劇的変身! 美容室バーバーグルメ!
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「ちょっと切り過ぎじゃねぇの?」
「ん? あっ、そうか?」
「でも、お二人共似合ってますよ」
「うんうん。それに小松さんもずいぶんサッパリしていい感じだよね」
「僕は少ししか短くなってませんけど、そう言ってもらえると嬉しいです」
「とにかく、おかげで旅の疲れもサッパリ取れた気がするよ。ありがと、店長」
「ウム!」
トリコはセンチュリースープのときみたいに短くなったし、小松さんも綺麗に切りそろえられてさっぱりしている。そして……。
「ココさん! 超カッコいいです!」
「そうかな?」
「はい! 長いのもステキでしたけど、短くなった姿を見たらまたギャップがあってステキです!」
「そういえば瑞貴さん、可愛いモノとギャップが好きだったっけ……」
「ココの毒化に恐れるどころか興奮してたのも、ああいう姿を見たときからだったな……」
「ハッハッハッ! ああやって喜んでもらえるとは、さすが、わし! カリスマ美容師!」
……照れるように微笑むココを見てキラキラと目を輝かせる瑞貴に、小松とトリコは人知れず溜息を吐いたが、店長は逆に有頂天になっていた。
「ココばっか見てねぇで、俺も見ろよ!」
「わみゃ!?」
ズイッとトリコが顔を近づけて来たから、思わずびっくりして肩を跳ねてしまった。
トリコだって元がいいから近くに顔を寄せられると、不意にドキドキしてしまう。それに今の髪型もトリコのワイルドさにも合ってていい感じだし……。
「あ――っ!! そういえば!!」
「「!」」
(小松くん、ナイス!)
……何か危ない雰囲気を察した小松が大声を上げて制した。そのときココは心中で小松を褒めていたとか。
「トリコさんとココさんの旅ですが、お二人で何を捕獲しに出かけたんですか?」
「会長(オヤジ)のフルコース――前菜からデザートまでをココと捕獲したのさ」
「会長はIGOの八つの庭に一個ずつ、自分のフルコースを隠していたんだ」
『各ビオトープに一つずつ、計八つ! わしの大切なフルコースの食材が隠されておる。全てを見つけ出せば、わしのフルコースがそろうってわけじゃ』
そういえばそんなことが原作にあったっけ。印象深いのがアニメのチビ四天王で特に可愛かったよな~。
「残りは第1ビオトープ……リーガル島のメインディッシュだけだが、これだけはどこにあるのか見つからなくてな」
「第1ビオトープは特別広いからね」
「IGOの会長さんのフルコース……」
「いったい、どんな食材なの?」
「会長(オヤジ)の七つのフルコースメニュー……!」
「「…………!」」
IGOの会長で美食神・アカシアの一番弟子なら、きっとスゴい食材なんだろう……!
「それが訳のわかんねぇモンばっかりなんだ。食材そのものかどうかすら怪しいくらいだ」
「「えっ?」」
「で、ひとまず前菜だっていう豆粒をセツ婆に見せに行ったんだ。そしたら……」
☆☆☆☆☆
――……トリコとココは夜、グルメタウンにある節乃の店に尋ねに行って前菜を見せた。
『これは「ミリオン」という樹の種じゃな』
『ミリオン?』
『なんだそりゃ? なんかの食材か、セツ婆?』
『いんや、これは食材なんかじゃないじょ。グルメ界に生えとる樹じゃが……特に珍しいものでもない』
『なんだよ会長(オヤジ)の奴! わざわざこんなモン宝箱に隠しやがって!』
子供の頃から中身がなんなのか楽しみにしていたのに、まさかこんなモノとはとトリコはガッカリして頭を抱える。
『じゃが!』
『あ?』
『ん?』
『なんじゃろう、この種……誰かを呼んどるな』
『えっ? 呼んでる?』
『誰を呼んどるのかはわからんが、これは食材の声に似た声じゃよ』
「ん? あっ、そうか?」
「でも、お二人共似合ってますよ」
「うんうん。それに小松さんもずいぶんサッパリしていい感じだよね」
「僕は少ししか短くなってませんけど、そう言ってもらえると嬉しいです」
「とにかく、おかげで旅の疲れもサッパリ取れた気がするよ。ありがと、店長」
「ウム!」
トリコはセンチュリースープのときみたいに短くなったし、小松さんも綺麗に切りそろえられてさっぱりしている。そして……。
「ココさん! 超カッコいいです!」
「そうかな?」
「はい! 長いのもステキでしたけど、短くなった姿を見たらまたギャップがあってステキです!」
「そういえば瑞貴さん、可愛いモノとギャップが好きだったっけ……」
「ココの毒化に恐れるどころか興奮してたのも、ああいう姿を見たときからだったな……」
「ハッハッハッ! ああやって喜んでもらえるとは、さすが、わし! カリスマ美容師!」
……照れるように微笑むココを見てキラキラと目を輝かせる瑞貴に、小松とトリコは人知れず溜息を吐いたが、店長は逆に有頂天になっていた。
「ココばっか見てねぇで、俺も見ろよ!」
「わみゃ!?」
ズイッとトリコが顔を近づけて来たから、思わずびっくりして肩を跳ねてしまった。
トリコだって元がいいから近くに顔を寄せられると、不意にドキドキしてしまう。それに今の髪型もトリコのワイルドさにも合ってていい感じだし……。
「あ――っ!! そういえば!!」
「「!」」
(小松くん、ナイス!)
……何か危ない雰囲気を察した小松が大声を上げて制した。そのときココは心中で小松を褒めていたとか。
「トリコさんとココさんの旅ですが、お二人で何を捕獲しに出かけたんですか?」
「会長(オヤジ)のフルコース――前菜からデザートまでをココと捕獲したのさ」
「会長はIGOの八つの庭に一個ずつ、自分のフルコースを隠していたんだ」
『各ビオトープに一つずつ、計八つ! わしの大切なフルコースの食材が隠されておる。全てを見つけ出せば、わしのフルコースがそろうってわけじゃ』
そういえばそんなことが原作にあったっけ。印象深いのがアニメのチビ四天王で特に可愛かったよな~。
「残りは第1ビオトープ……リーガル島のメインディッシュだけだが、これだけはどこにあるのか見つからなくてな」
「第1ビオトープは特別広いからね」
「IGOの会長さんのフルコース……」
「いったい、どんな食材なの?」
「会長(オヤジ)の七つのフルコースメニュー……!」
「「…………!」」
IGOの会長で美食神・アカシアの一番弟子なら、きっとスゴい食材なんだろう……!
「それが訳のわかんねぇモンばっかりなんだ。食材そのものかどうかすら怪しいくらいだ」
「「えっ?」」
「で、ひとまず前菜だっていう豆粒をセツ婆に見せに行ったんだ。そしたら……」
☆☆☆☆☆
――……トリコとココは夜、グルメタウンにある節乃の店に尋ねに行って前菜を見せた。
『これは「ミリオン」という樹の種じゃな』
『ミリオン?』
『なんだそりゃ? なんかの食材か、セツ婆?』
『いんや、これは食材なんかじゃないじょ。グルメ界に生えとる樹じゃが……特に珍しいものでもない』
『なんだよ会長(オヤジ)の奴! わざわざこんなモン宝箱に隠しやがって!』
子供の頃から中身がなんなのか楽しみにしていたのに、まさかこんなモノとはとトリコはガッカリして頭を抱える。
『じゃが!』
『あ?』
『ん?』
『なんじゃろう、この種……誰かを呼んどるな』
『えっ? 呼んでる?』
『誰を呼んどるのかはわからんが、これは食材の声に似た声じゃよ』