サニーの新技! 華麗なる修業の成果!
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「うわー! 来ましたよー!」
「岩やら流木やらたくさん来る!」
「さあ、いくぜ! これが俺の修業の成果! くらえ、5倍スーパーフライ返し!!」
髪を大きく広げたサニーが、新技・スーパーフライ返しで大岩や流木や猛獣が含まれた滝を一気に押し返した。
「ス、スゲェ!」
「ウ~ヒョ~!」
「なんて威力なの!?」
「フッ。さすがに厚さ1キロまであると洞窟が見えるまでとはいかねぇが……だが、これで少しは前進できる!」
「サニーってばスゴ過ぎるよ!」
「渋いです! 渋過ぎます!」
「ビューティーと言え、ビューティーと」
「スーパーフライ返し……これがお前の修業の成果か!」
「まあな」
予想以上の成長に私たちは感動せずにいられない。サニーってばグルメ馬車で別れてから三途の道に行って、どんだけスゴい修業をしてたんだろう?
そして押し返されている間に先に進んでも、サニーが髪誘導(ヘアリード)してくれるおかげで水飛沫が当たることがほとんどない。
「滝の力は一定じゃねぇ。跳ね返すには相当な集中力が必要なはず。それを何倍にもして返すとは……何も考えずにリラックスしたまま、よくそれができるじゃねぇか」
「『直観』でな」
「直観?」
「直観って……直接に対象の全体や本質を見抜く、あの直観のこと?」
「ああ。直観だ!」
☆☆☆☆☆
……グルメ界の生物・ヘラクレスドラゴンを倒したことによって、サニーは愚衛門の実力を認め相手になってもらうよう頼んだ。そして実際戦ってみるも、先ほどから吹っ飛ばされているのは自分である。
『ぐわあっ!』
『…………』
『ハァ…ハァ…ハァ……クッ! ンで、あんなボーッとしたままで!?』
『ボー……』
『まるで、俺の攻撃が全て読まれているような……!』
傷だらけのサニーに対し愚衛門は相変わらずボーッとしたままで、この戦闘における傷は一切付いていない。
『感覚神経の通った触覚を操るか。一本一本がまるで手の触覚機能となんら変わらんクオリティ……二本の腕を操るのさえ精一杯なのに、お前の触覚は数万という腕を自在に扱うようなモノ。まさにアッパレな集中力と言える』
『チッ!』
『だが、その集中力が問題なんだな』
『何っ!? 俺は昨日今日、箸が持てるようになったお子ちゃまじゃねーし! 触覚を動かしながらも神経はちゃんと敵に向いてるぞ!?』
『敵に神経を向ける……またそこが、アマチュアたる理由だな』
『何っ!?』
『考え過ぎなんだよ、お前は。まっ、今はそれを何度も繰り返し訓練するしかねぇか』
『誰がアマチュアだって!?』
言いたい放題言われて頭に来たのか、サニーは立ち上がって愚衛門と距離を縮める。愚衛門と言えばまたボーッとするようになった。
「岩やら流木やらたくさん来る!」
「さあ、いくぜ! これが俺の修業の成果! くらえ、5倍スーパーフライ返し!!」
髪を大きく広げたサニーが、新技・スーパーフライ返しで大岩や流木や猛獣が含まれた滝を一気に押し返した。
「ス、スゲェ!」
「ウ~ヒョ~!」
「なんて威力なの!?」
「フッ。さすがに厚さ1キロまであると洞窟が見えるまでとはいかねぇが……だが、これで少しは前進できる!」
「サニーってばスゴ過ぎるよ!」
「渋いです! 渋過ぎます!」
「ビューティーと言え、ビューティーと」
「スーパーフライ返し……これがお前の修業の成果か!」
「まあな」
予想以上の成長に私たちは感動せずにいられない。サニーってばグルメ馬車で別れてから三途の道に行って、どんだけスゴい修業をしてたんだろう?
そして押し返されている間に先に進んでも、サニーが髪誘導(ヘアリード)してくれるおかげで水飛沫が当たることがほとんどない。
「滝の力は一定じゃねぇ。跳ね返すには相当な集中力が必要なはず。それを何倍にもして返すとは……何も考えずにリラックスしたまま、よくそれができるじゃねぇか」
「『直観』でな」
「直観?」
「直観って……直接に対象の全体や本質を見抜く、あの直観のこと?」
「ああ。直観だ!」
☆☆☆☆☆
……グルメ界の生物・ヘラクレスドラゴンを倒したことによって、サニーは愚衛門の実力を認め相手になってもらうよう頼んだ。そして実際戦ってみるも、先ほどから吹っ飛ばされているのは自分である。
『ぐわあっ!』
『…………』
『ハァ…ハァ…ハァ……クッ! ンで、あんなボーッとしたままで!?』
『ボー……』
『まるで、俺の攻撃が全て読まれているような……!』
傷だらけのサニーに対し愚衛門は相変わらずボーッとしたままで、この戦闘における傷は一切付いていない。
『感覚神経の通った触覚を操るか。一本一本がまるで手の触覚機能となんら変わらんクオリティ……二本の腕を操るのさえ精一杯なのに、お前の触覚は数万という腕を自在に扱うようなモノ。まさにアッパレな集中力と言える』
『チッ!』
『だが、その集中力が問題なんだな』
『何っ!? 俺は昨日今日、箸が持てるようになったお子ちゃまじゃねーし! 触覚を動かしながらも神経はちゃんと敵に向いてるぞ!?』
『敵に神経を向ける……またそこが、アマチュアたる理由だな』
『何っ!?』
『考え過ぎなんだよ、お前は。まっ、今はそれを何度も繰り返し訓練するしかねぇか』
『誰がアマチュアだって!?』
言いたい放題言われて頭に来たのか、サニーは立ち上がって愚衛門と距離を縮める。愚衛門と言えばまたボーッとするようになった。