四天王招集! 真冬の夜の奇跡!
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「ベルみてぇな音がするリンリンゴにストロベル。ターキーの食感のターキノコに、岩石おにぎり、おでんの木のおでん枝!」
「おおっ! これまた斬新なトッピング!」
「ツリーに合わなくね?」
前半はともかく、キノコにおにぎりにおでんって……パッチさんは目を輝かせているけど、サニーは微妙な顔をしている。まあ、楽しければいいか。
「これはマカロンの味がする摩訶不思議なマカロック。これなら、ツリーのてっぺんの飾りが作れるんじゃないかな。ほら、小松くん」
「えっ!? わー! ちょちょちょちょっ――って、軽っ!?」
「ホォ。かなりの硬度を持っているにもかかわらず綿菓子のような軽さ! これがツリー作りの決め手になるに違いない」
急にココさんが投げて来たので、小松さんは慌てて受け止めるけど潰れることはない。見た目と違って実際は綿菓子のように軽いから小松さんのような小柄な人でも簡単に持ち上げられるんだ。
パッチさんのお墨付きもあるし、どう調理するか……――っ! また第六感が反応した!?
「っ!」
「どうした?」
「嫌な予感がする……!」
「「えっ?」」
「トリコー! なんか来るし!」
私の言葉にトリコとココさんとサニーが反応すると、枝の上にいるリンちゃんが遠くを指差した。私が感じているのと同じ方向から突進して何かがやって来る。
〈アオオォォオオンッ!!〉
……マグマトータスも避けて通る相手であり、通称・白い悪魔。捕獲レベル70の哺乳獣類・ソードホーンだ。
「なるほど。バイソンガエルたちはこいつを恐れていたってわけか」
……サニーは何故あのときバイソンガエルが引き返したのか、その理由がわかって納得した。
「こいつ、ツリーを食おうと!?」
〈アオオッ!〉
「フォークシールド!! ぐっ!」
ソードホーンが出した氷の針を、トリコはフォークシールドで防御した。だが相手の力が強くて少し押されたので、ジャンプして少しうしろに下がる。
〈アオオッ!〉
「守護壁!!」
続いて来る針を私は守護壁で張ってトリコを守ることに成功した。とっさだったから薙刀じゃなく手で発動させたけど、なんとか成功してよかった。
「サンキュ、助かった!」
「どういたしまして」
「トリコー! 瑞貴ー! メチャクチャいっぱいいるしー!」
〈〈〈〈〈アオオォォオオオン!!〉〉〉〉〉
リンちゃんの知らせと同時に森の奥からいくつもの鳴き声が聞こえてきた。こんな猛獣がたくさん来るなんて!
「群れで動くってのか!」
「マズい、ブリザードが始まる……!」
ココさんが得意の占いでブリザードの予想をしてくれた。修業を積んだとはいえ、トリコとココさんとサニーだけじゃ危険だ。私も加勢しようとブレスレットを変形させようとすると――。
「小松! 瑞貴! ツリーを完成させろ!」
「「えっ?」」
「こっちはなんとかするからよ!」
「っ、はい!」
「でもトリコ、私も――」
「いいからそっちに集中してろ。お前は美食屋だけじゃない……料理人でもあるんだろ、舞獣姫!」
「っ……!」
トリコが叫んだことでようやく理解した。この場での私の役割……それは小松さんと一緒にツリーを完成させることなんだ。
「わかった!」
「瑞貴さん、やりましょう!」
「うん!」
私と小松さんは、それぞれの相棒である包丁を取り出してマカロックの作業に入った。
「で、なんとかするってどうすんだ?」
「あ?」
「これだけの数、追い払う頃にはブリザードの真っ只中って感じじゃね?」
「万事休すって奴かな」
「けどまあ、やるしかねぇだろ?」
……口調ではそう言うが、トリコもサニーもココも笑みを崩すことはなかった。
最初にトリコが走り出すと、ソードホーンがツノを突き刺してきた。トリコはうしろにかわしたことで刺されるのを免れる。
「クッ!」
「髪(ヘア)ロック!!」
続いてサニーが髪(ヘア)ロックをかけるものの、ソードホーンのツノは鋭くてぶちぎられてしまう。
〈アオオォォオオン!〉
「クッ! 外しやがった!」
「ポイズンライフル!!」
〈ハアアァァアアア!〉
さらにココがポイズンライフルを撃つが、ソードホーンが吐いた白い息に毒の弾が凍ってしまった。
「おおっ! これまた斬新なトッピング!」
「ツリーに合わなくね?」
前半はともかく、キノコにおにぎりにおでんって……パッチさんは目を輝かせているけど、サニーは微妙な顔をしている。まあ、楽しければいいか。
「これはマカロンの味がする摩訶不思議なマカロック。これなら、ツリーのてっぺんの飾りが作れるんじゃないかな。ほら、小松くん」
「えっ!? わー! ちょちょちょちょっ――って、軽っ!?」
「ホォ。かなりの硬度を持っているにもかかわらず綿菓子のような軽さ! これがツリー作りの決め手になるに違いない」
急にココさんが投げて来たので、小松さんは慌てて受け止めるけど潰れることはない。見た目と違って実際は綿菓子のように軽いから小松さんのような小柄な人でも簡単に持ち上げられるんだ。
パッチさんのお墨付きもあるし、どう調理するか……――っ! また第六感が反応した!?
「っ!」
「どうした?」
「嫌な予感がする……!」
「「えっ?」」
「トリコー! なんか来るし!」
私の言葉にトリコとココさんとサニーが反応すると、枝の上にいるリンちゃんが遠くを指差した。私が感じているのと同じ方向から突進して何かがやって来る。
〈アオオォォオオンッ!!〉
……マグマトータスも避けて通る相手であり、通称・白い悪魔。捕獲レベル70の哺乳獣類・ソードホーンだ。
「なるほど。バイソンガエルたちはこいつを恐れていたってわけか」
……サニーは何故あのときバイソンガエルが引き返したのか、その理由がわかって納得した。
「こいつ、ツリーを食おうと!?」
〈アオオッ!〉
「フォークシールド!! ぐっ!」
ソードホーンが出した氷の針を、トリコはフォークシールドで防御した。だが相手の力が強くて少し押されたので、ジャンプして少しうしろに下がる。
〈アオオッ!〉
「守護壁!!」
続いて来る針を私は守護壁で張ってトリコを守ることに成功した。とっさだったから薙刀じゃなく手で発動させたけど、なんとか成功してよかった。
「サンキュ、助かった!」
「どういたしまして」
「トリコー! 瑞貴ー! メチャクチャいっぱいいるしー!」
〈〈〈〈〈アオオォォオオオン!!〉〉〉〉〉
リンちゃんの知らせと同時に森の奥からいくつもの鳴き声が聞こえてきた。こんな猛獣がたくさん来るなんて!
「群れで動くってのか!」
「マズい、ブリザードが始まる……!」
ココさんが得意の占いでブリザードの予想をしてくれた。修業を積んだとはいえ、トリコとココさんとサニーだけじゃ危険だ。私も加勢しようとブレスレットを変形させようとすると――。
「小松! 瑞貴! ツリーを完成させろ!」
「「えっ?」」
「こっちはなんとかするからよ!」
「っ、はい!」
「でもトリコ、私も――」
「いいからそっちに集中してろ。お前は美食屋だけじゃない……料理人でもあるんだろ、舞獣姫!」
「っ……!」
トリコが叫んだことでようやく理解した。この場での私の役割……それは小松さんと一緒にツリーを完成させることなんだ。
「わかった!」
「瑞貴さん、やりましょう!」
「うん!」
私と小松さんは、それぞれの相棒である包丁を取り出してマカロックの作業に入った。
「で、なんとかするってどうすんだ?」
「あ?」
「これだけの数、追い払う頃にはブリザードの真っ只中って感じじゃね?」
「万事休すって奴かな」
「けどまあ、やるしかねぇだろ?」
……口調ではそう言うが、トリコもサニーもココも笑みを崩すことはなかった。
最初にトリコが走り出すと、ソードホーンがツノを突き刺してきた。トリコはうしろにかわしたことで刺されるのを免れる。
「クッ!」
「髪(ヘア)ロック!!」
続いてサニーが髪(ヘア)ロックをかけるものの、ソードホーンのツノは鋭くてぶちぎられてしまう。
〈アオオォォオオン!〉
「クッ! 外しやがった!」
「ポイズンライフル!!」
〈ハアアァァアアア!〉
さらにココがポイズンライフルを撃つが、ソードホーンが吐いた白い息に毒の弾が凍ってしまった。