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〈プギャギャ〉
「えっ……もしかして、俺に……?」
「ハハッ」
「メルクさん」
「ほら、早く」
「あっ……」
トリコも小松さんも笑う中、混乱しているメルクさんの背中を私は軽くポチコの元へ押した。それでやっとメルクさんはポチコの前に来ると、ポチコはダイヤモンドイチジクリスタルをメルクさんに差し出す。
〈プギャギャ〉
「いいのかい? ――ポチコ! ありがとう!」
メルクさんは涙を浮かべながら感極まってポチコに抱きついた。それにポチコも嬉しそうに笑っているし、本当によかったね!
☆☆☆☆☆
お別れの時間となり、メルクさんの目的は皮のダイヤモンドだけということなので私と小松さんは協力して皮と実を分けた。
大会は終わったので私も元の格好に戻り、ロビーでメルクさんと皮を持ち上げているポチコと挨拶をする。
「トリコ、瑞貴、小松シェフ、今回はありがとう。ダイヤモンドイチジクリスタルの皮はもらうよ。実はみんなで分けて食べてくれ」
「オウッ、サンキューな」
「私たちも楽しかったよ」
「ありがとうございます!」
「それじゃ」
一礼したメルクさんはポチコと一緒に会場の外へと出て行った。
「ポチコはメルクのことをとっくに認めていたんだな」
「はい。ずっとメルクさんを見守っていたんですね」
「テレビのダイヤモンドイチジクリスタルを凝視していたのも、メルクさんにあげたいって想いの行動だったんだね」
「ダイヤモンドイチジクリスタルの実、楽しみだな。瑞貴、小松」
「「あっ」」
トリコは私と小松さんの間に立って、私たちのそれぞれの肩に手を置くと微笑みを浮かべていた。それに私も小松さんと顔を見合わせて笑うと、トリコにも笑顔を向けるのだった。
「計画は台無しになっちまったが……あんな美(ツク)しいのを見せられちゃ、素直に負けを認めるしかないな」
「そういえばサニーさん、なんか『負けられない』って言ってましたよね」
「お前、そんなにダイヤモンドイチジクリスタルが欲しかったのか?」
「まあな。ダイヤモンドイチジクリスタルの皮のダイヤは、装飾品にも加工できるからな。価値もあるし、美(ツク)しいし、特に――プレゼントにはピッタリなんだとよ」
「「ま、まさか!」」
「えっ?」
〈ユン?〉
……サニーはダイヤモンドイチジクリスタルでできた装飾品を瑞貴にプレゼントするつもりだったのだ。サニーがチラッと瑞貴を見たことでトリコと小松は気づいたが、瑞貴はどういう意味かわからずユンと一緒に首を傾げていた。
「えっ……もしかして、俺に……?」
「ハハッ」
「メルクさん」
「ほら、早く」
「あっ……」
トリコも小松さんも笑う中、混乱しているメルクさんの背中を私は軽くポチコの元へ押した。それでやっとメルクさんはポチコの前に来ると、ポチコはダイヤモンドイチジクリスタルをメルクさんに差し出す。
〈プギャギャ〉
「いいのかい? ――ポチコ! ありがとう!」
メルクさんは涙を浮かべながら感極まってポチコに抱きついた。それにポチコも嬉しそうに笑っているし、本当によかったね!
☆☆☆☆☆
お別れの時間となり、メルクさんの目的は皮のダイヤモンドだけということなので私と小松さんは協力して皮と実を分けた。
大会は終わったので私も元の格好に戻り、ロビーでメルクさんと皮を持ち上げているポチコと挨拶をする。
「トリコ、瑞貴、小松シェフ、今回はありがとう。ダイヤモンドイチジクリスタルの皮はもらうよ。実はみんなで分けて食べてくれ」
「オウッ、サンキューな」
「私たちも楽しかったよ」
「ありがとうございます!」
「それじゃ」
一礼したメルクさんはポチコと一緒に会場の外へと出て行った。
「ポチコはメルクのことをとっくに認めていたんだな」
「はい。ずっとメルクさんを見守っていたんですね」
「テレビのダイヤモンドイチジクリスタルを凝視していたのも、メルクさんにあげたいって想いの行動だったんだね」
「ダイヤモンドイチジクリスタルの実、楽しみだな。瑞貴、小松」
「「あっ」」
トリコは私と小松さんの間に立って、私たちのそれぞれの肩に手を置くと微笑みを浮かべていた。それに私も小松さんと顔を見合わせて笑うと、トリコにも笑顔を向けるのだった。
「計画は台無しになっちまったが……あんな美(ツク)しいのを見せられちゃ、素直に負けを認めるしかないな」
「そういえばサニーさん、なんか『負けられない』って言ってましたよね」
「お前、そんなにダイヤモンドイチジクリスタルが欲しかったのか?」
「まあな。ダイヤモンドイチジクリスタルの皮のダイヤは、装飾品にも加工できるからな。価値もあるし、美(ツク)しいし、特に――プレゼントにはピッタリなんだとよ」
「「ま、まさか!」」
「えっ?」
〈ユン?〉
……サニーはダイヤモンドイチジクリスタルでできた装飾品を瑞貴にプレゼントするつもりだったのだ。サニーがチラッと瑞貴を見たことでトリコと小松は気づいたが、瑞貴はどういう意味かわからずユンと一緒に首を傾げていた。