合体30倍! 36連ツイン釘パンチ!
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……IGO会長・一龍から依頼された食材は残り四つ。トリコと瑞貴たちはサンサングラミーを捕獲するためモルス山脈の麓にあるデスフォールの滝の中の洞窟を目指す。
トリコと瑞貴たちはサニーの修業の成果を目の当たりにする。サニーはグルメ番長・愚衛門の元で直観を信じて動く強さを身に付けていた。
「んじゃその直観、俺も信じよう」
「ハァ?」
するとトリコは目を閉じてリラックスした状態になると、体の力が集まるかのように筋肉が増幅し始める。
「ハアアァァアアア……! 18…プラス18……!」
「お前!」
「まさか、トリコ!」
トリコが釘パンチやアイスピック釘パンチを撃つのはいつも片腕であり、それを両腕に溜めているのだ。
「くらえ! 36連…ツイン釘パンチ!!」
☆☆☆☆☆
トリコが両腕で釘パンチを放つと、足場が揺れるほどの反動が起こった。その衝撃は足場だけでなく滝の表面を貫いてしまうほどだ。
「やったぁ! 貫いたぞ!」
「スゲェ威力! これ、なんかスンゲくね!?」
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「トリコ! 大丈夫!?」
「ああ……。だが、やっぱりかなりの負担が腕に来るな……。恐らく100万キロカロリーは消費しただろう……。レッグナイフやレッグフォークの倍はある……。当然連射はムリだ……!」
「トリコさん……」
行き当たりばったりと言っても過言じゃないのに、こんな大技を滝を貫くという結果で見せつけられた……――私も、負けていられない!
(トリコ……俺がかなりの時間をかけて身に付けた直観力を見ただけで会得したのか。スゲェ男だ……。いや、トリコはとっくに莫大な数の戦闘経験を積んでた。もともとあった直観力を素直に信じて、体を委ねただけと考えるべきか。トリコの成長を支えるモノ、それは――美食屋としての圧倒的センス! ちと、嫉妬しちまうな)
……トリコの成長を見て、やる気に満ちる者と嫉妬する者と別れた。しかし、どちらも『トリコを恐れる』ということは頭にない。
通常、天才と呼ばれる者や呼ばれてもおかしくない実力を持つ者を見ると、自分の実力のなさに悔やむどころか『あきらめ』が起こってしまう。それを全て『相手は天才、自分とは違う』と言い訳しがちな物だ。もちろんそう考えるのは悪いことではないし、むしろ当然である。だが、自分の実力をレベルアップするためのバネにすることは難しい。
「さあ、今の内です。急いで進みましょう!」
「ああ」
トリコが作ってくれた道をムダにしないためにも、小松さんに促されてサニーはヘアラフトを進めた。
「っ!」
「どうした? サニー」
「なんだ、クイン?」
「クインの声がするの?」
でもトリコや私にはなんにも聞こえなかった。むしろ滝の音がうるさいから外の音がしないんだけど。
トリコと瑞貴たちはサニーの修業の成果を目の当たりにする。サニーはグルメ番長・愚衛門の元で直観を信じて動く強さを身に付けていた。
「んじゃその直観、俺も信じよう」
「ハァ?」
するとトリコは目を閉じてリラックスした状態になると、体の力が集まるかのように筋肉が増幅し始める。
「ハアアァァアアア……! 18…プラス18……!」
「お前!」
「まさか、トリコ!」
トリコが釘パンチやアイスピック釘パンチを撃つのはいつも片腕であり、それを両腕に溜めているのだ。
「くらえ! 36連…ツイン釘パンチ!!」
☆☆☆☆☆
トリコが両腕で釘パンチを放つと、足場が揺れるほどの反動が起こった。その衝撃は足場だけでなく滝の表面を貫いてしまうほどだ。
「やったぁ! 貫いたぞ!」
「スゲェ威力! これ、なんかスンゲくね!?」
「ハァ……ハァ……ハァ……」
「トリコ! 大丈夫!?」
「ああ……。だが、やっぱりかなりの負担が腕に来るな……。恐らく100万キロカロリーは消費しただろう……。レッグナイフやレッグフォークの倍はある……。当然連射はムリだ……!」
「トリコさん……」
行き当たりばったりと言っても過言じゃないのに、こんな大技を滝を貫くという結果で見せつけられた……――私も、負けていられない!
(トリコ……俺がかなりの時間をかけて身に付けた直観力を見ただけで会得したのか。スゲェ男だ……。いや、トリコはとっくに莫大な数の戦闘経験を積んでた。もともとあった直観力を素直に信じて、体を委ねただけと考えるべきか。トリコの成長を支えるモノ、それは――美食屋としての圧倒的センス! ちと、嫉妬しちまうな)
……トリコの成長を見て、やる気に満ちる者と嫉妬する者と別れた。しかし、どちらも『トリコを恐れる』ということは頭にない。
通常、天才と呼ばれる者や呼ばれてもおかしくない実力を持つ者を見ると、自分の実力のなさに悔やむどころか『あきらめ』が起こってしまう。それを全て『相手は天才、自分とは違う』と言い訳しがちな物だ。もちろんそう考えるのは悪いことではないし、むしろ当然である。だが、自分の実力をレベルアップするためのバネにすることは難しい。
「さあ、今の内です。急いで進みましょう!」
「ああ」
トリコが作ってくれた道をムダにしないためにも、小松さんに促されてサニーはヘアラフトを進めた。
「っ!」
「どうした? サニー」
「なんだ、クイン?」
「クインの声がするの?」
でもトリコや私にはなんにも聞こえなかった。むしろ滝の音がうるさいから外の音がしないんだけど。