ド派手演出! 食事に最高のサービスを!
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「ホー! ――あれ? これ、イチジクリスタル使ってなくね?」
《あっ》
「「「「「あっ」」」」」
ゾンゲの的確な指摘にトリコだけでなく私たちも我に返り、299点ぐらいあった得点は一気になくなった。挙げ句にモニターには『失格』と表示される。
《失格? アッハッハッハッ! やっちまった!》
「あ~……もうダメか……」
ベシッ!
「イタッ!」
〈〈ユーンユーン/クルッポー!〉〉
残念な結果を声に出した小松さんを私は無言でチョップをくらわすと、ユンちゃんとクルッポーも私と同意なのか抗議するように鳴いた。
その理由はメルクさんをさらに落ち込ませたからで、やっと気づいた小松さんは「あっ」と口を塞いだ。
《ということで、今回のグルメ―サービス大会……優勝者は、ノッキング――》
「お、おい!」
「なんだあれ!?」
《えっ……ええっ!? な、何ちょっと! えっ、ポチコォ!?》
なんとポチコが賞品のダイヤモンドイチジクリスタルに登っているのだ。
「ポチコ!?」
「ポチコ!」
「えっ、どういうこと?」
「何してるんでしょう?」
トリコもメルクさんも私も小松さんも、ポチコの謎の行動に不思議に思うばかりだ。
〈プギャアァァアアア!〉
ドンドンドン!
てっぺんまで登ったポチコは鳴き出すと、ドラミングをしながら興奮して熱が体が赤くなるほど出ている。すると――。
キラキラ……パアアァァアアア!
なんとダイヤモンドイチジクリスタルが眩くなるほど輝き始めた。今までライトアップしてもこんなに輝くことはなかったのに!
《これはルミネセンス!》
「「ルミネセンス?」」
《物質が電磁波や熱によってエネルギーを受け取って反応し、そのエネルギーを光として放出する現象じゃ。食材を欲しがり興奮したポチコの体から発する熱に、ダイヤモンドイチジクリスタルが反応して発光したんじゃ》
私と小松さんが同時に声を上げると節乃さんが解説してくれた。テレビで見たときから興味を示していたとはいえ、ポチコがここまでするのはやっぱり――。
〈プギギッ〉
「ポチコ……!」
ポチコの視線の先には私の隣にいるメルクさん。そしてまたメルクさんもとても優しい微笑みを浮かべていた。
《史上かつてないイヤンパクト!》
《神々しいです!》
《食材はポチコを選んだようじゃのう。フフッ》
満場一致ということで、ウーメン局長もアポロンさんも節乃さんもボタンを連打し、300点という満点がモニターに映った。
《で、出ました! 満点!! 優勝者・ポチコ――ッ!!》
飛び入り参加だったにもかかわらず、会場全体が歓声に包まれてポチコも嬉しそうにガッツポーズをしていた。
――そして閉会式が行われ、エントリーした私たちもステージに上がることになった。
《優勝者のポチコには、ダイヤモンドイチジクリスタルがプレゼントされます! おめでとうございます!》
〈プギャ〉
「えっ?」
するとポチコはダイヤモンドイチジクリスタルを持ち上げ、数歩こちらに移動するとメルクさんを見つめている。
《あっ》
「「「「「あっ」」」」」
ゾンゲの的確な指摘にトリコだけでなく私たちも我に返り、299点ぐらいあった得点は一気になくなった。挙げ句にモニターには『失格』と表示される。
《失格? アッハッハッハッ! やっちまった!》
「あ~……もうダメか……」
ベシッ!
「イタッ!」
〈〈ユーンユーン/クルッポー!〉〉
残念な結果を声に出した小松さんを私は無言でチョップをくらわすと、ユンちゃんとクルッポーも私と同意なのか抗議するように鳴いた。
その理由はメルクさんをさらに落ち込ませたからで、やっと気づいた小松さんは「あっ」と口を塞いだ。
《ということで、今回のグルメ―サービス大会……優勝者は、ノッキング――》
「お、おい!」
「なんだあれ!?」
《えっ……ええっ!? な、何ちょっと! えっ、ポチコォ!?》
なんとポチコが賞品のダイヤモンドイチジクリスタルに登っているのだ。
「ポチコ!?」
「ポチコ!」
「えっ、どういうこと?」
「何してるんでしょう?」
トリコもメルクさんも私も小松さんも、ポチコの謎の行動に不思議に思うばかりだ。
〈プギャアァァアアア!〉
ドンドンドン!
てっぺんまで登ったポチコは鳴き出すと、ドラミングをしながら興奮して熱が体が赤くなるほど出ている。すると――。
キラキラ……パアアァァアアア!
なんとダイヤモンドイチジクリスタルが眩くなるほど輝き始めた。今までライトアップしてもこんなに輝くことはなかったのに!
《これはルミネセンス!》
「「ルミネセンス?」」
《物質が電磁波や熱によってエネルギーを受け取って反応し、そのエネルギーを光として放出する現象じゃ。食材を欲しがり興奮したポチコの体から発する熱に、ダイヤモンドイチジクリスタルが反応して発光したんじゃ》
私と小松さんが同時に声を上げると節乃さんが解説してくれた。テレビで見たときから興味を示していたとはいえ、ポチコがここまでするのはやっぱり――。
〈プギギッ〉
「ポチコ……!」
ポチコの視線の先には私の隣にいるメルクさん。そしてまたメルクさんもとても優しい微笑みを浮かべていた。
《史上かつてないイヤンパクト!》
《神々しいです!》
《食材はポチコを選んだようじゃのう。フフッ》
満場一致ということで、ウーメン局長もアポロンさんも節乃さんもボタンを連打し、300点という満点がモニターに映った。
《で、出ました! 満点!! 優勝者・ポチコ――ッ!!》
飛び入り参加だったにもかかわらず、会場全体が歓声に包まれてポチコも嬉しそうにガッツポーズをしていた。
――そして閉会式が行われ、エントリーした私たちもステージに上がることになった。
《優勝者のポチコには、ダイヤモンドイチジクリスタルがプレゼントされます! おめでとうございます!》
〈プギャ〉
「えっ?」
するとポチコはダイヤモンドイチジクリスタルを持ち上げ、数歩こちらに移動するとメルクさんを見つめている。