受け継がれるもの! 活性、グルメ細胞!
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「これぞまさしく、てんこ盛りー!」
〈クポー!〉
ティナさんは嬉しそうに並べてある料理をビデオカメラに撮っている。
「なんでこの人がいるんだし?」
「スゴーい! どれも超高級食材を使ったメニューばっか!」
「ちょっと!?」
「いいんだリン。あのときの分をここで存分に取材するがいいと、わしが招待したってわけだ」
バトルウルフ親子の光景をティナさんは撮らなかった――その優しさにマンサム所長はOKしたんだろう。
「そういうわけだから、失礼」
「ったく、いい気になるんじゃないし!」
「いい気になんか1グラムもなってないから!」
「迷惑だし、ハッキリ言って!」
「今、ハンサムっつった!?」
「「〈言ってないし/クッポポッポ!〉」」
リンさんとティナさんとクルッポーが声をそろえてマンサム所長に言った。なんか息ピッタリだね。いいコンビ……いや、いいトリオになるかも。
「ったく、騒がしい奴らだ。お前が一番行儀がよくて、お利口だな」
トリコが目線を向けた先には壁際で座っているテリー。さっきからずっと静かで大人しくしている。
「本来決して群れず、誰にも媚びることのないバトルウルフがトリコには気を許したか。リッキーがわしに懐くようにな」
「来いよ、テリー。一緒に食べよう!」
そう言うとテリーはゆっくりとトリコの元に来た。
「王者の遺伝子を受け継ぐ、俺の相棒だ」
〈クゥ~ン〉
トリコに撫でられてテリーはスゴく嬉しそうに甘えた声を出す。私にも懐いてくれたけど、やっぱり一番はトリコだよね。
「うぅ~……。いいなぁ~…テリー……」
リンさんがうらやましそうな視線を向けるくらいに……。
「おい瑞貴! これうめぇぞ! 食え!」
「遠慮します。それお酒入ってんじゃん」
超高級食材の作用からグルメ細胞のおかげで傷はもう回復したし、いい食材でもお酒が入っているのは勘弁してほしい。
「いいから食え!」
「んぐっ!?」
こいつ無理矢理口の中に入れやがった! うまく噛んで飲み込めたけど、いきなりのことだったから咳き込んでしまう。
「ケホッ、何すんのよ! ――ん?」
ジーと視線を感じて顔をを向けるとリンさんが怒り状態で睨んでいた。……恋する乙女って怖いね、と思っているとズカズカと詰め寄られる。
「ちょっと! あんた、トリコのなんだし!?」
「はい!?」
リンさんはトリコのことが好きなんだよね……だったらこの状況は思わしくないはずだ。ここは正直に言おう。
「加害者と被害者です」
「ハァ?」
「おい! なんだよ、その説明は!」
「事実じゃん! ねぇ~小松さん」
「えっ、僕!? ま、まあ確かにそうですね……」
虹の実、フグ鯨、そして今回――三回も拉致られたもんね。意外な回答にリンさんは呆気に取られ、トリコは怒ってるけど、本当のことじゃん。
〈クポー!〉
ティナさんは嬉しそうに並べてある料理をビデオカメラに撮っている。
「なんでこの人がいるんだし?」
「スゴーい! どれも超高級食材を使ったメニューばっか!」
「ちょっと!?」
「いいんだリン。あのときの分をここで存分に取材するがいいと、わしが招待したってわけだ」
バトルウルフ親子の光景をティナさんは撮らなかった――その優しさにマンサム所長はOKしたんだろう。
「そういうわけだから、失礼」
「ったく、いい気になるんじゃないし!」
「いい気になんか1グラムもなってないから!」
「迷惑だし、ハッキリ言って!」
「今、ハンサムっつった!?」
「「〈言ってないし/クッポポッポ!〉」」
リンさんとティナさんとクルッポーが声をそろえてマンサム所長に言った。なんか息ピッタリだね。いいコンビ……いや、いいトリオになるかも。
「ったく、騒がしい奴らだ。お前が一番行儀がよくて、お利口だな」
トリコが目線を向けた先には壁際で座っているテリー。さっきからずっと静かで大人しくしている。
「本来決して群れず、誰にも媚びることのないバトルウルフがトリコには気を許したか。リッキーがわしに懐くようにな」
「来いよ、テリー。一緒に食べよう!」
そう言うとテリーはゆっくりとトリコの元に来た。
「王者の遺伝子を受け継ぐ、俺の相棒だ」
〈クゥ~ン〉
トリコに撫でられてテリーはスゴく嬉しそうに甘えた声を出す。私にも懐いてくれたけど、やっぱり一番はトリコだよね。
「うぅ~……。いいなぁ~…テリー……」
リンさんがうらやましそうな視線を向けるくらいに……。
「おい瑞貴! これうめぇぞ! 食え!」
「遠慮します。それお酒入ってんじゃん」
超高級食材の作用からグルメ細胞のおかげで傷はもう回復したし、いい食材でもお酒が入っているのは勘弁してほしい。
「いいから食え!」
「んぐっ!?」
こいつ無理矢理口の中に入れやがった! うまく噛んで飲み込めたけど、いきなりのことだったから咳き込んでしまう。
「ケホッ、何すんのよ! ――ん?」
ジーと視線を感じて顔をを向けるとリンさんが怒り状態で睨んでいた。……恋する乙女って怖いね、と思っているとズカズカと詰め寄られる。
「ちょっと! あんた、トリコのなんだし!?」
「はい!?」
リンさんはトリコのことが好きなんだよね……だったらこの状況は思わしくないはずだ。ここは正直に言おう。
「加害者と被害者です」
「ハァ?」
「おい! なんだよ、その説明は!」
「事実じゃん! ねぇ~小松さん」
「えっ、僕!? ま、まあ確かにそうですね……」
虹の実、フグ鯨、そして今回――三回も拉致られたもんね。意外な回答にリンさんは呆気に取られ、トリコは怒ってるけど、本当のことじゃん。