直観料理! ##NAME1##と小松とサンサングラミー!
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私が持って来た荷物の中には調理器具があるし、小松さんの荷物の中には調味料もしっかり入っている。ガスコンロに大鍋をセットし、さっきの油を入れて小松さんが菜箸で温度を確認する中、私はサンサングラミーの下味を付ける。
ジュワ……プクプク……!
「よし! 卵がないので小麦粉と水だけで揚げますね」
「魚と油自体に風味とコクがあるので、卵がなくてもおいしくできあがると思うよ」
「ふ~ん。天ぷらっていうよりか素揚げや唐揚げに近いな」
「てかお前、よく小麦粉持ってたな?」
「簡単な材料や調味料は僕も瑞貴さんも持ち歩いているんです」
「へ~」
「今日はスゴい調味料もあるよ~?」
「スゴい調味料?」
「さっ、揚げますよ!」
下味したサンサングラミーを一匹だけさっと油の中に入れる。すると揚げ物独特の油の跳ねる音が響き渡った。
パチパチ…ジュワワワ……!
「最初は身や骨に水分が残っているので、かなり油が跳ねていますけど、数分で治まるかと思います」
「油で揚げてんのに光ったままだ!」
「光る気泡が溢れ出ている……! ただ揚げているだけなのに……なんて神々しい光景!」
「うん、そろそろいいかな?」
頃合いを見計らった私は油切り皿を取り出すと、小松さんも鍋から天ぷらを取り出した。
「光る天ぷら!」
「ヤッベ! なんだこれ!?」
揚げたあとでも天ぷらは光輝いていて、トリコも驚いているしサニーは目尻に涙を浮かべている。
「初めて見たぞ、こんなの! こ、香ばしい~! こいつはなんとしても熱い内に食いてぇ! よし、小松、瑞貴! 一人三匹ずつ揚げるんだ! すぐに食うぞ!」
「はい!」
「うん!」
――それから私と小松さんは調理を進めていき、ついに全部のサンサングラミーを揚げ終えたんだけど……。
「よっしゃ! 調理完了!」
「ものっそい綺麗な……!」
「キラキラだ……!」
「いや、油が――」
「「うまそうな天ぷら!」」
「「油が綺麗なの/んです!」」
「「へっ?」」
トリコとサニーは目の前の天ぷらに感動しているけど、小松さんと私は調理したあとの油に注目していたんだよ。
「油?」
「油が全く汚れていないんです!」
「野菜ならまだわかるんだけど、魚を揚げてこの透明度……まるで無限に使えそうな油だよ!」
「スゲェな、小松、瑞貴。新しい天然食料油の発見だぜ!」
「「えっ?」」
サンサングラミーにほとんど無我夢中だったんだけど、知らない内に新種の発見者になってしまったってこと?
「よし! モルス山脈から採れた油だから『モルス油』と名付けよう!」
「てか、なんでお前が名付けてんだよ。しかもモルス油って安易過ぎ!」
「いいじゃねぇか! ンなことよりほら、冷めちまうから食おうぜ!」
「おっと、そうだった! じゃあ料理はできたし、あとは『シチュエーション』だ!」
「えっ?」
「シチュエーション?」
「クイン!」
〈シェアァァアアア!〉
サニーの提案に私と小松さんが不思議に思うと、すぐにクインを呼び出した。すると私たちのそばに来たクインは舌で小松さんの体を巻きついて頭に乗せ、私たちは自主的にクインの頭に乗る。
ジュワ……プクプク……!
「よし! 卵がないので小麦粉と水だけで揚げますね」
「魚と油自体に風味とコクがあるので、卵がなくてもおいしくできあがると思うよ」
「ふ~ん。天ぷらっていうよりか素揚げや唐揚げに近いな」
「てかお前、よく小麦粉持ってたな?」
「簡単な材料や調味料は僕も瑞貴さんも持ち歩いているんです」
「へ~」
「今日はスゴい調味料もあるよ~?」
「スゴい調味料?」
「さっ、揚げますよ!」
下味したサンサングラミーを一匹だけさっと油の中に入れる。すると揚げ物独特の油の跳ねる音が響き渡った。
パチパチ…ジュワワワ……!
「最初は身や骨に水分が残っているので、かなり油が跳ねていますけど、数分で治まるかと思います」
「油で揚げてんのに光ったままだ!」
「光る気泡が溢れ出ている……! ただ揚げているだけなのに……なんて神々しい光景!」
「うん、そろそろいいかな?」
頃合いを見計らった私は油切り皿を取り出すと、小松さんも鍋から天ぷらを取り出した。
「光る天ぷら!」
「ヤッベ! なんだこれ!?」
揚げたあとでも天ぷらは光輝いていて、トリコも驚いているしサニーは目尻に涙を浮かべている。
「初めて見たぞ、こんなの! こ、香ばしい~! こいつはなんとしても熱い内に食いてぇ! よし、小松、瑞貴! 一人三匹ずつ揚げるんだ! すぐに食うぞ!」
「はい!」
「うん!」
――それから私と小松さんは調理を進めていき、ついに全部のサンサングラミーを揚げ終えたんだけど……。
「よっしゃ! 調理完了!」
「ものっそい綺麗な……!」
「キラキラだ……!」
「いや、油が――」
「「うまそうな天ぷら!」」
「「油が綺麗なの/んです!」」
「「へっ?」」
トリコとサニーは目の前の天ぷらに感動しているけど、小松さんと私は調理したあとの油に注目していたんだよ。
「油?」
「油が全く汚れていないんです!」
「野菜ならまだわかるんだけど、魚を揚げてこの透明度……まるで無限に使えそうな油だよ!」
「スゲェな、小松、瑞貴。新しい天然食料油の発見だぜ!」
「「えっ?」」
サンサングラミーにほとんど無我夢中だったんだけど、知らない内に新種の発見者になってしまったってこと?
「よし! モルス山脈から採れた油だから『モルス油』と名付けよう!」
「てか、なんでお前が名付けてんだよ。しかもモルス油って安易過ぎ!」
「いいじゃねぇか! ンなことよりほら、冷めちまうから食おうぜ!」
「おっと、そうだった! じゃあ料理はできたし、あとは『シチュエーション』だ!」
「えっ?」
「シチュエーション?」
「クイン!」
〈シェアァァアアア!〉
サニーの提案に私と小松さんが不思議に思うと、すぐにクインを呼び出した。すると私たちのそばに来たクインは舌で小松さんの体を巻きついて頭に乗せ、私たちは自主的にクインの頭に乗る。