直観料理! ##NAME1##と小松とサンサングラミー!
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「いつか、ココさんやゼブラさんも一緒にみんなで……みんなで旅ができたら最高ですね!」
「フフッ、四天王全員で旅なんて豪華なメンツだね! 私も賛成!」
「やだよ、鬱陶しいし!」
「「えっ!」」
小松さんの提案に私も乗ったけど、サニーは全然違った。仮にも昔一緒に育った仲でもあるのに即否定!?
「ゼブラとかキモいし、ココだって!」
「キモくないですよ! 『チョーシに乗るな』ってすぐ怒って怖いですけど!」
「それが鬱陶しいつってんだよ」
「でも頼りになるよ! 話せばわかる人だし、義理堅い面があって意外と優しいし、ギャップがあるじゃん!」
「最後のは完全にお前(マ)の趣味だろ!」
「それにココさんだって頼りになるじゃないですか!」
「ココも毒があるからキショい」
「キショくないです!」
「大人だし紳士だし優しいし、仲間想いだし、何が不満なの!」
「瑞貴が言うと尚更ムカつくからだし!」
「なんで!?」
……両腕を組んで頬を膨らますサニーはますますそっぽを向いてしまった。その意味が『嫉妬』ということに瑞貴は全然気がついておらず、小松と共にサニーの説得に回るのだった。
(瑞貴……小松……。そうだな、また昔のようにサニー、ココ、ゼブラと旅ができたら……。それには瑞貴、小松、何よりお前らの存在が必要だ)
「ねぇ、トリコも何か言ってやって――……トリコ?」
「トリコさん? どうしました?」
「あっ、いや……」
「「?」」
……二人と同じ考えを抱くトリコはその光景を見ながらそう思った。そしてトリコにもサニーの説得に回ってもらおうと瑞貴が振り向いて小松も続くと、彼の様子に不思議に思って声をかける。それにトリコは誤魔化すように笑ったので、二人は首を傾げた。
「ああ、そうだ瑞貴。一つ、教えてくれないか?」
「ん?」
「神獣……お前の力のことだ」
サニーが真剣な目をして私に問いかけたので、さっきまでの賑やかな空気が少しだけ張りつめた。確かに私も神獣のことを口にしたしね。
「……いいよ。サニーは信頼できる大切な仲間だからね」
そして私はサニーに話した。私に宿っているグルメ細胞――四神は私の体を使って実体化が可能だということ、そして彼らはグルメ界の猛獣にも叶わないほどの強さを持っていることを。
「四神のことは聞いていたが、そんな力があったのか……」
「もちろん、私が許可を出さない限り出てくることはないよ。ただ、彼らは優先順位に難があって……」
「いや、姫を守るナイトってところだろ。その心意気もまた美(ツク)しい……」
するとサニーは私の頭に手を置くと、撫でながら優しく微笑んでくれた。
「力のこと、教えてくれてサンキュな。俺(レ)もお前(マ)の力を知ったからといって離れることはない。ずっとそばにいる」
「サニー……ありがとう!」
サニーは嘘なんて美しくないことはしない。だからこそ私も自然と『話す』という気になれたし、嫌われるなんて全然思うことはなかった。
最後まで黙って見守ってくれたトリコも小松さんも、まるで自分のことのように嬉しそうに笑っている。
「よーし! 瑞貴、小松、サンサングラミーじゃんじゃん揚げろ!」
「「うん/はい!」」
「ハッハッハッハッ! クインも食いたいか? よーし、残り全部揚げろ!」
「残り全部って、あんまり残ってませんよ?」
「何言ってんだ、とにかく揚げちまえ!」
「えー! そんなムチャクチャなこと言わないでよ!」
〈…………〉
四人がドンチャン騒ぎを起こす中、クインはモルス山脈の奥地に目を向けていた。
「5千メートル級の山を弾き返すとは……。フッフフフッ、なかなかいいチームじゃないか」
……そこには例の山を『くり抜いた』男がいたのだが、瑞貴たちが出会って真実を知るのはまだ少し先の話である。
「フフッ、四天王全員で旅なんて豪華なメンツだね! 私も賛成!」
「やだよ、鬱陶しいし!」
「「えっ!」」
小松さんの提案に私も乗ったけど、サニーは全然違った。仮にも昔一緒に育った仲でもあるのに即否定!?
「ゼブラとかキモいし、ココだって!」
「キモくないですよ! 『チョーシに乗るな』ってすぐ怒って怖いですけど!」
「それが鬱陶しいつってんだよ」
「でも頼りになるよ! 話せばわかる人だし、義理堅い面があって意外と優しいし、ギャップがあるじゃん!」
「最後のは完全にお前(マ)の趣味だろ!」
「それにココさんだって頼りになるじゃないですか!」
「ココも毒があるからキショい」
「キショくないです!」
「大人だし紳士だし優しいし、仲間想いだし、何が不満なの!」
「瑞貴が言うと尚更ムカつくからだし!」
「なんで!?」
……両腕を組んで頬を膨らますサニーはますますそっぽを向いてしまった。その意味が『嫉妬』ということに瑞貴は全然気がついておらず、小松と共にサニーの説得に回るのだった。
(瑞貴……小松……。そうだな、また昔のようにサニー、ココ、ゼブラと旅ができたら……。それには瑞貴、小松、何よりお前らの存在が必要だ)
「ねぇ、トリコも何か言ってやって――……トリコ?」
「トリコさん? どうしました?」
「あっ、いや……」
「「?」」
……二人と同じ考えを抱くトリコはその光景を見ながらそう思った。そしてトリコにもサニーの説得に回ってもらおうと瑞貴が振り向いて小松も続くと、彼の様子に不思議に思って声をかける。それにトリコは誤魔化すように笑ったので、二人は首を傾げた。
「ああ、そうだ瑞貴。一つ、教えてくれないか?」
「ん?」
「神獣……お前の力のことだ」
サニーが真剣な目をして私に問いかけたので、さっきまでの賑やかな空気が少しだけ張りつめた。確かに私も神獣のことを口にしたしね。
「……いいよ。サニーは信頼できる大切な仲間だからね」
そして私はサニーに話した。私に宿っているグルメ細胞――四神は私の体を使って実体化が可能だということ、そして彼らはグルメ界の猛獣にも叶わないほどの強さを持っていることを。
「四神のことは聞いていたが、そんな力があったのか……」
「もちろん、私が許可を出さない限り出てくることはないよ。ただ、彼らは優先順位に難があって……」
「いや、姫を守るナイトってところだろ。その心意気もまた美(ツク)しい……」
するとサニーは私の頭に手を置くと、撫でながら優しく微笑んでくれた。
「力のこと、教えてくれてサンキュな。俺(レ)もお前(マ)の力を知ったからといって離れることはない。ずっとそばにいる」
「サニー……ありがとう!」
サニーは嘘なんて美しくないことはしない。だからこそ私も自然と『話す』という気になれたし、嫌われるなんて全然思うことはなかった。
最後まで黙って見守ってくれたトリコも小松さんも、まるで自分のことのように嬉しそうに笑っている。
「よーし! 瑞貴、小松、サンサングラミーじゃんじゃん揚げろ!」
「「うん/はい!」」
「ハッハッハッハッ! クインも食いたいか? よーし、残り全部揚げろ!」
「残り全部って、あんまり残ってませんよ?」
「何言ってんだ、とにかく揚げちまえ!」
「えー! そんなムチャクチャなこと言わないでよ!」
〈…………〉
四人がドンチャン騒ぎを起こす中、クインはモルス山脈の奥地に目を向けていた。
「5千メートル級の山を弾き返すとは……。フッフフフッ、なかなかいいチームじゃないか」
……そこには例の山を『くり抜いた』男がいたのだが、瑞貴たちが出会って真実を知るのはまだ少し先の話である。