分かれ道! 料理人のめざす先
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「あれ~? もしかしてホテルグルメの小松シェフ?」
「あっ、はい」
「どーもー。私、雑誌『Calorie』の森田です。や~お会いできて嬉しいです~!」
「あっ、初めまして……」
「へへっ、仲良くしましょうね~?」
「へっ? ハァ……?」
サングラスを動かして怪しく笑う森田に小松は苦笑しか浮かべずにいると、森田はキョロキョロと周りを見渡す。
「今日は舞獣姫さんとご一緒じゃないんですか?」
「え、ええ」
「あの人に会うのはとても困難なので、ホテルグルメにいらした際にはぜひよろしくお伝えください。『仲良くしましょう』と」
「ハァ……」
同じ言葉を言われ、ますます小松は混乱するだけだった。
「そこから撮って」
「へい」
「こっちからも」
「へい」
「そっちも」
「へい」
「そこもね」
「へい」
さっきまでの怪しさはともかく、いろんな角度でとしぴこに料理の撮影の指示を出す森田。その光景に小松は感心してしまう。
「スゴいなぁ~」
「……手間がかかってんだからよ、しっかり撮れよな」
「えっ?」
「こちらへどうぞ、小松シェフ」
小松は大竹の呟きを聞き取ることなく、料理の用意ができたことで従業員にテーブルへ案内された。
「お待たせいたしました」
「わ~! ありがとうございます……――えっ? これは……」
小松は運ばれて来た料理もメルヘンで嬉しそうに笑ったが、料理に使われている食材を見て疑問に思う。
「わたあめグモに蜜蝋燭? どうしてこんな食材を……」
「じゃあこれ、載せてもらう料理のメニューです」
「いや~、いつもすいませんね」
「……ん?」
大竹が森田に渡した封筒はメニューというわりには分厚い。疑問に思った小松が注意深く見ると、森田が封筒を開けて大竹はニヤリと笑う。
「いい記事、期待してますよ?」
「へへっ」
「!」
確認のためか森田は中身を少しだけ出した。なんと封筒の中にはお札――即ち札束があって、小松は目を見開いた。
「あっ、はい」
「どーもー。私、雑誌『Calorie』の森田です。や~お会いできて嬉しいです~!」
「あっ、初めまして……」
「へへっ、仲良くしましょうね~?」
「へっ? ハァ……?」
サングラスを動かして怪しく笑う森田に小松は苦笑しか浮かべずにいると、森田はキョロキョロと周りを見渡す。
「今日は舞獣姫さんとご一緒じゃないんですか?」
「え、ええ」
「あの人に会うのはとても困難なので、ホテルグルメにいらした際にはぜひよろしくお伝えください。『仲良くしましょう』と」
「ハァ……」
同じ言葉を言われ、ますます小松は混乱するだけだった。
「そこから撮って」
「へい」
「こっちからも」
「へい」
「そっちも」
「へい」
「そこもね」
「へい」
さっきまでの怪しさはともかく、いろんな角度でとしぴこに料理の撮影の指示を出す森田。その光景に小松は感心してしまう。
「スゴいなぁ~」
「……手間がかかってんだからよ、しっかり撮れよな」
「えっ?」
「こちらへどうぞ、小松シェフ」
小松は大竹の呟きを聞き取ることなく、料理の用意ができたことで従業員にテーブルへ案内された。
「お待たせいたしました」
「わ~! ありがとうございます……――えっ? これは……」
小松は運ばれて来た料理もメルヘンで嬉しそうに笑ったが、料理に使われている食材を見て疑問に思う。
「わたあめグモに蜜蝋燭? どうしてこんな食材を……」
「じゃあこれ、載せてもらう料理のメニューです」
「いや~、いつもすいませんね」
「……ん?」
大竹が森田に渡した封筒はメニューというわりには分厚い。疑問に思った小松が注意深く見ると、森田が封筒を開けて大竹はニヤリと笑う。
「いい記事、期待してますよ?」
「へへっ」
「!」
確認のためか森田は中身を少しだけ出した。なんと封筒の中にはお札――即ち札束があって、小松は目を見開いた。