合体30倍! 36連ツイン釘パンチ!
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「そら来たぞ! さっそくデスフォールが砕いた山を押し返してきた! 洞窟へ急げ!」
「グッ……!」
「「トリコ/さん!?」」
これからってときにトリコが片膝を着いてしまった。
「ダメだ……技を使い過ぎた……! 体力がもう残ってねぇ……!」
「だらしねぇ奴だな! 体力なんざ俺(レ)だってとっくに残っちゃねーし!」
「私に任せて! 風舞!!」
二人と違って私は滝の水を利用したから、まだ幾分か体力が残っている。そのために風舞で全員を浮かせると一気に洞窟の中へと入った。少しでも遅かったら大岩の下敷きになっていただろう。
さすがに洞窟の中までは水が来ていないし、近くに猛獣の気配もないから休むこともできるね。
「フゥ……。間一髪…間に合ったな……クッ!」
「サニー!」
急に倒れ掛かったサニーをとっさに私は受け止めると、トリコの背から降りた小松さんもトリコもサニーの様子に気づいた。
「サニーさん!?」
「大丈夫か、サニー?」
「俺(レ)としたことが……! ダミだ! 俺も体力、もうねーわ! ツイン釘パンチ……ンな強烈なモン跳ね返したの初だしよ……。山を崩すことはできたが……エネルギーを使い果たしちまった……」
「俺もだ……。エネルギーの上限を上げたつもりだったが…もうカラだ……一歩も動けねぇ……」
「さすがに私も体力がギリギリしか残ってないね……。技の連続の上に、高速で風舞を使ったんだもの……。歩けるのがやっとだね……」
(トリコさん……サニーさん……瑞貴さん……! みなさんが全力を尽くしてデスフォールを攻略した……そして、やっとここまで来た……! ここからは……ここからは、僕が!)
……サニーとトリコと瑞貴がデスフォールを攻略した中、小松は三人を見て何かを思いながら決心する。
「おい、小松」
「…………」
「小松さん?」
「えっ? あっ、はい!」
「なんか食いモンねぇか? 俺ら二人なんか食わねぇとダメだ……」
「食べ物ですか? ありますよ……――極上のモノが!」
「「「ん?」」」
「サンサングラミーです! 待っててください! すぐに用意しますんで!」
「えっ!?」
「松、お前(マ)!」
「みなさんは休んでてください! ここからは僕の仕事です!」
「待って、小松さん! 私も行く!」
私はまだ比較的に動けるほうだから、慌てて小松さんのあとを追って行った。
「瑞貴、お前まで!? ちょ、待て!」
「サニー!」
……髪を広げて引き戻そうとするサニーを、トリコは両手を出して制した。しかしその行動はサニーにとって理解不能だ。
「何すんだ、トリコ! 正気か!? 二人で行かすなんて! 中は恐らく迷宮みたいになってるぞ! お前(マ)、それでも松のコンビかよ!? 瑞貴だってフラフラだ! 万が一猛獣に出会ったら戦えるわけねーだろ!」
「洞窟の奥から特に獣の匂いはしねぇ。たぶん、大丈夫だ」
「いったいなんで、ンなことわかんだ!?」
「直観、だろうが!」
「あ?」
「グッ……!」
「「トリコ/さん!?」」
これからってときにトリコが片膝を着いてしまった。
「ダメだ……技を使い過ぎた……! 体力がもう残ってねぇ……!」
「だらしねぇ奴だな! 体力なんざ俺(レ)だってとっくに残っちゃねーし!」
「私に任せて! 風舞!!」
二人と違って私は滝の水を利用したから、まだ幾分か体力が残っている。そのために風舞で全員を浮かせると一気に洞窟の中へと入った。少しでも遅かったら大岩の下敷きになっていただろう。
さすがに洞窟の中までは水が来ていないし、近くに猛獣の気配もないから休むこともできるね。
「フゥ……。間一髪…間に合ったな……クッ!」
「サニー!」
急に倒れ掛かったサニーをとっさに私は受け止めると、トリコの背から降りた小松さんもトリコもサニーの様子に気づいた。
「サニーさん!?」
「大丈夫か、サニー?」
「俺(レ)としたことが……! ダミだ! 俺も体力、もうねーわ! ツイン釘パンチ……ンな強烈なモン跳ね返したの初だしよ……。山を崩すことはできたが……エネルギーを使い果たしちまった……」
「俺もだ……。エネルギーの上限を上げたつもりだったが…もうカラだ……一歩も動けねぇ……」
「さすがに私も体力がギリギリしか残ってないね……。技の連続の上に、高速で風舞を使ったんだもの……。歩けるのがやっとだね……」
(トリコさん……サニーさん……瑞貴さん……! みなさんが全力を尽くしてデスフォールを攻略した……そして、やっとここまで来た……! ここからは……ここからは、僕が!)
……サニーとトリコと瑞貴がデスフォールを攻略した中、小松は三人を見て何かを思いながら決心する。
「おい、小松」
「…………」
「小松さん?」
「えっ? あっ、はい!」
「なんか食いモンねぇか? 俺ら二人なんか食わねぇとダメだ……」
「食べ物ですか? ありますよ……――極上のモノが!」
「「「ん?」」」
「サンサングラミーです! 待っててください! すぐに用意しますんで!」
「えっ!?」
「松、お前(マ)!」
「みなさんは休んでてください! ここからは僕の仕事です!」
「待って、小松さん! 私も行く!」
私はまだ比較的に動けるほうだから、慌てて小松さんのあとを追って行った。
「瑞貴、お前まで!? ちょ、待て!」
「サニー!」
……髪を広げて引き戻そうとするサニーを、トリコは両手を出して制した。しかしその行動はサニーにとって理解不能だ。
「何すんだ、トリコ! 正気か!? 二人で行かすなんて! 中は恐らく迷宮みたいになってるぞ! お前(マ)、それでも松のコンビかよ!? 瑞貴だってフラフラだ! 万が一猛獣に出会ったら戦えるわけねーだろ!」
「洞窟の奥から特に獣の匂いはしねぇ。たぶん、大丈夫だ」
「いったいなんで、ンなことわかんだ!?」
「直観、だろうが!」
「あ?」