合体30倍! 36連ツイン釘パンチ!
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別の洞窟の入口に出てしまったり、何度も道を間違えてしまったけど、確実にサンサングラミーの元へ進んでる……そんな気がした。これも直観なのかな?
ズルッ!
「ぎゃー!」
「小松さん!」
段差に足を踏み外してしまった小松さんが転がり落ちてしまった。そんなに距離はないからすぐに追いつくことができたけどね。
「アイテテ……」
「大丈夫?」
「はい……――ん? ぎゃー!」
「それ、小松さんの影だって」
「あっ……」
壁に映った大きな自分の影で小松さんはびっくりしていたけど……今ここにメルクの星屑は出していないし、私も灯火を発動していない。なら、この影ができるほどの光はどこから?
パアッ――……。
「ん? ここから光が……?」
「瑞貴さん?」
壁の隙間から強い光が放たれていたのを見て、私はゆっくりとその場所に近づくと小松さんもあとに続いた。
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「食運は単純じゃない。俺たちの体力が尽きたことと、わずかだが体力が残った瑞貴が小松と向かったことは、偶然じゃねぇ気がする」
「ん?」
「まっ、直観だがな」
……もし直観がなくても、トリコは瑞貴と小松がサンサングラミーを捕獲して帰って来ると信じている。二人ならきっとやれると、これまでの旅から実感しているのだ。
☆☆☆☆☆
まず私が先に抜けて危険がないことを確認すると、小松さんも出てきた。そして奥から続く光に導かれるように進んで行く。
「瑞貴さん、ここは……?」
「わからないけど……でも、なんだかいいことが起こりそうな気がする」
「僕も、そんな感じがします」
私たちは笑い合った。いいことが起こるっていうのも、私の直観だけどね。