極上の千歳飴! 小松とユン物語
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「さっ、食男と食女のお三方も」
「えっ? 僕らも食べていいんですか?」
「もちろんですとも!」
「ウヒョー! ありがてぇ!」
「ありがとうございます!」
千歳飴を配り終えたら宮司さんが私たちにそれぞれ一本の千歳飴をくれた。食べる前の挨拶のため、親指と人差し指の間に千年飴を挟みつつ両手を合わせて目を閉じる。
「では、この世の全ての食材に感謝を込めて!」
「「「いただきます!」」」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
私たちに伴うように子供たちも挨拶をしてくれた。子供たちも千歳飴が楽しみでたまらなかったんだなぁ。
「んっ!? 時にフルーティーで、時に香ばしく、クリーミーなコクや素朴な甘み! さっすがコトブキビ! あらゆる味わいが詰まってるぜ!」
「ユンちゃんのおかげだね」
「ありがとう」
〈ユユユン!〉
そしてパーポー神官も宮司さんも、千歳飴をひと口食べてみる。
「これは!」
「口に入れた途端、滑らかにとろける口どけ……見た目の宝石のように輝く艶といい、今までにない千歳飴ですよ!」
「実は、ちょっとした隠し味を入れたんです。ねっ、小松さん」
「はい!」
私が顔を向けると、小松さんはある食材が入ったグルメケースのフタを開けた。
「おっ! ダイヤモンドイチジクリスタルか!」
「はい。この前グルメサービス大会でメルクさんが分けてくれた実の部分です」
「本当は帰ったときにデザートを作ろうと思ったんだけど、ダイヤモンドイチジクリスタルなら、コトブキビに負けないと思ってね」
「改めて、うめー!」
二人で話し合って調理場の人たちにアイディアを出したのが功を成したようだね。トリコだけでなくパーポー神官たちにも満足してもらってよかった。
そして小松さんがお皿にユンちゃんの顔の形を模った金太郎飴を出した。材料を少し分けてもらって一緒に作ったんだよ。
「特別に作ったんだよ」
「今回一番がんばってくれたユンちゃんにご褒美」
〈ユユ! ユーンユーン!〉
ユンちゃんは嬉しそうにクチバシを器用に使って金太郎飴を食べていく。
「おいしい?」
〈ユンユユーン!〉
「おいしいみたいだね。よかった」
飴を食べるとユンちゃんは嬉しそうに笑ってくれる。さて、私も千歳飴を食べてみようっと……――何これ、おいしい!
「並外れた食運の強さと、それを惜しまず分かち合う心……食男と食女のお三方に感謝ですね」
「彼らだけではないがの」
〈ユーユユン!〉
「「「「「バイバーイ!」」」」」
……パーポー神官は子供たちに向かって手を振るユンに目を向ける。食男のトリコと小松、食女の瑞貴、そしてユンの存在がなかったら今回の七五三は成功しなかったかもしれないと思った。
「僕らも帰ろうか」
〈ユンユン!〉
小松さんはユンちゃんを抱き上げて頬ずりをした。二人共嬉しそうに笑っている姿を見て、トリコと私は微笑ましく思う。
「スゴい食運の持ち主同士、これからが楽しみだな!」
「二人もまた、いいパートナーだね!」
「ユンユン」
〈ユユユン!〉
それから迎えのタクシープも来てくれて、私たちはグルメ神社を後にした。もちろん帰り道で干し柿氷も買ったよ。ユンちゃんとの約束だもんね!
「えっ? 僕らも食べていいんですか?」
「もちろんですとも!」
「ウヒョー! ありがてぇ!」
「ありがとうございます!」
千歳飴を配り終えたら宮司さんが私たちにそれぞれ一本の千歳飴をくれた。食べる前の挨拶のため、親指と人差し指の間に千年飴を挟みつつ両手を合わせて目を閉じる。
「では、この世の全ての食材に感謝を込めて!」
「「「いただきます!」」」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
私たちに伴うように子供たちも挨拶をしてくれた。子供たちも千歳飴が楽しみでたまらなかったんだなぁ。
「んっ!? 時にフルーティーで、時に香ばしく、クリーミーなコクや素朴な甘み! さっすがコトブキビ! あらゆる味わいが詰まってるぜ!」
「ユンちゃんのおかげだね」
「ありがとう」
〈ユユユン!〉
そしてパーポー神官も宮司さんも、千歳飴をひと口食べてみる。
「これは!」
「口に入れた途端、滑らかにとろける口どけ……見た目の宝石のように輝く艶といい、今までにない千歳飴ですよ!」
「実は、ちょっとした隠し味を入れたんです。ねっ、小松さん」
「はい!」
私が顔を向けると、小松さんはある食材が入ったグルメケースのフタを開けた。
「おっ! ダイヤモンドイチジクリスタルか!」
「はい。この前グルメサービス大会でメルクさんが分けてくれた実の部分です」
「本当は帰ったときにデザートを作ろうと思ったんだけど、ダイヤモンドイチジクリスタルなら、コトブキビに負けないと思ってね」
「改めて、うめー!」
二人で話し合って調理場の人たちにアイディアを出したのが功を成したようだね。トリコだけでなくパーポー神官たちにも満足してもらってよかった。
そして小松さんがお皿にユンちゃんの顔の形を模った金太郎飴を出した。材料を少し分けてもらって一緒に作ったんだよ。
「特別に作ったんだよ」
「今回一番がんばってくれたユンちゃんにご褒美」
〈ユユ! ユーンユーン!〉
ユンちゃんは嬉しそうにクチバシを器用に使って金太郎飴を食べていく。
「おいしい?」
〈ユンユユーン!〉
「おいしいみたいだね。よかった」
飴を食べるとユンちゃんは嬉しそうに笑ってくれる。さて、私も千歳飴を食べてみようっと……――何これ、おいしい!
「並外れた食運の強さと、それを惜しまず分かち合う心……食男と食女のお三方に感謝ですね」
「彼らだけではないがの」
〈ユーユユン!〉
「「「「「バイバーイ!」」」」」
……パーポー神官は子供たちに向かって手を振るユンに目を向ける。食男のトリコと小松、食女の瑞貴、そしてユンの存在がなかったら今回の七五三は成功しなかったかもしれないと思った。
「僕らも帰ろうか」
〈ユンユン!〉
小松さんはユンちゃんを抱き上げて頬ずりをした。二人共嬉しそうに笑っている姿を見て、トリコと私は微笑ましく思う。
「スゴい食運の持ち主同士、これからが楽しみだな!」
「二人もまた、いいパートナーだね!」
「ユンユン」
〈ユユユン!〉
それから迎えのタクシープも来てくれて、私たちはグルメ神社を後にした。もちろん帰り道で干し柿氷も買ったよ。ユンちゃんとの約束だもんね!