直観料理! ##NAME1##と小松とサンサングラミー!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「トリコー! サニー!」
「トリコさーん! サニーさーん!」
「「おおっ!」」
……今度はハッキリと二人の声が聞こえたので、トリコもサニーも顔をほころばす。そうして声が大きくなるにつれて、こちらに駆け寄ってくる瑞貴と小松の姿も見えてきた。
「ごめん! だいぶ待たせたね!」
「サンサングラミー捕れましたよー!」
「瑞貴! 小松!」
「マジか!? でかしたぞ!」
私たちはそれぞれサンサングラミーを入れたグルメケースを持っていたので、それをトリコとサニーに見せる。
「こいつがサンサングラミー!」
「はい!」
「スッゴい発光だ!」
「これは、ノッキング……?」
「うん。ノッキングしたままだから発光し続けてるの」
洞窟の出入口とはいえずいぶん明るくなっているのに、サンサングラミーの黄金色の輝きは全然外の光に負けていない。サニーも身を屈めて観察しているよ。
「洞窟の奥であったことを話したいけど、今はまずサンサングラミーの実食が先だね!」
「トリコさん、サニーさん、早く戻って食べましょうよ!」
「ああ!」
「って! だからどうやってこっから出るんだよ!?」
「あー、そうだった……」
「えっ? 出られないって……?」
「あっ、なるほど……」
サンサングラミー捕獲できたことに浮かれて忘れてたけど、周りを見れば崩れた岩と流れる滝の水……岩で出口が完全に塞がれている。
「そんな~……なんとかならないんですか?」
「激流乱舞で岩を崩しても、守護壁が保(モ)たないからな……――ん?」
〈シェアァァアアア〉
「ぎゃあぁぁあああ!」
どうするべきかと悩んでいたら、小松さんのうしろから滝の外にいるはずのクインが顔を出して来た。何故ここにいるのかと私とトリコは思わず声を上げた。
「クイン!」
「どうやってここへ!?」
「あっ……岩の隙間からか!」
サニーがクインの胴体に乗って理由を調べると、もう一度私たちの元へ戻ってきた。
「そうか、崩れた山の隙間を抜けて来たのか! 恐らく、山が水の威力を拡散させてくれてる!」
「ん?」
「クインの口の中に入れば、そのまま戻れるぞ!」
「ホント!?」
クインが口を開けると最初にサニー、続いてトリコ、そして私と小松さんの順で口の中に入った。そしてクインも全員が入ったのを確認すると口を閉じて体を動かす。
「よっしゃ! 急いで戻るぜ! サンサングラミーの実食だ!」
――もう外は夕方なので空は茜色になっている。デスフォールから離れた岩山にクインは私たちを降ろしてくれた。
「でかしたクイン!」
「はい。クインちゃんのおかげで助かりましたね~……」
「助けが来るまであのままかと思ったよ……」
「ありがとよ!」
〈シェアァァアアア!〉
クインがいなかったら私たちはこんなに早く脱出できなかっただろう。未熟のまま神獣の力はできるだけ使いたくないからね。
「トリコさーん! サニーさーん!」
「「おおっ!」」
……今度はハッキリと二人の声が聞こえたので、トリコもサニーも顔をほころばす。そうして声が大きくなるにつれて、こちらに駆け寄ってくる瑞貴と小松の姿も見えてきた。
「ごめん! だいぶ待たせたね!」
「サンサングラミー捕れましたよー!」
「瑞貴! 小松!」
「マジか!? でかしたぞ!」
私たちはそれぞれサンサングラミーを入れたグルメケースを持っていたので、それをトリコとサニーに見せる。
「こいつがサンサングラミー!」
「はい!」
「スッゴい発光だ!」
「これは、ノッキング……?」
「うん。ノッキングしたままだから発光し続けてるの」
洞窟の出入口とはいえずいぶん明るくなっているのに、サンサングラミーの黄金色の輝きは全然外の光に負けていない。サニーも身を屈めて観察しているよ。
「洞窟の奥であったことを話したいけど、今はまずサンサングラミーの実食が先だね!」
「トリコさん、サニーさん、早く戻って食べましょうよ!」
「ああ!」
「って! だからどうやってこっから出るんだよ!?」
「あー、そうだった……」
「えっ? 出られないって……?」
「あっ、なるほど……」
サンサングラミー捕獲できたことに浮かれて忘れてたけど、周りを見れば崩れた岩と流れる滝の水……岩で出口が完全に塞がれている。
「そんな~……なんとかならないんですか?」
「激流乱舞で岩を崩しても、守護壁が保(モ)たないからな……――ん?」
〈シェアァァアアア〉
「ぎゃあぁぁあああ!」
どうするべきかと悩んでいたら、小松さんのうしろから滝の外にいるはずのクインが顔を出して来た。何故ここにいるのかと私とトリコは思わず声を上げた。
「クイン!」
「どうやってここへ!?」
「あっ……岩の隙間からか!」
サニーがクインの胴体に乗って理由を調べると、もう一度私たちの元へ戻ってきた。
「そうか、崩れた山の隙間を抜けて来たのか! 恐らく、山が水の威力を拡散させてくれてる!」
「ん?」
「クインの口の中に入れば、そのまま戻れるぞ!」
「ホント!?」
クインが口を開けると最初にサニー、続いてトリコ、そして私と小松さんの順で口の中に入った。そしてクインも全員が入ったのを確認すると口を閉じて体を動かす。
「よっしゃ! 急いで戻るぜ! サンサングラミーの実食だ!」
――もう外は夕方なので空は茜色になっている。デスフォールから離れた岩山にクインは私たちを降ろしてくれた。
「でかしたクイン!」
「はい。クインちゃんのおかげで助かりましたね~……」
「助けが来るまであのままかと思ったよ……」
「ありがとよ!」
〈シェアァァアアア!〉
クインがいなかったら私たちはこんなに早く脱出できなかっただろう。未熟のまま神獣の力はできるだけ使いたくないからね。