ド派手演出! 食事に最高のサービスを!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《では、最初の出場者どうぞ!》
《エントリーナンバー1(ワン)、美食四天王・サニー!》
最初から知っている人が登場かい! まあ、あんなに美しいダイヤモンドイチジクリスタルをサニーが見逃すはずないもんね。
「サニー!」
「サニーさん!」
《おっ!? 前らもいたのかよ!? ということは……》
思わず立ち上がったトリコと小松さんに気づいたサニーは顔を引きつらせた。でも続いて私に気づいてくれたので、私は軽く手を振ると今度は真剣な表情になる。というか、なんかやる気が上がっているような?
(当初と予定が変わっちまったが、瑞貴が見てんだ……尚更カッコワリィとこみせられっか!)
サニーは自分の身長より高い三つの大理石の中心に立ち、髪を広げてリズムを取りながら削っていく。そしてイチジクリスタルも削って――自分の大理石とイチジクリスタルのそれぞれに自分を模した彫刻を作り上げた。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
《おぉ~素晴らしい! ワンダフル! エクセレント! 芸術! ビューティフル!》
《彫刻…BGM…そしてこの形にカットされた食材……パーフェクトな調和だ。ありえんほどビューティーな演出……自分でも感動して泣けてくるー!》
「どんだけ自分好きなんだよ……」
「ホントですね……」
「まあ、それほど自分に自信が持てなきゃできない演出だけどね……」
サニーをよく知る私たちは感動より先に呆れが走った。
《スッゴいイヤンパクト!》
《すばらーしいです!》
《うーむ……》
ウーメン事務局長もアポロンさんも節乃さんもボタンを連打していく。これはかなり高得点が出そうだけど、1の位から表示されるので結果は……275点!
《おーっと、セツのんの点数がちょっと伸びなかったか?》
《この彫刻、髪がリーゼントだったらよかったんじゃがのう》
《審査ポイントそこかよ!? ぶうっ》
《暫定1位の席にどうぞ!》
《フッ》
さっき頬を膨らませたサニーが、なんだか可愛く思えたのは内緒にしとこう。
しかし節乃さんの好みに外れたとはいえ、サニーの275点は大きいな……これを超えなきゃダイヤモンドイチジクリスタルはゲットできないよ。
《いきなりの高得点! この点数を超えることができるのかー!? では、次の方!》
…………。
《次の方!》
…………。
《次の方~……?》
何度もティナさんが呼びかけても現れない。だけどやっとライトが点いたので、次の出場者の姿が映し出される。
《前回よりもパワーアップしたロールプレイングのコスチューム!》
「「「「「…………」」」」」
やっと現れたのは美食王決定戦よりもメイクアップしてプリンセス衣装を着たゾンゲ。しかし白川と坂巻と共々、警備員によって強制退場させられ、挙げ句にモニターには『論外!』とまで出された。哀れだね……。
《エントリーナンバー1(ワン)、美食四天王・サニー!》
最初から知っている人が登場かい! まあ、あんなに美しいダイヤモンドイチジクリスタルをサニーが見逃すはずないもんね。
「サニー!」
「サニーさん!」
《おっ!? 前らもいたのかよ!? ということは……》
思わず立ち上がったトリコと小松さんに気づいたサニーは顔を引きつらせた。でも続いて私に気づいてくれたので、私は軽く手を振ると今度は真剣な表情になる。というか、なんかやる気が上がっているような?
(当初と予定が変わっちまったが、瑞貴が見てんだ……尚更カッコワリィとこみせられっか!)
サニーは自分の身長より高い三つの大理石の中心に立ち、髪を広げてリズムを取りながら削っていく。そしてイチジクリスタルも削って――自分の大理石とイチジクリスタルのそれぞれに自分を模した彫刻を作り上げた。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
《おぉ~素晴らしい! ワンダフル! エクセレント! 芸術! ビューティフル!》
《彫刻…BGM…そしてこの形にカットされた食材……パーフェクトな調和だ。ありえんほどビューティーな演出……自分でも感動して泣けてくるー!》
「どんだけ自分好きなんだよ……」
「ホントですね……」
「まあ、それほど自分に自信が持てなきゃできない演出だけどね……」
サニーをよく知る私たちは感動より先に呆れが走った。
《スッゴいイヤンパクト!》
《すばらーしいです!》
《うーむ……》
ウーメン事務局長もアポロンさんも節乃さんもボタンを連打していく。これはかなり高得点が出そうだけど、1の位から表示されるので結果は……275点!
《おーっと、セツのんの点数がちょっと伸びなかったか?》
《この彫刻、髪がリーゼントだったらよかったんじゃがのう》
《審査ポイントそこかよ!? ぶうっ》
《暫定1位の席にどうぞ!》
《フッ》
さっき頬を膨らませたサニーが、なんだか可愛く思えたのは内緒にしとこう。
しかし節乃さんの好みに外れたとはいえ、サニーの275点は大きいな……これを超えなきゃダイヤモンドイチジクリスタルはゲットできないよ。
《いきなりの高得点! この点数を超えることができるのかー!? では、次の方!》
…………。
《次の方!》
…………。
《次の方~……?》
何度もティナさんが呼びかけても現れない。だけどやっとライトが点いたので、次の出場者の姿が映し出される。
《前回よりもパワーアップしたロールプレイングのコスチューム!》
「「「「「…………」」」」」
やっと現れたのは美食王決定戦よりもメイクアップしてプリンセス衣装を着たゾンゲ。しかし白川と坂巻と共々、警備員によって強制退場させられ、挙げ句にモニターには『論外!』とまで出された。哀れだね……。