……ブドウ雪ってとこだね!」
ひと房やひと粒の形をした味雪が降って来る。自然からのクリスマスプレゼントだね!
☆☆☆☆☆
……サニーがいる場所にも味雪が降っているが、それは黄色くて一部が茶色の雪である。
「ホォ……プリン味の雪が降ったか! ヘーイ! メリークリスマース!」
ひと粒ひと粒がプリンの形をしており、甘くておいしい雪に子供たちは大喜びだ。
☆☆☆☆☆
……ココたちがいる場所では、ひと粒ひと粒がアイスキャンディーの形をした雪が降っている。
「まさか、アイスキャンディー味の雪が降るとは。よかったね、みんな。数十年に一度しか降らない雪だよ」
味はアイスのように冷たくても、そのおいしさは子供たちの心を温かくしていた。
☆☆☆☆☆
……そしてゼブラのいる島では、ひと粒ひと粒がイチゴの形をした雪が降っている。
「なんだ、この雪!?」
「甘酸っぱい味がする!」
「フハハハッ! 知らねぇのか? こいつはイチゴ味の雪だ……――って、お前ら暑苦しいんだ! 離れろ!」
いつの間にか自分の周りにさらに集まってきた子供たち。口ではそう言いながらもゼブラは無理矢理離させようとしなかった。
☆☆☆☆☆
……リグの街にマシュマロの味雪が降って来て、子供たちは直接食べたり手に取ったりと大喜びをしている。
(天からの食材のおすそわけか……。全ての人と平等に分かち合う食の恵み……。できれば…このままずっと…降り積もれ……!)
トリコは天から降る味雪に向かい、そう心から祈るのだった。
「っ……! うん! ありがとう、サンタさん!」
トリコの励ましの言葉に末っ子はますます涙を流して感謝の言葉を告げた。すると――。
「あっ! 舞獣姫のお姉ちゃんと同じようなことを言ってる!」
「ん?」
トリコは三兄弟とは別の少女に指摘されて顔を向けると、さっき叫んだ少女の他に数人の少年少女がいる。
「み――舞獣姫もここに来ていたのか?」
「うん!」
「お姉ちゃんが食べ物を分けてくれるし、料理や食材の捕獲の仕方を教えてくれたからがんばれたんだよ!」
「でも最近紛争や生物兵器の出現があって、せっかく教えてもらった畑もダメになっちゃったんだ……」
「せっかく採れた食べ物で、お姉ちゃんにお礼の料理を作ろうってみんなで決めてたのに……」
だんだんと顔を曇らせる子供たち。最初に見た畑は瑞貴の寄付活動とこの街の者の努力の賜物だとわかり、トリコは安心させるように笑う。
「次会ったときにそんなショボくれた顔をしたら、それこそ舞獣姫はガッカリするぞ? だからお前たちも強く生きろ! 舞獣姫にとって一番嬉しいことはお前たちの笑顔なんだからな」
「「「「「うん!」」」」」
涙を浮かべながらも元気に返事をする子供たち。トリコは瑞貴の寄付活動を見たことがなかったが、こうして彼女に感謝をして行動に表そうとしている街の者たちを見れて嬉しく思った。どんな形でも彼らが『生きる』という目標を持っているのだから。
フワッ……。
「ん?」
パアアァァアアア――……!
するとトリコの肌に冷たいモノが落ちてくる。それだけじゃなく、光輝く空からいろんな色をした雪が降って来るのでトリコは立ち上がった。
「おっ! 雪だ!」
「マシュマロの味がするぞ!」
「こいつは数十年に一度降る食べられる雪・味雪だな!」
普通の雪ではなく、マシュマロのように甘くておいしい味雪に子供たちは一段と喜ぶ。それは他の場所でも……。
☆☆☆☆☆
リッキーとサンが教えてくれた空から雪が降ってきた。それもただの雪じゃない!
「わ~! この雪、ブドウの味がしますよ!」
〈ユーン!〉
「ハッハッハッ! まさか本当に降るとはな~!」
「味雪のブドウバージョン……ブドウ雪ってとこだね!」
ひと房やひと粒の形をした味雪が降って来る。自然からのクリスマスプレゼントだね!
☆☆☆☆☆
……サニーがいる場所にも味雪が降っているが、それは黄色くて一部が茶色の雪である。
「ホォ……プリン味の雪が降ったか! ヘーイ! メリークリスマース!」
ひと粒ひと粒がプリンの形をしており、甘くておいしい雪に子供たちは大喜びだ。
☆☆☆☆☆
……ココたちがいる場所では、ひと粒ひと粒がアイスキャンディーの形をした雪が降っている。
「まさか、アイスキャンディー味の雪が降るとは。よかったね、みんな。数十年に一度しか降らない雪だよ」
味はアイスのように冷たくても、そのおいしさは子供たちの心を温かくしていた。
☆☆☆☆☆
……そしてゼブラのいる島では、ひと粒ひと粒がイチゴの形をした雪が降っている。
「なんだ、この雪!?」
「甘酸っぱい味がする!」
「フハハハッ! 知らねぇのか? こいつはイチゴ味の雪だ……――って、お前ら暑苦しいんだ! 離れろ!」
いつの間にか自分の周りにさらに集まってきた子供たち。口ではそう言いながらもゼブラは無理矢理離させようとしなかった。
☆☆☆☆☆
……リグの街にマシュマロの味雪が降って来て、子供たちは直接食べたり手に取ったりと大喜びをしている。
(天からの食材のおすそわけか……。全ての人と平等に分かち合う食の恵み……。できれば…このままずっと…降り積もれ……!)
トリコは天から降る味雪に向かい、そう心から祈るのだった。