四天王招集! 真冬の夜の奇跡!
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〈ブルルル……〉
「こいつは、捕獲レベル35の両生獣類・バイソンガエル!」
「この時期は冬眠してるはずだろ!?」
「ブリザードが止んで、凍季が終わったと思ったんだろうね」
「っ! トリコ、ココさん、うしろ!」
「ムチャクチャ出てきたし!」
〈〈〈〈〈ブルルル……〉〉〉〉〉
続いて反応した先が二人のうしろだったからそれを教えると、雪の中からバイソンガエルが次々と現れて飛び出してきた。私とトリコとココさんとリンちゃんが構える。
「フライ返し!!」
なんと突然現れた攻撃にバイソンガエルが吹き飛ばされた。それをやったのは華麗に着地をした……。
「美(ツク)しい登場……決まったな」
「あっ! サニタさん!」
「サニタって!?」
「いや、あの、サンタの格好をしていますからね、サニーさんだし」
「好きで! ンなダサい格好してんじゃねー! ラブ所長がどうしてもこれ着てけって!」
現れたのはサニタもといサンタの服を着たサニーだった。小松さん、ナイスネーミング! 自分で『決まった』とかいうせいもあるけど、サンタ服を着ているせいで、なかなか美しい登場が決まらないね。
「ダサいっていうわりには結構サンタの格好が似合うよね。着こなし上手っていうか」
「てかお兄ちゃん、きっとラブ所長のフェロモンにやられてデレデレしながら着たんだし。情けないし」
「リン、てめっ! 余計なこと言うんじゃねー!」
私とリンちゃんがコソコソ話していたら、サニーに指差しされて怒られた。余計なことってことって言ったし、主にリンちゃんを差したってことは、結構図星?
トリコもココさんもあのザマだし……フェロモンが効かないゼブラがますますカッコよく思えるよ。
シュバババッ!
するとまたもや雪の中からバイソンガエルの群れが現れた。
〈〈〈〈〈ブルルル……〉〉〉〉〉
「メチャクチャ冬眠から目覚めたし!」
「まだいんのかよ」
「さすがに吹っ飛ばすにも限度があるね」
「これだけの数は、さすがに面倒だな。ちょっと威嚇してみるか」
「いや、待て」
ココさんが止めたと思ったら、バイソンガエルの群れは引き返して行っちゃったので、リンちゃんと小松さんは不思議に思う。
「あれ?」
「ど、どうしたんでしょうか?」
「ん? スンスン……」
「「えっ?」」
トリコが何かの匂いを捉えたようで、私と小松さんは振り向くと、トリコは嬉しそうに笑った。
「メチャクチャ甘い匂い! 行くぞ!」
「えっ!? ちょっと!」
「トリコ!?」
急に意気揚々と雪の中をトリコが走り出した。小松さんや私たちも慌てて追いかけると……。
「本能を刺激するような甘い香り! こいつは――甘露の木だー!」
☆☆☆☆☆
「あ? 今の声はトリコか。つーことは……瑞貴も一緒か」
……依頼を断ったゼブラは、持ち前の地獄耳でトリコの叫び声が聞こえたらしい。そして言葉からしてハントしているとわかり、同行者として瑞貴が頭に思い浮かんだようだ。
〈ギシャ――ッ!!〉
「おっと、出たな! またうまそうなのが!」
現れたのはゼブラより何倍も巨大なコウモリ。獲物として定めたようで高度を低くして襲いかかるが……ゼブラに片手で止められた。
「声を使うまでもねぇ」
一度拳で上空に上げられたが、体勢を立て直して再び襲いかかる。
「おもしれぇ……そうこなくちゃな!」
〈ギシャ――ッ!!〉
「うらあっ!!」
ゼブラのパンチにより数メートル先まで吹っ飛んだコウモリは、今度こそ戦闘不能になったようだ。
「フンッ。チョーシに乗るからだ」
「こいつは、捕獲レベル35の両生獣類・バイソンガエル!」
「この時期は冬眠してるはずだろ!?」
「ブリザードが止んで、凍季が終わったと思ったんだろうね」
「っ! トリコ、ココさん、うしろ!」
「ムチャクチャ出てきたし!」
〈〈〈〈〈ブルルル……〉〉〉〉〉
続いて反応した先が二人のうしろだったからそれを教えると、雪の中からバイソンガエルが次々と現れて飛び出してきた。私とトリコとココさんとリンちゃんが構える。
「フライ返し!!」
なんと突然現れた攻撃にバイソンガエルが吹き飛ばされた。それをやったのは華麗に着地をした……。
「美(ツク)しい登場……決まったな」
「あっ! サニタさん!」
「サニタって!?」
「いや、あの、サンタの格好をしていますからね、サニーさんだし」
「好きで! ンなダサい格好してんじゃねー! ラブ所長がどうしてもこれ着てけって!」
現れたのはサニタもといサンタの服を着たサニーだった。小松さん、ナイスネーミング! 自分で『決まった』とかいうせいもあるけど、サンタ服を着ているせいで、なかなか美しい登場が決まらないね。
「ダサいっていうわりには結構サンタの格好が似合うよね。着こなし上手っていうか」
「てかお兄ちゃん、きっとラブ所長のフェロモンにやられてデレデレしながら着たんだし。情けないし」
「リン、てめっ! 余計なこと言うんじゃねー!」
私とリンちゃんがコソコソ話していたら、サニーに指差しされて怒られた。余計なことってことって言ったし、主にリンちゃんを差したってことは、結構図星?
トリコもココさんもあのザマだし……フェロモンが効かないゼブラがますますカッコよく思えるよ。
シュバババッ!
するとまたもや雪の中からバイソンガエルの群れが現れた。
〈〈〈〈〈ブルルル……〉〉〉〉〉
「メチャクチャ冬眠から目覚めたし!」
「まだいんのかよ」
「さすがに吹っ飛ばすにも限度があるね」
「これだけの数は、さすがに面倒だな。ちょっと威嚇してみるか」
「いや、待て」
ココさんが止めたと思ったら、バイソンガエルの群れは引き返して行っちゃったので、リンちゃんと小松さんは不思議に思う。
「あれ?」
「ど、どうしたんでしょうか?」
「ん? スンスン……」
「「えっ?」」
トリコが何かの匂いを捉えたようで、私と小松さんは振り向くと、トリコは嬉しそうに笑った。
「メチャクチャ甘い匂い! 行くぞ!」
「えっ!? ちょっと!」
「トリコ!?」
急に意気揚々と雪の中をトリコが走り出した。小松さんや私たちも慌てて追いかけると……。
「本能を刺激するような甘い香り! こいつは――甘露の木だー!」
☆☆☆☆☆
「あ? 今の声はトリコか。つーことは……瑞貴も一緒か」
……依頼を断ったゼブラは、持ち前の地獄耳でトリコの叫び声が聞こえたらしい。そして言葉からしてハントしているとわかり、同行者として瑞貴が頭に思い浮かんだようだ。
〈ギシャ――ッ!!〉
「おっと、出たな! またうまそうなのが!」
現れたのはゼブラより何倍も巨大なコウモリ。獲物として定めたようで高度を低くして襲いかかるが……ゼブラに片手で止められた。
「声を使うまでもねぇ」
一度拳で上空に上げられたが、体勢を立て直して再び襲いかかる。
「おもしれぇ……そうこなくちゃな!」
〈ギシャ――ッ!!〉
「うらあっ!!」
ゼブラのパンチにより数メートル先まで吹っ飛んだコウモリは、今度こそ戦闘不能になったようだ。
「フンッ。チョーシに乗るからだ」