劇的変身! 美容室バーバーグルメ!
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……トリコとココはIGO会長・一龍のフルコースの捕獲を目指す。一方小松は、親友の大竹がすっかり変わってしまったことに戸惑っていた。そして瑞貴は今は使われていない孤児園の墓参りに来ていた。
そのとき、瑞貴と小松と大竹は何かを感じ取る――それは一龍の前菜の食材をトリコとココが捕獲した瞬間だった!
☆☆☆☆☆
……大海原の上空から雲より高く飛んで行く白き毛並みを持つ巨大な猛獣は、ジャニスユニコーンで名前はポチ。一角付近に堂々と座っているのは彼のパートナーでIGO会長・一龍である。
「フムゥ……あいつら、順調に修業は進んでおるかのぅ? フッフッフッ!」
彼の脳裏に浮かぶのは自分の息子たち――美食屋四天王のトリコ、ココ、サニー、ゼブラ。過酷な環境の中で修業をする彼らの成長を楽しみにしていた。
☆☆☆☆☆
……トリコとココは第8ビオトープで見つけた前菜を持ってIGO本部の一龍を訪ねてみたのだが、職員から一龍は不在という報せを受けた。
「えっ!? いねぇのかよ、会長(オヤジ)の奴!」
「我々も、しばらく帰らないとしか聞かされておりません……」
「ったく……」
「お二人の修業については、ここを発つ前から気にかけておられたのですが……」
「フゥ~。これは、会長(オヤジ)のフルコースの前菜だ。修業のために捕獲を依頼されたモノのとはちと違うぜ」
「トリコ、その食材が何を意味するのか、すぐにはわからなさそうだね」
「行き先も言わないままで、いったいどこへ行きやがったんだ? 会長(オヤジ)……」
バカンスにしろ出張にしろ、いつもなら職員に何かしら伝えていた一龍だ。それが今回何も言わないことに、トリコもココも不思議に思っていた。
☆☆☆☆☆
墓参りから数日後、私と小松さんは久しぶりにグルメタウンへやってきた。理由はトリコに呼び出されたからである。昨日ホテルグルメのお手伝いをしている中で送られてきたトリコが書いた地図を頼りに、私たちは街中を歩いているんだけど……。
「ん~……確か、この辺りに……」
「あっ、小松さん。あそこじゃない?」
「えっ?」
地図の位置から推測して私は指差した。店の前に、なんだかフォークとナイフをもったおじさんのようなキャラクターの人形がある。
「きっとここですよ! ……って、あれ? ここってもしかしたらグルメ美容室・バーバーグルメ?」
「……グルメ美容室?」
店の看板には『グルメ美容室 Bar Ber GOURMET』と書かれている。カットやパーマやカラーなどのコースだけでなく、『フルコース10万円~』というポスターまで貼っていた。
いつも普通の美容室しか使っていないから、私は『普通の美容室』と『グルメ美容室』の違いがわからず首を傾げるのだった。
「おっ、待ってたぞ。小松、瑞貴。久しぶりだな」
「はい。しばらくうちのお店にも来られませんでしたよね」
「おかげでしばらく寄付に専念できたけど……そっちは何やってたの?」
「ここんとこ、ある食材を捕獲しに行ったり、いろいろあってな」
「食材って……どんなものを?」
「どうしても昔一緒に修業したモン同士で挑戦したい食材でな。まっ、結局ココと二人旅になっちまったな」
「そうだったんですか……」
「「ん?」」
なんかトリコが『昔一緒に修業した』という言葉に小松さんは顔をうつむけた。なんだか悲しそうだけど……。
「そういえば、お前も昔の修業仲間と会ってたって?」
「あっ……はい……」
やっぱり小松さんは浮かない顔だ。私たちがしばらく見ない内に何かあったのかな?
そのとき、瑞貴と小松と大竹は何かを感じ取る――それは一龍の前菜の食材をトリコとココが捕獲した瞬間だった!
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……大海原の上空から雲より高く飛んで行く白き毛並みを持つ巨大な猛獣は、ジャニスユニコーンで名前はポチ。一角付近に堂々と座っているのは彼のパートナーでIGO会長・一龍である。
「フムゥ……あいつら、順調に修業は進んでおるかのぅ? フッフッフッ!」
彼の脳裏に浮かぶのは自分の息子たち――美食屋四天王のトリコ、ココ、サニー、ゼブラ。過酷な環境の中で修業をする彼らの成長を楽しみにしていた。
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……トリコとココは第8ビオトープで見つけた前菜を持ってIGO本部の一龍を訪ねてみたのだが、職員から一龍は不在という報せを受けた。
「えっ!? いねぇのかよ、会長(オヤジ)の奴!」
「我々も、しばらく帰らないとしか聞かされておりません……」
「ったく……」
「お二人の修業については、ここを発つ前から気にかけておられたのですが……」
「フゥ~。これは、会長(オヤジ)のフルコースの前菜だ。修業のために捕獲を依頼されたモノのとはちと違うぜ」
「トリコ、その食材が何を意味するのか、すぐにはわからなさそうだね」
「行き先も言わないままで、いったいどこへ行きやがったんだ? 会長(オヤジ)……」
バカンスにしろ出張にしろ、いつもなら職員に何かしら伝えていた一龍だ。それが今回何も言わないことに、トリコもココも不思議に思っていた。
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墓参りから数日後、私と小松さんは久しぶりにグルメタウンへやってきた。理由はトリコに呼び出されたからである。昨日ホテルグルメのお手伝いをしている中で送られてきたトリコが書いた地図を頼りに、私たちは街中を歩いているんだけど……。
「ん~……確か、この辺りに……」
「あっ、小松さん。あそこじゃない?」
「えっ?」
地図の位置から推測して私は指差した。店の前に、なんだかフォークとナイフをもったおじさんのようなキャラクターの人形がある。
「きっとここですよ! ……って、あれ? ここってもしかしたらグルメ美容室・バーバーグルメ?」
「……グルメ美容室?」
店の看板には『グルメ美容室 Bar Ber GOURMET』と書かれている。カットやパーマやカラーなどのコースだけでなく、『フルコース10万円~』というポスターまで貼っていた。
いつも普通の美容室しか使っていないから、私は『普通の美容室』と『グルメ美容室』の違いがわからず首を傾げるのだった。
「おっ、待ってたぞ。小松、瑞貴。久しぶりだな」
「はい。しばらくうちのお店にも来られませんでしたよね」
「おかげでしばらく寄付に専念できたけど……そっちは何やってたの?」
「ここんとこ、ある食材を捕獲しに行ったり、いろいろあってな」
「食材って……どんなものを?」
「どうしても昔一緒に修業したモン同士で挑戦したい食材でな。まっ、結局ココと二人旅になっちまったな」
「そうだったんですか……」
「「ん?」」
なんかトリコが『昔一緒に修業した』という言葉に小松さんは顔をうつむけた。なんだか悲しそうだけど……。
「そういえば、お前も昔の修業仲間と会ってたって?」
「あっ……はい……」
やっぱり小松さんは浮かない顔だ。私たちがしばらく見ない内に何かあったのかな?