再会! オトギの城の竹ちゃん!
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「た、高さ300メートルの壁をひっと飛び……! なんて脚力だ……バトルウルフ!」
「ああ……。壁の設計、やり直したほうがいいんじゃ……?」
「何言ってんだよ。第8ビオトープにこの壁を超える猛獣はいねぇよ。……『奴』を除いてな」
その猛獣も住処から出てくることはないが、万が一ここを出ようと考えたらあっという間だろう。そうマッハーは思った。
――門を超えたあと、テリーはまたスピードを落とすことなく走り続けている。するとトリコはふと周りを見ると懐かしの虹の実の樹を見つけた。
「うおっ、虹の実がまた実ってやがる! 帰りに捕獲してくか! ――よーしテリー、ストップだ!」
虹の実の木を超えた先に鍾乳洞のような洞窟があった。ここが目的地らしくトリコはテリーに制止の言葉をかけると、自分もテリーの背中から降りる。
「ご苦労だったな」
〈ア゙ア゙ー!〉
「ん?」
上を見るとキッスが飛び降りてきた。キッスのパートナーで待ち合わせの相手はもちろん――。
「待たせたかい? トリコ」
「よう、ココ。俺たちも今来たところだ」
「サニーは来るのかい?」
「いや、あいつは来ねぇとよ」
「そうか。ゼブラは言わずもがな、だろ?」
「まあな。四人で挑戦したかったんだけどな。昔みてぇに」
「仕方ないさ。本当にあるのかもわからないんだから」
「一龍の会長(オヤジ)のフルコース……その前菜が、あの中に」
洞窟の奥を見据える二人はここに来るのは初めてではなかった。そして年月を経て再びここに戻って来たのである。
「少しも変わってないな……。思い出すね」
「ああ」
トリコとココは洞窟を進みながら昔のことを思い出していた。
☆☆☆☆☆
――自分たち四天王がまだ少年だった頃、第8ビオトープに来たサングラスを掛けた一龍からあることを告げられた。
『いいか、お前たち。この第8ビオトープ……庭にはたった一つだけ物凄いお宝が隠されておる。なんじゃと思う?』
『知らねぇ』
『さあな』
『(ワ)っかんねぇ』
『考えろ! 少しくらい!』
『『『ん~……』』』
トリコとゼブラとサニーがアッサリと言うので一龍は一喝した。ちなみにココは興味がないのか無関心である。
『グルメ時代でお宝と言えば?』
『『『う~ん』』』
『悩むな! 食材じゃろが食材!』
『『『おおっ!』』』
今度はちゃんと考えたというのにまたも一喝されるが、答えを聞いたらトリコとサニーとゼブラは納得した。
「ああ……。壁の設計、やり直したほうがいいんじゃ……?」
「何言ってんだよ。第8ビオトープにこの壁を超える猛獣はいねぇよ。……『奴』を除いてな」
その猛獣も住処から出てくることはないが、万が一ここを出ようと考えたらあっという間だろう。そうマッハーは思った。
――門を超えたあと、テリーはまたスピードを落とすことなく走り続けている。するとトリコはふと周りを見ると懐かしの虹の実の樹を見つけた。
「うおっ、虹の実がまた実ってやがる! 帰りに捕獲してくか! ――よーしテリー、ストップだ!」
虹の実の木を超えた先に鍾乳洞のような洞窟があった。ここが目的地らしくトリコはテリーに制止の言葉をかけると、自分もテリーの背中から降りる。
「ご苦労だったな」
〈ア゙ア゙ー!〉
「ん?」
上を見るとキッスが飛び降りてきた。キッスのパートナーで待ち合わせの相手はもちろん――。
「待たせたかい? トリコ」
「よう、ココ。俺たちも今来たところだ」
「サニーは来るのかい?」
「いや、あいつは来ねぇとよ」
「そうか。ゼブラは言わずもがな、だろ?」
「まあな。四人で挑戦したかったんだけどな。昔みてぇに」
「仕方ないさ。本当にあるのかもわからないんだから」
「一龍の会長(オヤジ)のフルコース……その前菜が、あの中に」
洞窟の奥を見据える二人はここに来るのは初めてではなかった。そして年月を経て再びここに戻って来たのである。
「少しも変わってないな……。思い出すね」
「ああ」
トリコとココは洞窟を進みながら昔のことを思い出していた。
☆☆☆☆☆
――自分たち四天王がまだ少年だった頃、第8ビオトープに来たサングラスを掛けた一龍からあることを告げられた。
『いいか、お前たち。この第8ビオトープ……庭にはたった一つだけ物凄いお宝が隠されておる。なんじゃと思う?』
『知らねぇ』
『さあな』
『(ワ)っかんねぇ』
『考えろ! 少しくらい!』
『『『ん~……』』』
トリコとゼブラとサニーがアッサリと言うので一龍は一喝した。ちなみにココは興味がないのか無関心である。
『グルメ時代でお宝と言えば?』
『『『う~ん』』』
『悩むな! 食材じゃろが食材!』
『『『おおっ!』』』
今度はちゃんと考えたというのにまたも一喝されるが、答えを聞いたらトリコとサニーとゼブラは納得した。