極上の千歳飴! 小松とユン物語
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今日は早朝からホテルグルメに行って小松さんと共に仕込みをし、そのあとはグルメ神社からの呼び出しでトリコと待ち合わせのため、ホテルグルメの前で待つことになった。そのために小松さんは私服だが、私は舞獣姫の格好でいる。
「えーっと……確か、この辺りで待ってるって言ってたんですけど……」
「いないね?」
ブオオォォオオオ――……!
〈メェ~~〉
「うわあぁぁあああ!」
「えっ! なんでここにタクシープが!?」
「――グルメ神社が寄越した使いだよ」
「「トリコ/さん!」」
グルメ神社のときお世話になったタクシープが現れたかと思いきや、背中の毛の椅子にトリコが乗っていた。
「ほら、行くぞ!」
「うん!」
「はい!」
初めてグルメ神社に行ったときのように、トリコは先に私を、続いて小松さんを引き上げてくれた。席順も私が真ん中になっている。
「ありがとう、トリコ」
「それで、あのグルメ神社が直々に僕らに依頼って、いったい……?」
「今日は七五三だろ? その祝いの千歳飴を配るのは毎年食男の役目らしいぜ。今年は食女も出たから瑞貴も一緒ってわけさ」
「じゃあ、今年はトリコさんと僕と瑞貴さんが?」
「ああ。うんめぇ千歳飴、腹いっぱい配ってやろうぜ!」
「はい!」
「七五三を迎える子供たちに会えるのも、楽しみだなぁ」
私も小松さんもシートベルトをしっかり締め、高速で走るタクシープの出発に備える。
…………。
「あれ? 動かない?」
「って、おい。出発しないのか?」
〈――ユユユーン!〉
「あっ!」
「ユンちゃん!」
ホテルグルメから出てきたのは、お留守番するはずのユンちゃんだ。器用にジャンプしてタクシープに乗り込むと小松さんが抱き上げる。
「見送りに来てくれたのかい?」
〈ユーユン!〉
「あれ?」
ユンちゃんは降りるんじゃなくて、何故か私の膝に乗った。
〈メェ――ッ!!〉
ブオオォォオオオ――……!
「ちょっと! 一緒に来ちゃったー!」
「もうこうなったら仕方ないね。ユンちゃん、落ちないように気をつけて!」
〈ユーン!〉
ユンちゃんを降ろす間もなくタクシープが超高速で走り出してしまったので、私はユンちゃんが振り落とされないようにしっかり抱きしめた。
だけど悲鳴を上げる小松さんと違い、ユンちゃんはメチャクチャご機嫌である。
☆☆☆☆☆
前に来たときはかなり時間がかかったのに、タクシープのおかげで最短時間でグルメ神社に到着することができた。鳥居に入るとタクシープはゆっくり歩いて参拝者たちの間を通る。相変わらず賑わっているなぁ。
「結局一緒に来ちゃったね」
〈ユン〉
「私はユンちゃんも一緒に来てくれて嬉しいよ」
〈ユンユン〉
私の膝の上にいるユンちゃんに小松さんが頭を撫で、続いて私はギュッと抱きしめた。ユンちゃんと一緒に遠出することは最近なかったからね。
「えーっと……確か、この辺りで待ってるって言ってたんですけど……」
「いないね?」
ブオオォォオオオ――……!
〈メェ~~〉
「うわあぁぁあああ!」
「えっ! なんでここにタクシープが!?」
「――グルメ神社が寄越した使いだよ」
「「トリコ/さん!」」
グルメ神社のときお世話になったタクシープが現れたかと思いきや、背中の毛の椅子にトリコが乗っていた。
「ほら、行くぞ!」
「うん!」
「はい!」
初めてグルメ神社に行ったときのように、トリコは先に私を、続いて小松さんを引き上げてくれた。席順も私が真ん中になっている。
「ありがとう、トリコ」
「それで、あのグルメ神社が直々に僕らに依頼って、いったい……?」
「今日は七五三だろ? その祝いの千歳飴を配るのは毎年食男の役目らしいぜ。今年は食女も出たから瑞貴も一緒ってわけさ」
「じゃあ、今年はトリコさんと僕と瑞貴さんが?」
「ああ。うんめぇ千歳飴、腹いっぱい配ってやろうぜ!」
「はい!」
「七五三を迎える子供たちに会えるのも、楽しみだなぁ」
私も小松さんもシートベルトをしっかり締め、高速で走るタクシープの出発に備える。
…………。
「あれ? 動かない?」
「って、おい。出発しないのか?」
〈――ユユユーン!〉
「あっ!」
「ユンちゃん!」
ホテルグルメから出てきたのは、お留守番するはずのユンちゃんだ。器用にジャンプしてタクシープに乗り込むと小松さんが抱き上げる。
「見送りに来てくれたのかい?」
〈ユーユン!〉
「あれ?」
ユンちゃんは降りるんじゃなくて、何故か私の膝に乗った。
〈メェ――ッ!!〉
ブオオォォオオオ――……!
「ちょっと! 一緒に来ちゃったー!」
「もうこうなったら仕方ないね。ユンちゃん、落ちないように気をつけて!」
〈ユーン!〉
ユンちゃんを降ろす間もなくタクシープが超高速で走り出してしまったので、私はユンちゃんが振り落とされないようにしっかり抱きしめた。
だけど悲鳴を上げる小松さんと違い、ユンちゃんはメチャクチャご機嫌である。
☆☆☆☆☆
前に来たときはかなり時間がかかったのに、タクシープのおかげで最短時間でグルメ神社に到着することができた。鳥居に入るとタクシープはゆっくり歩いて参拝者たちの間を通る。相変わらず賑わっているなぁ。
「結局一緒に来ちゃったね」
〈ユン〉
「私はユンちゃんも一緒に来てくれて嬉しいよ」
〈ユンユン〉
私の膝の上にいるユンちゃんに小松さんが頭を撫で、続いて私はギュッと抱きしめた。ユンちゃんと一緒に遠出することは最近なかったからね。