直観料理! ##NAME1##と小松とサンサングラミー!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さあ、クイン! 伸ばせるだけ体を伸ばしてくれ!」
まるで高速のエレベーターに乗っているように、重力の負荷を感じつつクインが上空に向かって体を伸ばした。下の森だけでなくモルス山脈をほとんど一望できるくらいの高さだよ!
「おおっ! なんて高さだよ!」
「ヒエエェェエエエ!」
「しかも垂直だよ! スゴい筋力だね!」
「まっ、今はまだ約800メートルの高さだがな」
「800メートル!?」
「充分スゴくない!?」
「それでもこの絶景で食べる食事は最高だし~!」
皿代わりの大きな葉に天ぷらを乗せ、私たちはそれを囲むように座って手を合わせる。ついにサンサングラミーの実食だ!
「それでは、食べましょう!」
「この世の全ての食材に感謝を込めて、サンサングラミー!」
「「「「いただきます!」」」」
さっき、最後の『いただきます』で男たちの勢いが若干びっくりしたのは内緒にしとこう……。箸やフォークもないから、私たちは手づかみでそれぞれサンサングラミーを手に取る。
「お~! これはまるで純金でできたシャチホコだな! あぐっ」
トリコを始め、小松さんもサニーも私も天ぷらにかぶりついた。揚げたてだからまだあったかい。
(表面はこんがりサクサク……まるで幾層にも重なった薄い衣の煎餅! それに全く骨を感じさせない! 中はしっとり肉厚でジューシー! 弾力のある身から重厚なうま味がジュワ~ッと溢れ出てきた~! 力がみなぎってきやがる!)
「「「う、うまーい!」」」
「おいしい~!」
今までいろんな魚の天ぷらを食べたけど、こんなに濃厚でおいしいのは初めてだよ! 小松さんがちょうどいい感じで揚げてくれたのもあるけどね!
「あ~身が銀色だ~! こんなの初めて見た~!」
「ビューティー過ぎる! この食材! ――だが、この美(ツク)しさ……間違いなく細胞レベルが上がると思ったんだが……まだ何か足りないのか? 確かに体力は回復したがMAXまでには……」
サニーたちのグルメ細胞と似ているようで違う細胞を持つ私はその感覚がわからないけど、これに付け加えるとしたら――。
「味は強くて濃厚だけど、淡白な食感と味わいは程よく残している……小松さん、これなら合うと思わない?」
「ええ。僕も思いました――あの、『調味料』が!」
「って、まさか!」
「ん?」
私が考えていたことは小松さんもちょうど思っていたらしく頷いてくれた。それに『調味料』と言う言葉でトリコもピンと来たらしい。当事者じゃないサニーはまだわかってないけど。
「はい、使ってみましょう!」
「『メルクの星屑』を!」
「メルクの星屑!?」
「お前のリュックからうまそうな匂いがしてると思ったら、メルクの星屑持って来てたのか!」
「はい! 洞窟では目印にして進みました。あっ、もちろん、あとで回収しましたけど……」
「でも、おかげで私たちは迷わずに戻って来られたよ」
さすがに私も目は見えても、あの入り組んだ洞窟に自分の方向感覚を信じ切れなかったからね……。小松さんの機転がなかったら間違いなく迷っていただろう。
まるで高速のエレベーターに乗っているように、重力の負荷を感じつつクインが上空に向かって体を伸ばした。下の森だけでなくモルス山脈をほとんど一望できるくらいの高さだよ!
「おおっ! なんて高さだよ!」
「ヒエエェェエエエ!」
「しかも垂直だよ! スゴい筋力だね!」
「まっ、今はまだ約800メートルの高さだがな」
「800メートル!?」
「充分スゴくない!?」
「それでもこの絶景で食べる食事は最高だし~!」
皿代わりの大きな葉に天ぷらを乗せ、私たちはそれを囲むように座って手を合わせる。ついにサンサングラミーの実食だ!
「それでは、食べましょう!」
「この世の全ての食材に感謝を込めて、サンサングラミー!」
「「「「いただきます!」」」」
さっき、最後の『いただきます』で男たちの勢いが若干びっくりしたのは内緒にしとこう……。箸やフォークもないから、私たちは手づかみでそれぞれサンサングラミーを手に取る。
「お~! これはまるで純金でできたシャチホコだな! あぐっ」
トリコを始め、小松さんもサニーも私も天ぷらにかぶりついた。揚げたてだからまだあったかい。
(表面はこんがりサクサク……まるで幾層にも重なった薄い衣の煎餅! それに全く骨を感じさせない! 中はしっとり肉厚でジューシー! 弾力のある身から重厚なうま味がジュワ~ッと溢れ出てきた~! 力がみなぎってきやがる!)
「「「う、うまーい!」」」
「おいしい~!」
今までいろんな魚の天ぷらを食べたけど、こんなに濃厚でおいしいのは初めてだよ! 小松さんがちょうどいい感じで揚げてくれたのもあるけどね!
「あ~身が銀色だ~! こんなの初めて見た~!」
「ビューティー過ぎる! この食材! ――だが、この美(ツク)しさ……間違いなく細胞レベルが上がると思ったんだが……まだ何か足りないのか? 確かに体力は回復したがMAXまでには……」
サニーたちのグルメ細胞と似ているようで違う細胞を持つ私はその感覚がわからないけど、これに付け加えるとしたら――。
「味は強くて濃厚だけど、淡白な食感と味わいは程よく残している……小松さん、これなら合うと思わない?」
「ええ。僕も思いました――あの、『調味料』が!」
「って、まさか!」
「ん?」
私が考えていたことは小松さんもちょうど思っていたらしく頷いてくれた。それに『調味料』と言う言葉でトリコもピンと来たらしい。当事者じゃないサニーはまだわかってないけど。
「はい、使ってみましょう!」
「『メルクの星屑』を!」
「メルクの星屑!?」
「お前のリュックからうまそうな匂いがしてると思ったら、メルクの星屑持って来てたのか!」
「はい! 洞窟では目印にして進みました。あっ、もちろん、あとで回収しましたけど……」
「でも、おかげで私たちは迷わずに戻って来られたよ」
さすがに私も目は見えても、あの入り組んだ洞窟に自分の方向感覚を信じ切れなかったからね……。小松さんの機転がなかったら間違いなく迷っていただろう。